2012年3月18日日曜日

数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その2クリーンインストール編





管理人が初めて購入したSSD、AGT3-25SAT3-60Gですが、前回の記事までにハードディスクからSSDへの換装は終了しました。

そのため。いよいよSSDへのクリーンインストールが始まるのですが、その前に、XPのインストール時にのみ、1つだけ行うことをおすすめしたい作業があります
逆にWindows VistaやWindows7では不要です)

それは、SSDのアライメント調整
この作業はコマンドプロンプトというソフトウェアで行います。


管理人注
この作業はSSDの他にハードディスクなどを接続した状態で誤った操作を行った場合データを削除してしまうなどトラブルの原因になる可能性もあるため難しい感じた場合スキップするべきでしょう
仮にSSDアライメント調整を行わなかったとしてもSSD速度に大きな悪影響が生じるというわけではありません。最大でも数%速度低下が生じたり、使用していくに従って必ず生じる速度低下がアライメント調整を行ったSSDより多少大きくなる程度です。


管理人の場合、コマンドプロンプトは「Windows 7 インストールディスク」の「システム回復オプション」からコマンドプロンプトを起動しました。

この他にも、Windows Vistaのインストールディスクから起動したり、Windows 7限定ですがOSの機能として、システム修復ディスクを作成後、それを利用して、コマンドプロンプトを起動することも可能です。

参考リンク:
Windows Vista のシステム回復オプションとは
Windows 7 のシステム回復オプションとは
システム修復ディスクを作成する(Windows 7用)
日本マイクロソフトさんより)


コマンドプロンプト起動後に行うのは以下の作業です。

diskpart入力してEnterキー押す
「list disk」入力して 「Enterキー」を押す
PC認識しているSSD番号と共に表示されるので
  その番号を覚える
○具体例この場合はディスク 0「0という番号
ディスク ### 状態     サイズ 空き ダイナミック GPT
ディスク 0       オンライン    55GB
以下ディスク 0表示された場合で記載
「select disk 0」と入力して 「Enterキー」を押す 
、「clean」と入力して 「Enterキー」を押す  
「create partition primary align=1024」と入力して 
  「Enterキー」を押す   
「exit入力して 「Enterキー」を押す   
もう一度「exit」と入力して 「Enterキー」を押す 


これでSSDのアライメント調整は終了です。
この後は、 システム回復オプション起動のために利用していた 「Windows 7 インストールディスク」や「 Windows Vistaインストールディスク 」、「 システム修復ディスク 」などと、Windows XP用のインストールディスクを入れ替えて、クリーンインストール開始となります。

メーカーさんが提供するリカバリーメディアなどでクリーンインストールする場合は、クイックフォーマットが一般的なため、問題はないと考えるのですが、製品版やOEM版のWindows XPを利用する際には、インストール作業ではクイックフォーマットを選択する必要があり、通常のフォーマットでは、せっかくのアライメント調整が無駄になってしまう場合もあります

ちなみに管理人の愛用中の日立さん製12.1インチモバイルPC、FLORA 210W RF2の場合、インストール作業中にトラブルが発生。
エラーが表示され、失敗した形でのインストール終了となりました。

そこで、再度インストール作業を最初から初めて見るものインストール作業自体がエラーによって開始されません。

困ったものの、もう一度アライメント調整を行った上で、インストール作業を行なってみたところ、今度は無事にインストール成功

もし、これで失敗していたのなら、パーティション分割後の容量を調整してみたり、インストール時に表示される設定を変えてみたりと試行錯誤するつもりでしたが、意外にあっさり解決したので幸運だったと言えます。

とはいえ、以前まで利用していたハードディスクからそのままOSやデータを移行する方法が最終手段として残っていたため、それほど深刻に考えてはいませんでした。
もちろん、その場合は、SSDのアライメント調整ができないため、多少の速度低下は生じるでしょうが、それでも元々のハードディスクとは比較にならないほどの高速化は可能となるはずです。

リカバリーディスクやメーカーさん提供のインストールディスクからのSSDへのインストールを行なって失敗した場合は、とりあえずもう一度試してみるのも選択肢として十分悪くないものかもしれませんね。

インストール完了後は、アライメント調整されている状態でクリーンインストールが完了しているのかをチェックします。

スタートファイル名を指定して実行クリック
「msinfo32.exe」入力してOKクリック
表示されたシステム情報ウィンドウから
 「システムの概要コンポーネント記憶域 「ディスク」クリック
項目の中から パーティション開始オフセット 探す

この 「 パーティション開始オフセット 」の数値が1024で割り切れる数字になっているのなら、XPでのSSDに対するアライメント調整を行なってのクリーンインストールは完了となります。
ちなみに、管理人の場合、「 パーティション開始オフセット 」の数値は「1,048,576バイト」となっていました。

ただし、Windows VistaやWindows7とは異なり、 Windows XPではSSDの利用に最適化されていないため、何項目か、特別な設定が必要になります。

そこで次回以降は、SSDを利用する際のWindows XP設定で実際に管理人が行なっているものをまとめてみたいと思います。



管理人おすすめのサブPCパワーアップ用途SSD購入先リンク:




追記1:続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その3SSD対策のXP設定編

追記2:さらに続きの記事を書きました
数年前のWindows XPノートPCへの安価なSSD搭載は残念な投資となったのか?~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~

今までに管理人が作成したSSD、AGT3-25SAT3-60G関連の記事:
性能より価格優先の貴重な用途?数年前のノートPC用に安価なSSD、AGT3-25SAT3-60Gを選んでみた

管理人がメイン利用のデスクトップPCにSSDを搭載しなかった理由~AGT3-25SAT3-60Gレビュー~

数年前のWindows XPノートPCにSSDを搭載時の設定と注意点 その1 SSDへの換装作業編


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