昨年の夏、ある程度手持ちの書籍を裁断とスキャンをし終えて、本棚がすっきりしたと思っていたのでした。
しかし、秋から冬にかけて油断したのか、気づいたら100冊ほど書籍が増え、本棚のすっきり感が損なわれてしまう事態に。
というわけで、近々再度、電子書籍自炊をしようと考えています。
そんな管理人が最近ちょっと気になって購入したのがこちら。
製本テープと呼ばれるものです。
管理人は処分価格だったのかお得に購入ができ、一先ずのお試し用途には嬉しいお買い物でした。
ちなみに、アマゾンさんでは同じものが送料込みで500円台、在庫ありで販売されています。
ニチバン 製本テープ・コン・3.5×10m BK-35
簡単に説明すると、製本テープとは、複数のノートを束ねたり、ホチキス止めされた薄い冊子をまとめたりする用途に使われる、やや特殊な文房具です。
こんな感じで背表紙に貼りつけて使います。
では、この製本テープを、裁断済みの本の再生に使えないかというのが今回の記事です。
結論から言うと、管理人が実際に試した限りでは使えます。少なくとも閲覧用途には十分。
外見も、このような形で外から製本テープが見えてしまいますが、カバー付きの本なら問題無し。ページめくりもなかなかスムーズでストレスを感じさせるというものではありません。
ポイントは、一枚一枚のページと製本テープを密着させるために背表紙側から力を加えて押し付けること。
これを実行するとかなり安定感が高まるのでおすすめ。
ただ、良いところばかりかというと、そうでもありません。
電子書籍化にかけるプラスアルファの手間として考えると、すべての書籍への実施はちょっと疑問です。
というのも、裁断したあとの書籍は、ノートなどと違ってバラバラになりやすく、きっちり束ねた状態で製本テープでまとめるのはなかなか大変だから。
これは管理人が処理したもので一番失敗したと思った一冊の写真ですが、よく見てみるとページ自体が、わずかにずれた状態で貼り付けられているため、ページをめくっていても、スムーズに読み進めるのが難しくなります。
これを防ぐにはきっちり細部にまで注意しながらじっくり作業するしかありません。一冊、2冊程度ならなんとも無いでしょうが、数十冊単位となると、少なくとも管理人は現実的じゃない処理かなと思ってしまいます。
そうはいっても、スキャンしたとは言え、オリジナルの書籍を保存しておきたいというようなお気に入りの書籍にのみ、利用するなら問題はないと言えます。
ただ、製本テープで本を修復すると、せっかく本を電子書籍化して、居住スペースを増やすという目的は停滞するわけで、どの程度の冊数まで製本テープを使うかは大事な判断です。
少なくとも、管理人が製本テープで再生させた書籍を手にとった機会は殆どと言っていいほどなく、電子書籍データの方にばかり手が伸びました。
やはり、書籍に関わらずですが、アクセスまでの手間の少なさは大事なんですよね。
そうはいっても、製本テープがあるのと無いのでは、裁断書籍復活の選択肢を得られるので、書籍自炊を行う方はひとつくらい持っておいたほうが、お守りがわりにもいいかも。
選択の自由が手元にあることで、確かにちょっと安心できますからね。
関連商品参考リンク:
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