2011年5月8日日曜日

投資詐欺に遭わないために覚えておきたい伝家の宝刀になり得るたった一言

管理人自身、のんびり投資を楽しんでいますが、時々、怪しいなと思う投資対象の話を見たり、聞いたりもします。

管理人はそういったことに遭遇したとき、冷静になって思い出す言葉がひとつ。

なぜ銀行が投資しないのだろう?

銀行の部分は大口の投資家に言い換えても構いません。

というのは、投資ということを考えたとき、今現在、利益を生み出すための資金が足りないから、誰か他人に分け前を払ってでも、お金を得たい・借りたいというのは、株式発行でも一般的な借入であっても基本は同じです。

年利数十%のように、本当に「必ず儲かる話」なら、そういったことの専門家である銀行、あるいは大口の投資家がお金を出さない理由はないはず。
それでも出さないということはやはり、お金を出しても返ってこないなどのリスクが高いと既に判断されているということでしょう。

また、例外もありますが、資金を得る側から見ても、小口の投資家から数百万円を数十人からファンドの形で集めるより、大きな金額で少ない口数の資金提供の方が、調達コスト的にも楽といえます。
例えば、投資家保護の観点からの規制で、定期的で詳細な報告義務が生じ、報告書を作成、それを郵送通知するといったことも、関わる出資者が増えるに従ってコスト面でのマイナスになりえるからです。


そういったことを順番に考えたとき、見知らぬ人から届けられた自称「おいしい投資話」は実はその道のプロである銀行や投資家の判断では問題外と既に見なされているということに。

もちろん、銀行や大口投資家に見込みなしと判断されたものの、本当は将来性があるものもまったくないとは言えませんが、それは砂漠でごま一粒を探すようなものだと考えるべきでしょう。

なぜなら、どういった業界であれ、本当に見込みがあるのであれば、その業界を知る人達が手を差し延べているはずだから。
それさえ得られていないのなら、その業界でも将来性はない可能性が高いはずです。


自分のお金を差し出すわけですから、まずはその程度、疑うくらいで丁度良いと管理人は考えています。


不景気になったり、あるいは、不安が広がるできごとが起こったりすると、その不安な心を突くように、普段なら怪しいと思ってしまうような投資(?)案件が出てきたりするので管理人自身も油断せず気をつけたいところです。


ただ、同じように考えたとき、「銀行や投資家が宝くじを買い占めたなんて話は聞かないから、宝くじは割りに合わない出資」・・・なんて言うのは野暮ってものでしょうね。


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