これまでも何度かご紹介してきたように、管理人の投資スタンスとしては、投資とはすべての人が必ずしも行わなくてはならないというものではなく、特に投資初心者の方は貯蓄だけで老後に必要なお金を貯めていくというのも、決して悪い選択肢ではないと考えています。
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管理人が投資初心者の方に投資をおすすめしない理由
とはいえ、これから貯蓄だけではなく、投資を試してみたいと感じたり、あるいは投資について学習してみたいと考えている方もいらしゃると思います。
そういった方に対して、管理人がおすすめする投資対象は基本的に一つしかありません。
それはインデックスファンドへ投資する、インデックス投資です。
インデックス投資について簡単に説明すると、
・市場全体に投資したのと同じ効果を得る投資信託の一種
・個別株に比べ、個別の要因の影響を受けにくい
・損益は指標(指数)を元に計算
・市場平均(に近い形で)の収益を得ることが可能
・有名な指標としては日経平均株価やTOPIX、NYダウ株価など
・信託報酬などの手数料が安い
・毎月の積立購入に適している
といったところでしょうか。
やはり、管理人がインデックス投資について気に入っている点は、インデックス投資以外の投資法に比べ、大きく市場平均よりも収益が減る可能性が低いということでしょう。
というのも、よく銀行などで頻繁にすすめられる投資信託は、アクティブファンド型といって、投資信託の運用担当者が儲けが得られる良い投資対象だと考えたものに対して、顧客から預かったお金を投資するのですが、その過程で、人件費や投資対象の調査費などインデックスファンドよりも多くのコストも必要となります。
このコストはインデックスファンドに比べ、時には数倍にも及ぶ、高い信託報酬などの手数料に反映されることになります。
この時点で、アクティブファンドは手数料分だけ多く収益を挙げないことには、インデックスファンドの収益には及ばないことになるわけで、多くのアクティブファンドが収益面でインデックスファンドに及ばないという結果を招く最大の原因といってもよいでしょう。
また、せっかく選んだ投資対象も、常に良い選択である保証はなく、収益どころか、逆に損失を招くことも可能性としては十分ありえます。
これは、以前の記事で具体例として出したエルピーダメモリのように、せっかく投資したお金のほぼすべてが失われる場合と同様です。
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また、このことは投資家個人が個別の銘柄を選んで投資する際も同じように常に存在する可能性の一つと言えます。
では、こうした個別の銘柄の大幅な価格変動リスクに対して、インデックスファンドはどのようになっているのかというと、基本的に個別銘柄のインデックスファンド収益への影響は多少少ないものになります。
というのも、インデックスファンドで利用する指標は、多くの銘柄の価値をまとめたものを利用しているため、個別銘柄の価格変動は、その他多くの銘柄の価値によって分散され、個別の銘柄だけ見た場合よりも、大きな変動が見られないようになっています。
管理人注:
大きな災害や景気変動などによって、市場全体に大規模な変化が生じた際には、個別銘柄同様、インデックスファンドでもその影響をすべて吸収できず、大きな損失が生じる場合もありえます。
また、同じインデックスファンドという種類であっても、国内株式、国内債券、海外株式、海外債券など、投資対象によって価格変動は大きく異なるため、どの種類のインデックスファンドをどれだけの割合で保有するのかといったことは意外に重要な要素になり得ます。
こういったことから、インデックスファンドは他の投資法のように市場平均より大きな収益をあげることもない代わりに、市場平均を大きく下回ることもない投資手法と言えます。
また、他の投資法よりもコストとして必要となる手数料が少ないことから、収益面で他のアクティブファンド型の投資信託などよりも有利となるのは間違いないでしょう。
このような理由から管理人自身、現金での貯蓄の他に、毎月余裕資金からの積み立てなどをインデックスファンド投資も行なっています。
確かに、初めて投資を行うことを考えた時、たくさんの投資先が存在することに、戸惑ってしまい、なんとなくで、どの投資対象にお金を投資するのかを決めてしまうケースも存在するかもしれません。
しかし、そういった場合に備え、インデックス投資を行う行わないにかかわらず、インデックスファンドの価格変動と収益、手数料などを一度調べておくことは、投資と向きあう上でも重要な基準点を得る大切なこと第一歩だと管理人自身は考えています。
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