最近一般的になるに従って、システムドライブとしては十分な容量を持つ64GBのSSDの価格も1万円を切ることが多く見られるようになってきました。
それにともなって、パーツショップなどで見かけるようになったのが、バルクと呼ばれる形態で販売されるSSDです。
バルクと言っても製品の型番自体は製品本来のもの。販売するお店による保証が初期不良対応のみなど、短く制限される形で設定されているという形になります。
これがもし本来はノートPC製品の組み込み用だったSSDをバラ売りするためにバルク表示しているのなら、勝算は低いと思いますが、単に余剰在庫の処分などだった場合は、お店独自の保証はなくとも、SSDメーカーによるRMA保証は有効なのでは?と考えてしまう部分も。
内蔵ハードディスクの場合はバルク品だからと言ってRMAが無効ということもなく、通常通りRMA保証が受けられます。SSDの場合も、メーカーによるRMA保証自体は有効で、逆にRMA自体不要となるOEM用途のものは、メーカー出荷時に専用の型番をつけて出荷してしまうのではないかと予想しています。
ただ、その一方で、バルク品SSDのRMAレポートが残っていないかと調べてはみるのですが、SSD自体、最近になってやっと普及し始めた製品であること、さらには、ハードディスクのように物理的に壊れる駆動部が無いこともあってか、故障レポート自体も少ない状況で、探していたようなRMA報告は見つかりませんでした。
加えて、ハードディスクメーカーによるほとんど自動化されたRMAとは異なり、SSDのRMAはメーカーのサポート窓口にコンタクトを取ってからRMAナンバーを発行してもらう手順が必要等、故障発生前にRMAについて把握することが困難なことも影響しているのかもしれないですね。
参考リンク:
Where can I find RMA information?
(IntelさんのSSD Frequently asked questionsより)
そういったこともあって、そのあたりの事情を調べるためにも、実際に長期RMAが用意されているメーカーのバルク品SSDを購入したいと思うのですが、残念なことに既に売り切れた後の品切れ表示を見るだけ。
もちろん、バルク品自体が通常品より割安なこともあるでしょうが、これだけ人気があるということは、初期不良さえ回避できたなら、それほど品質的におかしい商品ではないと思えてきます。
実際、SSDよりも回路が詰め込まれていて、製品自体の難易度が高いと考えられるmicroSDHCなどのメモリーカードも、使っていてそれほど頻繁に故障に遭遇するということもないですからね。
やはり、バルクSSDとRMA保証の関係は、購入して確かめたい気になる部分といえます。
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