2010年6月22日火曜日

koukouTVの設置~感想 koukouTVのレビューその2

前回の記事の続きです。


では、実際に管理人の実家にkoukouTVを設置してみます。

管理人の実家で利用しているテレビは29型ソニー製トリニトロンのブラウン管テレビでした。
 テレビ裏側を見てみると、コンポジット入力端子とD端子入力(D1)端子を確認。

早速、

コンセント → PLCアダプタ → koukouTV → D端子ケーブル → テレビ

という形で接続してみます。

すると・・・、テレビをコンポーネント入力に切り替えているのにも関わらず、何も映りません。しばらくして、koukouTVが起動したのか、なにやらカラフルな砂嵐がテレビの画面上に現れました。

そこで、一応予備として自宅から持ち出したコンポジットケーブルで

コンセント → PLCアダプタ → koukouTV → コンポジットケーブル→ テレビ
という形で接続してみると・・・今度は問題なくスライドショーが展開されています。

となると、koukouTVから信号は出力されていないのではなく、ケーブル自体の断線テレビ自体の問題ということに。

疑問に思いつつ、ざっくりd4からd1と検索してみると、あっさり答えが見つかりました。

 互換の都合上、D4出力ができても、D1出力が用意されていないという場合もある
 (D端子 - Wikipediaより)

 つまり、D4出力のkoukouTVからD1入力のテレビには正常に出力できないということですね。

そもそも、ブラウン管テレビでの利用ならコンポジット入力で十分で、大型の液晶を利用する場合にのみD4端子が必要というkoukouTV側の設計思想なのかも。 

事実、 コンポジット接続でも、綺麗なスライドショーが楽しめ、家族も大喜び。

今回は一部プライベートな家族写真をアップロードすることから、アルバム(Flickr ではsetと呼ばれる)毎にセキュリティをかけれるFlickr へ、予め印刷用に調整したJPEGファイルをアップロードしていたのですが、その色合いがとても好評だったようです。


また、離れて暮らす孫の顔を見たいときに、koukouTVの電源を入れて、テレビ入力を切り替えるだけでスライドショーが見られるという気軽さは強力な武器だと痛感しました。

機械が苦手な人が煩わしいと感じがちな、koukouTVへの設定や写真データのアップロードはパソコンに明るい家族が解決!というある種の思い切りの良さが見られるソリューションの威力を感じました。

確かに パソコンを苦手とする管理人の親世代も頑張ればkoukouTVと同等のことを既存のネット環境と、僅かな追加購入機器で達成できるかもしれません。

しかし、できるということと、実際に実行することは大きく異なります。
例えば、他の言語を時間をかけてきちんと勉強すればある程度習得でき、それは有益なことであっても、実行に移す人はそう多くはないように。

ドンドン更新される孫の写真を見られることは有益だと認めつつ、そのために必要とする労力と天秤にかけたとき、「ま、いいか。面倒だから」と諦めてしまう潜在的ユーザーを、koukouTVがユーザー(おじいちゃん・おばあちゃん)と設定・アルバム管理者(子)とを「強制的に分離する」ことから適材適所な関係を作り出し、自社顧客にしていくことも可能かもしれません。

また、この手の、コンテンツ自体ではなく、プラットフォームを提供するサービスで先行者が持つ圧倒的な強さは、音楽業界におけるituneを見ているとなんとなくイメージできます。さらに、実家が遠隔地にあればあるほど、一度作り上げたkoukouTV環境は、競合する別システムの変更が難しくなり、物理的にもシェアは安定的なものになり得るかもしれません。

・・・とまあ、いろいろ考えながら家族の喜ぶ顔を見ていましたが、「今まさに、この技術が、うちの親を笑顔にしたんだなぁ」と思うと、それだけで自然と応援したくなるコンセプトを持った製品です。こういった製品を試す機会を与えてくださった株式会社UIEジャパンさんに深く感謝致します。


追記:続きの記事も書きました
koukouTVの一般市場デビュー Covia製CVR-501Kの発売決定 

管理人作成の関連おすすめ記事:
音楽好きならほぼ100%笑顔になれる一番冴えた5000円札の使い方(今ならお釣りも付きます!)

2010年6月21日月曜日

koukouTVの到着~設置準備 koukouTVのレビューその1




6月の初旬、興味を引いた記事をとある有名ブログで見つけたのがこの記事の直接的な発端でした。
その記事というのがこれ。
「実家に孫が贈れる!?」次世代テレビkoukouTV、モニター大募集 (Life is beautifulさんより)
新しい製品コンセプトをテストするため、500人限定での無料モニターを先着で募集しているとのこと。
企画やコンセプト自体も面白いですし、会社組織としても信用していいように思いました。
ということで、早速koukouTVのトップページから申し込んだのが6月9日。
そして、待つこと10日、6月20日に専用端末が届いたわけです。
配送は佐川急便さん。
本体自体はこんな風にプチプチに梱包されていました。


















ヘルプページにあるように送られてくる製品は未使用品ではなく、わずかな傷やスレがありましたが、それほど気になるものではありません。

















同梱されているのは本体と電源ケーブル、そして、必要十分な説明の書かれた説明書が二枚。この説明書に、初期設定用のIDが記載されているので要注意。
















さて、本体裏面を見てみると







出力端子はD4端子、コンポジット、光デジタル出力。
その他に電源端子、USB端子、そしてイーサネット端子がついています。
ただ、ここで注意しなくてはならないのは、付属品にテレビとkoukouTVを接続するためのケーブルがないことから、映像ケーブルを用意する必要があるということ。

そして、無線LAN環境ではなく、テレビ付近に有線LAN接続のネット接続環境を用意する必要があるということです。ここがネックになる人もいるかもしれません。

管理人は今回、D端子ビデオケーブルとPLCアダプタで対応することにしました。

















さて、いよいよ次回は設置から利用開始です。
開梱しているだけでも、koukouTVさんの新サービステストに対する意気込みのようなものが伝わってきて楽しいですね。

次期モニターに応募したい方、そして、このkoukouTVのサービスに興味がある方も、最新情報が満載の
http://twitter.com/koukouTV
は要チェックです。

追記:この記事の続きを書きました
koukouTVの設置~感想 koukouTVのレビューその2

追記2:さらに続きの記事も書きました
koukouTVの一般市場デビュー Covia製CVR-501Kの発売決定 


管理人作成のおすすめ関連記事:
音楽好きならほぼ100%笑顔になれる一番冴えた5000円札の使い方(今ならお釣りも付きます!)

2010年6月20日日曜日

vsマルチタスク? iOSデバイスを複数使うという贅沢 iPod touchのレビュー


6月21日からアップデートが可能になるiOS4。以前この記事でも書いたように今までアップデートが有償だったiPod touchも含め無料であることからも、アップルにとって重要な転換点であることがうかがえます。



アップル - iPod touch - iOS 4ソフトウェアで驚きの新機能を加えよう。


その数ある新機能の中でも、気になるのはやはりマルチタスク。
iPhoneやiPod touchの小さな画面と限られた処理能力から、音楽再生などのアップル純正の一部機能のみに許されていたバックグラウンド処理。それがiOS4から段階的にとはいえ、他のアプリにも開かれるようになる影響は大きいです。
ただ、実際問題、いかにマルチタスク機能が優れているとしてもiPhoneやiPod touchの小さな画面ではそれほど大きな改善は見られないのではないかな?という疑問も感じたりします。
というのは物理的に2画面を並列利用することでは作業効率が高まる場面は多いと思うから。
例えば、辞書などのリファレンスツールを参照しながらドキュメントを読み進めたり、ウェブサーフィンも複数のページを閲覧したりといったことも、小さな画面がネックになる部分です。
そう考えた時、 iOSデバイスを複数持つということは意外に便利なんですよね。
というのは、まず単純に二倍の作業面積が得られるということ。それも、それぞれの画面に独立したアプリを表示できますから、作業の自由度はかなり高くなります。
もちろん、同一のユーザーが自身のアカウントに登録された有料アプリを複数のデバイスで利用しても追加費用は必要ありません。
さらに、 iOSデバイス自体が薄くて比較的持ち運びやすいため、iPad以外であれば、2枚のデバイスを手荷物に追加しても厚さとしてはケータイよりも負荷が少ない印象です。


管理人は初代iPod touchそして、第二世代iPod touchと一年ごとにiPod touchを追加購入してきました。もちろん、処理速度、内蔵スピーカーやNike + iPodなどの機能の問題から第二世代iPod touchがメインになっていることは確かです。
しかし、PCは持ち込みたくない、でも、割といろいろな機能を手軽にがっちり使いたいなんて時には2枚のiPod touchが7インチ液晶を持ったマルチタスク機として活躍しています。
こういったところは、nanoやclassicといった他のiPodが新機種を購入した瞬間に第一線から引退になるのと対照的で不思議な感じがしました。
人には耳が二つしかないわけですから、音楽再生が主な機能である以上、同時活用が考えにくいのは当然といえば当然ですね・・・。
iPhone4を2台同時利用はコストパフォーマンスからオススメはしにくいものがありますが、「iPhone4プラスiPod touch」や「Dual iPod touch」なんて利用方法はなかなかオススメできる使い方かも知れないですね。
さらにマルチタスク対応のiOSデバイスならさらに使いやすくなるのは間違いないですから、今までのiOSデバイス複数利用が無駄になることはありません。
なんといっても、 第二世代iPod touchなんて整備済み品なら14800円で買えちゃうんですから(汗)
第三世代に比べると遅いとされる第二世代でも、語学関係やウィキペディア検索、各種リファレンス閲覧用途には十分な性能なんですよね。

Javari.jp