2017年4月30日日曜日

ヒルトン・オナーズポイントの最新機能、家族や友人への無料ポイント譲渡を試してみた


管理人宅がメインのホテルグループとして愛用しているヒルトンさんで大きなルール変更が最近行なわれました。

それがポイントの共有や譲渡といった使い道の改善です。

具体的には2017年4月から家族や友人などを対象に手数料負担なしに、10人までの他の会員とポイントを共有したり、譲渡することが可能になります。

ちなみに、これまでも提供されてきた譲渡機能を利用することで、今回の改善実施後と同様の結果は得ることも可能だったのですが、手作業でのポイント計算を行う手間やポイントを譲渡する度に必要になる手数料などの負担もあって、手軽な利用は現実的なものではありませんでした。

しかし、そうした制限がなくなり、家族はもちろん、友人や知人などの第三者ともポイントのやり取りが可能になるため、少ないポイントをいくつかまとめて特典宿泊予約に活かせるなど、活用の幅が広くなるはずです。

特に、ダイヤモンドやゴールドと言ったヒルトンの上級会員の場合、一般会員とは比べて、ポイントでの特典宿泊もかなりお得に活用できますから、ポイントのまとめ方を工夫してお得度を追求するような楽しみも生まれそうですね。

参考リンク:
ヒルトン・オナーズポイントの購入、贈与、プール、譲渡
Points Pooling FAQs(英語)
ヒルトンさんより)


さて、管理人宅では、旅行中などは管理人と管理人の家族の2人で行動することが大半で、ヒルトンやコンラッドと言ったヒルトン系のホテルを予約する時には、滞在数でダイヤモンド会員資格を維持継続中の管理人宅のアカウントを利用しています。

しかし、管理人の家族も、仕事関係などの時に単独でヒルトン系のホテルに宿泊した時のポイントが有効利用されないまま管理人の家族のアカウントに残されていました。

そこで、今回のポイントに関する改善が行われたタイミングで、この管理人の家族のポイントをすべて管理人のアカウントに譲渡することに決定。

そのための手続きを実際に進めてみました。

最初に手続きを行うためにアクセスするのはヒルトンさんのヒルトン・オナーズ公式サイトの購入、贈与、プール、譲渡のページです。

 参考リンク:
ヒルトン・オナーズポイントの購入、贈与、プール、譲渡
BUY, GIFT, POOL & TRANSFER(英語)
ヒルトンさんより) 


そこから譲渡(TRANSFER)のリンクをクリックすると、サインイン画面に移行します。

もちろん、今回のケースでは、管理人の家族のポイントを管理人に譲渡するわけですから、サインインを行うのはポイントを贈る側の管理人の家族。

サインイン完了後は、譲渡したいポイント数を選択肢から選びます。

ちなみに、譲渡で選べるポイント数は1,000ポイント単位になっていて、それ以下のポイントも全ポイントを譲渡することは不可。

そのため、1ポイントも残さず、すべてのポイントを無駄なく譲渡というわけにはいきません。


その1,000ポイント単位で譲渡するポイント数を選んだ後は、贈る相手のヒルトン・オナーズの会員情報を入力していきます。

具体的には、氏名、会員番号、メールアドレスの3点のみ。

家族だけではなく、友人や知人もポイントの共有や譲渡の対象になっているため、これだけのシンプルな情報でも問題はないのかもしれません。


もちろん、2017年4月の改善後の譲渡は手数料不要で可能。

上の手続き途中の画像でも、今回の譲渡では手数料が無料という内容がしっかり表示されています。



ただし、全くの制限無しでポイントの譲渡が可能になっているわけでもなく、譲渡可能なポイント数はもちろん、受け取ることのできるポイント数、さらには、1暦年間の譲渡可能回数もしっかり掲載されていました。

そのため、無制限に少ないポイント数から何回でも交換目的で利用できるサービスというわけではありません。


ちなみに、気になる手続完了からポイント譲渡が反映されるまでの時間ですが、なんと即時。

実際に、手続き完了後すぐに管理人のアカウントを確認してみると、指定したポイント数のポイントがしっかりすぐに加算されていました。

そのため、お得な予約チャンスに遭遇して、急いで予約手続きを完了したい時などにも活躍してくれそうなサービスですね。


一方で、ポイントの譲渡が即時反映となると気になるのはセキュリティ面。

しかし、ヒルトン・オナーズのパスワードは大文字と小文字のアルファベットや数字の組み合わせが必要な比較的強固なもので、譲渡手続き完了後には、自動的に譲渡手続き完了を知らせる案内メールが登録しているアドレス宛に届きますから、実際の利用では気にするほど心配なものではないと管理人自身は判断しました。





2017年4月29日土曜日

コンラッドバンコク ラウンジの朝食、アフタヌーンティー、カクテルタイムのサービス内容はどんなものなのか


2017年3月は1ヶ月間の期間限定でJALファーストクラスが東京-バンコク間で運航されたため、管理人宅では、管理人と管理人の家族、そして親類夫妻の4人でファーストクラスを特典航空券で予約し、ファーストクラスで行くバンコク旅行を楽しんできました。

そのバンコクでの滞在で宿泊したのはコンラッドバンコクさんです。

ちなみに、管理人宅も親類夫妻宅でもそれぞれヒルトンの上級会員資格でダイヤモンドを維持している関係で、エグゼクティブラウンジへのアクセスは保証されているため、予約したのは最安のツインベッドルーム。

しかし、最終的にはそれぞれ最安価格からのスイートへのアップグレードが実現し、とても快適な滞在になりました。

管理人作成の関連記事:
コンラッドバンコク 2ツインベッドスイート宿泊記(最安価格からのヒルトンダイヤモンド会員向け4段階分スイートアップグレード)



さて、そんなコンラッドバンコクさんでの滞在で度々利用することになったのが29階にあるエグゼクティブラウンジです。

やはり、2つの家庭がそれぞれ様々なアクティビティを終えた後の待ち合わせ場所としてはもちろん、飲み物や食べ物を自由に楽しみながらとりあえずのんびり過ごせる拠点のような場所としても活躍しました。


ちなみに、ラウンジで提供されているサービスは、
ソフトドリンクとスナック
  • 午前6時から午後11時まで(ラウンジ営業時間の終日)
朝食
  • 平日(月曜日から金曜日):午前6時から午前10時30分まで
  • 休日(土曜日、日曜日、祝日):午前6時から午前11時まで
アフタヌーンティー
  • 午後2時30分から午後4時30分
カクテルタイム
  • 午後5時30分から午後7時30分
といった内容。


まず、朝食やアフタヌーンティー、カクテルタイム以外の時間にはソフトドリンク簡単なスナック類が提供されています。


具体的には、簡単なクッキーなどに加え、朝食で提供されていたクロワッサンなどのパンもなくなったら補充無しで終わりの数量限定(?)で用意されています。


 それ以外にも豊富な種類のお茶も用意されていて自由に飲めるのですが、基本的にラウンジスタッフの方がおかわりも含め、飲み物のオーダーを頻繁に確認してくれるため、実際に利用する機会はあまりないかもしれません。


ちなみに、ソフトドリンクとスナック類のみが用意されている時間帯のラウンジは人気がないのか、訪れる人が極端に少なく、静かな状態のラウンジは管理人のお気に入りでした。

ほとんど貸切状態ですから、集中してゆったりと本を読んだり、同行者とのんびりおしゃべりを楽しむにはぴったりです。

次に、朝食の時間帯。

この時間帯は、2階のメインレストランCafe@2と29階のラウンジのどちらで朝食を楽しむのか、分散するためか、アフタヌーンティーやカクテルタイムと比べると、それほど混み合うわけではありません。


しかも、ゆったりとしたラウンジのスペースを活用し、メインレストランにかなり近い品数を用意しているのにはなかなか驚きました。


ホットミールの種類も充実。


さらに、好みに応じて目の前で卵料理をオーダーできるエッグステーションもラウンジ内に用意されていました。

ただし、メインレストランで提供されていたフォーなどの麺類の提供は行なわれていませんでしたから、卵料理以外の作りたて料理を楽しみたい場合には、2階のメインレストランの利用がおすすめです。


それ以外にも、カットマンゴーなど、一部の料理や食材は何度か補充された後、ラウンジスタッフの方に品切れと案内されるなど、メインレストランとの違いを感じる部分もあるため、使い分けも必要かもしれませんね。

管理人作成の関連記事:
カットフルーツと麺類がおいしく楽しめるコンラッドバンコクのメインレストラン Cafe@2での朝食



ちなみに管理人が特に気に入ったのは、マンゴジュースを含めたフルーツジュース。

この朝食の時にあれこれ試してみて、朝食以外の時間にお気に入りの飲み物をオーダーするようにしていました。


海外旅行中には嬉しいサラダも完備。



中華系のホットミールはそれだけで1つのコーナーが用意されているほどの充実を見せていました。


一方で、パン類はディスプレイこそきれいだったものの、肝心の味は管理人の好みのものではなく、少しだけ残念。

これにはバターの量だったり、その使い方に問題があるのか、いずれのパンもコクがなくあまり軽く感じられ、あっさりしすぎているという印象。

その結果、管理人宅はもちろん、親類夫妻も2個目以降のパンには、積極的に手が伸びることはありませんでした。



続いて、アフタヌーンティー。


スイーツもケーキやスコーンを中心に5種類ほどが日替わりで用意。


アフタヌーンティーとして十分楽しめるものが提供されています。


また、サンドイッチも具材やソースの違いでこってり系の味付けとすっきり系の味付けの2種類が用意され、好みによって選べるのは嬉しいですね。

ただ、このアフタヌーンティーの時間からラウンジ内が次第に混雑し始め、カクテルタイムの開始前までには、景色の良い窓側などの人気のある席から埋まっていくような状況になります。



そして最後はカクテルタイム。

料理自体は開始15分ごろには準備が行なわれるのですが、ラップが剥がされていないままの状態がカクテルタイム開始時刻の午後5時30分まで続きます。


料理や食べ物の内容としてはお酒のおつまみになりそうな味が濃く、塩気の強いものもしっかりと用意されている一方で、通常の夕食としても楽しめるものも想像以上に充実。






具体的には、チャーハンやパスタなどはもちろん、珍しいところではそばなども炭水化物系の料理として登場していて、油断するとラウンジのカクテルタイムだけでお腹いっぱいになってしまいそうです。


それ以外にも、1口サイズの一品料理も数種類提供され、見た目はもちろん、様々な味を手軽に楽しめて気に入りました。

その中には、アフタヌーンティーで残ったのか、いくつかスイーツも用意されていて、ちょっとしたデザートしても楽しめます。


こうして食事が充実していることが理由なのか、ラウンジの営業時間の中でこのカクテルタイムが最も混雑していました。


実際、夕食になってしまうくらいの種類の料理が提供され、アルコールも含めた飲み物が自由に楽しめるなら、腰を据えて長い時間ラウンジで過ごす利用者も多くなってしまいます。

そう考えると、カクテルタイムに混み合ってしまうのは仕方のない部分なのもかもしれませんね。


しかし、ラウンジ内があまりに混雑してしまうと席が用意されず、時間をおいてからまたラウンジを訪れたり、通常のラウンジとはエレベーターホールに対して反対側に用意された拡張スペースを利用したりする必要があります。

管理人作成の関連記事:
混雑時&子供連れ用に開放されるコンラッドバンコク エグゼクティブラウンジの拡張スペースを利用してみた


特に拡張スペースの利用では、料理などを取ってくるために歩かなくてはいけない距離が格段に増えてしまいますから、とても不便でゆったりとカクテルタイムを楽しめません。

コンラッドバンコクさんのラウンジ利用では、このカクテルタイムの混雑だけは要注意。

ゆったりとカクテルタイムを楽しみたい場合には、念のため少し早めにラウンジを訪れておくなどの対策が本当におすすめです。




2017年4月28日金曜日

JALファーストクラス特典航空券 JL34 バンコク・スワンナプーム発 東京・羽田着 (BKK-HND)搭乗記


2017年3月、管理人宅では管理人と管理人の家族、そして親類夫妻の合計4人でJAL国際線ファーストクラスを利用する機会がありました。

本来は東南アジア路線で唯一ファーストクラスが運航されていたジャカルタ線を大人4人で利用する予定が、急遽決定した機材変更によるダウングレードというトラブルに巻き込まれてしまいました。

最終的には、ジャカルタ線の機材変更の影響で1ヶ月間限定でファーストクラスが運航されるバンコク線のファーストクラスを同じメンバーの大人4人で予約を確保できてとても安心したのも今では良い思い出です。

管理人作成の関連記事:
3月26日以降に廃止の可能性ありのJALジャカルタ線ファーストクラスを特典航空券で大人4人分予約してみた理由

JALジャカルタ線ファーストクラスの2017年2月28日からの廃止でビジネスクラスへのダウングレードが決定

JALバンコク線ファーストクラス特典航空券をダウングレードされたジャカルタ線の代わりに予約してみた

JALファーストクラス特典航空券 JL31 東京・羽田発 バンコク・スワンナプーム着 (HND-BKK)搭乗記



そんな復路のファーストクラスでの旅程は、バンコクのスワンナプーム国際空港のRカウンターから始まります。

チェックイン開始時刻は、管理人の利用するJL34も含め、19時からの予定。

参考リンク:
バンコク スワンナプーム国際空港/出入国手続き(空港情報)
JALさんより)



とは言え、スタッフ全員によるゆったりとしたブリーフィングが終了し、カウンター担当のスタッフの方が着席し、実際に利用者がカウンターに呼ばれ始めたのは、予定時刻から10分以上が経過した19時12分ごろ。


このあたりは、午前6時の営業開始時刻にはすぐさま手続きが開始される往路で利用した羽田空港のチェックインカウンターとは大きく異なる部分ですね。

保安検査と出国手続きも往路のタイ入国時と同様に、チェックインカウンターで手渡されるプライオリティレーンを利用できる関係でとても快適。

チェックインカウンターを離れてから10分後には、免税店やラウンジが点在する制限エリアに到着していました。

今回、管理人が利用したラウンジは、プライオリティパスで利用可能なオマーン航空ラウンジとファーストクラス利用者として利用可能なサクララウンジの2つ。

ただし、オマーン航空ラウンジの営業時間は午後8時30分までの制限があったため、サクララウンジの前にこちらを利用することにしました。

管理人作成の関連記事:
リニューアル済みのバンコク・サクララウンジの近くにあるオマーン航空ラウンジをプライオリティパスで利用してみた


スペース自体も十分ゆったりと余裕があるだけではなく、夜の営業終了が近づく直前の時間帯には利用者自体が少ないのか、ほぼ貸切状態でとても快適に利用できました。


ホットミールも中東を感じさせるメニューを中心に数種類を完備。

管理人の場合、パスタやチキンを利用した料理の味付けが優しく、食べやすさからも気に入りました。


また、用意されているスパークリングワインもオーストラリア製のドメーヌ・シャンドンながら、ロゼも加えたシャンドン製の2種類が用意されているのも実質的にビジネスクラスラウンジ相当のラウンジとしては珍しいですね。



こうして短いながらもオマーン航空ラウンジでの時間過ごした後は、2017年3月にリニューアルが完了したバンコクのサクララウンジに移動します。

ファーストクラスと記載された搭乗券を提示して入室。

ちなみに、1ヶ月限定のファーストクラス運航のためか、特にファーストクラス利用者用の席が確保されているわけではありませんでした。


このサクララウンジは、改装によるリニューアルが行われたとは言え、夜の時間帯のラウンジ内の混雑はかなりのもので、料理を取るために並ぶ行列がすごいことになっているのはもちろん、10人以上が予約済みのシャワー利用には1時間以上の時間が必要とのこと。


特に、19時のチェックイン手続き開始以降は、
  • JL34 午後10時台 羽田行き
  • JL728 午後11時台 関西行き JL738 
  • JL738 午前0時台 中部行き 
の3便が集中する時間帯ですから、この利用者がラウンジにだんだん集合するため、ラウンジの利用者数と混雑度合いが増えることはあっても、減るというあまり期待できないはずです。

そのため、少し早めにラウンジを外に出て、搭乗ゲートを訪れることにしました。

ちなみに、バンコクのサクララウンジでもカレーは提供されているのですが、日本のファーストクラスラウンジやサクララウンジで提供されているものとは全くの別物。


特に、スパイスの使い方がかなり荒々しく、管理人だけではなく、管理人の家族も少し苦手でとても残念な印象を感じる結果になってしまいました。



その搭乗ゲートは、ゲート直前の待合室さえ、いつでも自由に立ち入ることはできず、搭乗ゲートの入り口で空港係員や航空会社スタッフによる案内があるまで待つ必要があります。

管理人が利用した時には、ちょうど出発の1時間前にJALさんから地上サービスの委託を受けたタイ国際航空さんのスタッフの方が搭乗ゲートの入り口を開けてくれました。


その入り口から降りた下のフロアには待合室が用意済み。


ただし、バンコク・スワンナプーム発ではファーストクラス利用者を対象にした専用の優先席が用意されていて、往路の羽田空港発の時よりもはっきりとしたファーストクラス利用者への優遇が感じられました。

管理人作成の関連記事:
JAL JMBダイヤモンドやワンワールドエメラルドよりも優先されるファーストクラス優先搭乗はどんなものなのか


さて、JL34は深夜便ということもあって、食事を中心としたサービスは最小限なものになっています。

具体的には、往路は和食と洋食からしっかりとしたこだわりのある細かな部分までメニューを選べるコース料理が楽しめたのですが、復路では到着前に簡単な朝食があるのみ。



管理人作成の関連記事:
JALファーストクラス 東京・羽田ーバンコク・スワンナプーム線 (JL31便&JL34便)機内食

さらに、いつでも注文して利用できるアラカルトメニューも通常の深夜便以外の便に比べて大幅に制限されていますから、残念ながら機内で楽しむ食事に対してはあまり満足度は高いものにはならないはずです。

また、ファーストクラスでも深夜便では、和食と洋食の事前予約すら不可という状況。


とは言え、アラカルトメニューや朝食メニューでも一部往路便と同等の品質が提供されている一品も用意。

管理人としては、深夜便の利用ではその中から好みに応じて注文をして、自分自身でちょっとしたメニューを組み立てながらファーストクラスの食事を楽しむのが気に入っています。

ちなみに、管理人宅がファーストクラスやビジネスクラスを利用する時に楽しみにしている幻の焼酎、森伊蔵の機内販売は、 2017年3月1日以降バンコク線での販売も行なわれています。


タイの場合、日本出発の往路では1人1本までの税関上の制限があるものの、タイ出発で帰国時には、より多くの本数でも購入可能です。

管理人作成の関連記事:
幻の焼酎 森伊蔵をJAL国際線ファーストクラスとビジネスクラスで2本以上の複数本購入するために覚えておきたい販売ルール

JAL羽田バンコク線での森伊蔵機内販売はファーストクラスでも上級会員でも1人2本以上購入できない理由


実際、2本以上の複数本の購入も在庫に余裕がある場合には問題なく受け付けてもらえるなど、これもまたファーストクラス利用者の隠れたメリットの1つとして管理人も気に入っています。




2017年4月27日木曜日

MUFGプラチナアメックス プラチナ・コンシェルジュサービスの意外な限界と制限





海外個人旅行を楽しんでいる管理人宅では、その準備段階の心強い助っ人の1つに、プラチナ・コンシェルジュサービスあります。

このサービスは、管理人がメインのクレジットカードとして愛用しているMUFGプラチナアメックスに無料で付帯しているものなのですが、
  • 日本未発売の商品購入サポート
  • 主要都市のホテルやレストラン予約
  • 各種海外公演のチケット手配
  • 国内と海外のモールやショップの情報案内
  • ギフトの相談と手配
  • 海外旅行向けの一般的な情報の案内
  • 旅のプランニングの手伝い
  • 海外での急病やケガなどの場合の病院や医師の手配
  • 海外での法律問題での弁護士の紹介
  • 海外での電話による簡単な通訳サービス
  • 海外での忘れ物や遺失物、航空会社紛失荷物の捜索
  • 海外での緊急時にメッセージの伝言・保管サービス
といった多種多様な内容のコンシェルジュサービスに対応しているのが特長です。

参考リンク:
プラチナ・コンシェルジュサービス
三菱UFJニコスさんより)


実際、管理人宅でも、
  • 海外の美術館やコンサートのチケット予約&決済
  • スパやレストラン、空港送迎などの予約手続き
  • 初めて訪れる国や都市での交通機関の案内
  • 旅のプランニングのサポート
など、ちょくちょく利用しているほどのお気に入り。

特に、自己責任が基本の海外個人旅行の計画では、オペレーターさんによる第三者からの情報提供やそれに基づく客観的なアドバイスが得られるのはなかなか嬉しいもの。

また、とても高い利便性を持つ一方で、個人情報保護やセキュリティの関係から数あるコンシェルジュサービスの中でも珍しいメールコンシェルジュサービスも提供されているのも、このサービスの優れた特長といえるかもしれません。

管理人作成の関連記事:
MUFGプラチナアメックスの隠れた目玉機能 メールコンシェルジュサービスの魅力と使い方

無料付帯の秘書サービス、プラチナ・コンシェルジュは具体的にはどんな内容が利用できるのか

プラチナカードなのに自分で申し込めるMUFGプラチナのメリットをしっかり活用するためのQ&A


さて、そんなとても頼りになるプラチナ・コンシェルジュサービスにも意外な限界が存在しています。

それが、MUFGプラチナアメックスで決済できない予約手続きは依頼自体を受け付けてもらえないというもの。

具体的には、コンシェルジュサービスを介した電話などでの手続きが可能なサービスの予約だったとしても、その料金支払い時にMUFGプラチナアメックスのカードブランド、アメリカン・エキスプレスが利用できない場合はコンシェルジュサービスの対象外になってしまいます。

ちなみに、アメリカン・エキスプレスブランドが利用できない加盟店で利用するために、MUFGプラチナアメックスにVISAやマスターのブランドのカードを優待料金で追加するデュアルスタイルというサービスも提供されているため、こうした制限も一見回避できるように思えます。

しかし、MUFGプラチナアメックスのプラチナ・コンシェルジュでは、予約時の決済用にカード情報を預かることのできるカードはMUFGプラチナアメックスのみに制限されていて、デュアルスタイルの利用も解決策にはなりません。

参考リンク:
デュアルスタイルのご案内
三菱UFJニコスさんより)


つまり、アメリカン・エキスプレスブランドでの決済に対応していない予約を希望する場合は、MUFGプラチナアメックスのプラチナ・コンシェルジュでは完全に対応不可。

他のコンシェルジュサービスを利用するしかないということですね。


実際、管理人宅の海外個人旅行はヨーロッパを中心に楽しむことが大半なのですが、ヨーロッパでの予約の場合、アメリカが本場のアメリカン・エキスプレスブランドを利用できないことが多いのも要注意。

とは言え、大半の問題なく利用できるケースでは、担当してくれるオペレーターさんに依頼内容を伝えるだけで、数日以内にはすべて様々なリクエストの通りに手続きや案内を行ってくれますから、MUFGプラチナアメックスの大人2人で21,600円の年会費以上の価値を簡単に活用できるはず。

そのため、全体的な満足度はとても高く、今では管理人宅にとってなくてはならないとてもお気に入りのサービスの1つです。



2017年4月26日水曜日

JAL限定 森伊蔵 機内販売対象路線の2017年5月からの変更とその意味


管理人宅がJALさんのファーストクラスやビジネスクラスなどの上級クラスを利用する時に楽しみにしていることの1つが、機内販売での幻の焼酎と呼ばれる森伊蔵の購入です。

この森伊蔵の機内販売は毎年3月1日の販売開始からその年の在庫量が終了するまでの期間限定で行なわれ、ファーストクラスとビジネスクラスの利用者限定で楽しめる名物サービスの1つと言えます。

そんな森伊蔵の販売で気になるお知らせが発表されました。

それが2017年5月1日販売分からの大幅なサービス対象路線の縮小です。

具体的には、森伊蔵の機内販売の案内ページでも、
2017年3月1日から4月30日:
  • 中・長距離路線(欧州線・北米線・ホノルル線・東南アジア線・インド線・オセアニア線)
2017年5月1日から6月30日:
  • ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、フランクフルト、シドニー、ジャカルタ路線
というように、サービスの提供内容も大きく変更されています。

管理人作成の関連記事:
幻の焼酎 森伊蔵の2017年3月1日からJAL国際線での機内販売開始が決定

参考リンク:
国際線機内販売 デジタルカタログ 森伊蔵紹介ページ
ファーストクラス、ビジネスクラスのお客さま限定商品 森伊蔵 販売のお知らせ(毎年販売期間中のみ閲覧可能)
JALさんより)

結果、今回の変更でモスクワ、ヘルシンキ、ボストン、サンディエゴ、ダラス、バンクーバー、ホノルル、バンコク、ハノイ、ホーチミンシティ、シンガポール、クアラルンプール、デリーといった都市を目的地とする路線は残念ながらたった2ヶ月で森伊蔵の機内販売が終了してしまいました。

一度に13路線も販売終了になってしまったのは本当に驚きですね。


よく考えてみると、管理人が2017年3月にファーストクラスで利用した東京-バンコク線でも、3月1日から4月30日までは幸運にも森伊蔵の販売対象期間だったおかげでしっかりと購入できたのですが、一方で5月に旅行していた場合には森伊蔵購入のチャンスは完全に失われていたはず。

管理人作成の関連記事:
幻の焼酎 森伊蔵をJAL国際線ファーストクラスとビジネスクラスで2本以上の複数本購入するために覚えておきたい販売ルール

JAL羽田バンコク線での森伊蔵機内販売はファーストクラスでも上級会員でも1人2本以上購入できない理由


ちなみに、管理人の周囲の情報筋によると、こうした森伊蔵の販売路線は路線ごとの特徴や航空他社のプロモーションなど、経営戦略上の影響も十分あるらしく、意外にも毎年3月1日からの販売開始以上のことは想像以上に流動的との情報でした。


実際、森伊蔵の機内販売が継続された路線を見てみると、
現在もファーストクラスが運航されている路線:
  • ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ロンドン、パリ
直近の冬ダイヤまでファーストクラスが運航されていた路線
  • シドニー、ジャカルタ
以前ファーストクラスが運航されていた路線:
  • フランクフルト
というようになっています。

そのため、いずれの路線もファーストクラスと何かしらの関係があるのはもちろん、ファーストクラスが廃止された今なおファーストクラスラウンジが維持されているフランクフルトや東南アジア路線で最後までファーストクラスが維持されていたジャカルタなど、航空他社との競争力などを考えながら戦略的な要所と言える目的地のみを対象に森伊蔵の機内販売が継続されたと考えるべきなのかもしれませんね。

管理人作成の関連記事:
森伊蔵のJAL機内販売で2本以上の複数購入できる路線と1本しか購入できない路線の見分け方


実は、今回の森伊蔵機内販売の対象路線の縮小の影響を管理人自身も受けてしまいました。


なぜなら、管理人宅でも管理人と管理人の家族2人で楽しむゴールデンウィーク中のシンガポール旅行のために、往復ビジネスクラスでの特典航空券を330日前の予約受付開始のタイミングで確保していたからです。

管理人作成の関連記事:
2017年ゴールデンウィークのJAL国際線特典航空券争奪戦に参加してみた


のんびりとしたシンガポール旅行のおまけで、行きと帰りの両方の合計で少なくとも1人2本の森伊蔵が購入できると考えていただけに、今回の変更によるシンガポール路線での販売終了はとても残念。

とは言え、特典航空券も含めJALさんの発券する国際線の航空券は330日前から予約の受付が開始されますから、急な機材変更によるダウングレードなどと合わせてこうした形での急な変更はリスクとしてあらかじめ考えておいて、実際に起きてしまったら潔くあきらめて忘れるしかないのかもしれませんね。




2017年4月25日火曜日

週末のSPGスターポイントからJALマイルへの交換に必要な日数を調べるために木曜日、金曜日、土曜日の3日連続で手続きしてみた


少し前のことですが、管理人宅ではとある特典航空券を発券するために、一度にかなり多くのJALマイルが必要になり、これまでSPGの口座にスターポイントとしてストックしていたポイントをJALマイルに交換する機会がありました。

その時に試すことにしたのが、 スターポイントからJALマイルへの交換に必要な日数の調査です。

もちろん、これまでの管理人の経験や簡単な実験で、
  • 週の前半の平日に手続き → 通常2日間(約48時間)
  • 週の後半の平日や休日に手続き → 4日間から5日間(約120時間)
という目安のような結果は手元にあります。

管理人作成の関連記事:
SPGポイント(スターポイント)のJALマイルへの交換手続きは何日間の日数(時間)で完了するのか 


しかし、より詳しく交換に必要な日数を調べることは、よりスムーズな特典航空券予約に役立つ情報になるのは間違いありません。

そこで今回は交換までの日数がより多く必要になる週末を含めた時期を重点的に調べてみることに。

その具体的な方法としては、
  • 木曜日、金曜日、土曜日の3回に分けて交換手続きを実施
  • 交換手続きを行う時間は日本時間8時ちょうど
  • 交換手続きの結果としてJALマイルが加算されるまでの日数をチェック
  • チェックするタイミングは12時と24時。
  • それ以外でもチェックできる時にはこまめに加算をチェック
  • 交換ポイント数は5,000マイルのボーナスが追加される20,000ポイントごと
  • 2017年4月20日から22日までの3日間に実施
という形で行いました。


その結果はという言うと、
  • 木曜日8時交換分→金曜日22時には交換完了(38時間必要)
  • 金曜日8時交換分→火曜日12時には交換完了(100時間必要)
  • 土曜日8時交換分→火曜日12時には交換完了(76時間必要)
というもの。

ちなみに、この記事のトップにあったSPGのアカウントや上のJALマイル口座の画像では、日本時間ではなく海外の時間を元にポイント利用が記録されているため、
  • 4月20日木曜日交換分→4月19日水曜日交換扱い
  • 4月21日金曜日交換分→4月20日木曜日交換扱い
  • 4月22日土曜日交換分→4月21日金曜日交換扱い
というように、1日ずつ日付がずれてしまう部分には少し注意が必要です。

つまり、今回の結果から、木曜日の朝に交換手続きが行われたポイントの場合、最短翌日の金曜日の夜にはJALマイルへの交換が完了している一方で、金曜日の朝に交換手続きが行われたものについては、翌日の土曜日交換分と同じタイミングでの加算になるということが分かります。


もちろん、この結果が毎回の交換必要日数に当てはまるものではなく、その時のポイント交換手続きの混雑状況に左右される可能性もあります。

しかし、金曜日交換分は土曜日以降に交換手続きを行った場合と同じ日数が必要になることを前提に覚悟した上で手続きを行う方が、交換完了までの必要日数でがっかりすることなくJALマイルとして活用できるはず。

やはり、段々と消えていくお得な旅程の空席を見守ることしかできない状態で、スターポイントの交換完了を今か今かと期待しながら待つというのはなかなか苦しいものですから。

とは言え、SPGのスターポイントはJALマイルだけではなく、ブリティッシュエアウェイズに交換した上でJAL国内線をお得に利用できるなどの選択肢も広く、できるだけスターポイントの形で温存しておきたい魅力を持っているのがなかなか難しさを感じさせる部分ですね。

実際、木曜日までの平日だと早ければ翌日、遅くとも2日後には交換が完了する以上、スターポイントの形で温存していても、使いたい時に手続きを行って、意外に素早くマイルとしても利用できるポイントなのも間違いありません。