例えば、今現在だと、価格あたりの容量がダントツでお得な2TBのものを2個を、バックアップ設定を行ないながらメインに使っています。
さて、そんな管理人が実際にハードディスクを購入するときに重視するのが、容量、価格はもちろんですが、RMAの有無について。
意外と知られていないのですが、内蔵ハードディスクにはRMAというハードディスク製造メーカーによる(多くの場合3年の)長期保証が付いていることが多々あります。
これは、通常の外付けハードディスクが1年間の保証で販売されていることを考えると、かなり嬉しいものです。
ただ、こんなに嬉しい保証なのに、知られていない理由はいろいろあって、大きなものでは2つほど挙げられます。
・その1
内蔵ハードディスクを購入する人はそれほど多くなかったということ。
一度でも、内蔵ハードディスクを購入して、それをUSB外付けハードディスクケースに装着した経験がある人なら、抵抗感はないと思います。それでも、一度もDIYで外付けハードディスクを組み立てたことがない人には、 大きな挑戦で敬遠してしまい、それなら、最近ますます手頃になっている、バッファローさんやアイ・オー・データ機器さんの完成品の外付けハードディスクを購入するという選択肢に落ち着くのも納得できます。
使用期間内で壊れたりしなければ、全く問題ないわけで、管理人自身も悪くない選択肢だと思いますから。
ただ、今は、USB外付けハードディスクケース自体も廉価になっていて手軽です。さらに多くの企業が参入してきているためか、製品自体の品質・使いやすさも良くなってきているので、簡単な説明書を読むちょっとの手間さえ惜しまなければ、USB外付けハードディスクケースで、快適なデータ管理が可能になります。
管理人の場合、気軽にカートリッジ気分で外付けハードディスクを増やせるので、メインにPLANEX 外付けHDDキット PL-35STUを使っています。
気軽にPC接続などで使うにはこれで十分。
これが、外付けハードディスク接続に対応しているREGZAやTorneに接続する用途なら、電源連動のついたものを購入することで節電できるので、そちらの方がオススメ。具体的にはこれあたりがおすすめです。
玄人志向 電源連動HDDケース UGW3.5AA-SUP/MB
このように9000~10000円も出すと2TBもの外付けのハードディスクが購入できてしまいます。
・その2
ユーザー自身で ハードディスク製造メーカーにコンタクトを取る必要がある
通常、製品に対するサポートを必要とした場合、販売店に問い合わせて、製品を預けると適切な対応をしてもらえます。ただ、RMAの場合、販売店経由での修理交換ではなく、 ユーザーとハードディスク製造メーカーとの直接のやりとりになるのがちょっと複雑さを感じさせる理由になっているかもしれません。
ただ、そうはいっても、難しいことはなく、メーカーのサポートページから申し込むだけ。
例えばWesternDigitalさんの場合、 Western Digital エンドユーザー向け保証確認
ここから内蔵ハードディスクに記載されたシリアル番号を入力すると保証期間が表示されます。
管理人の場合はこんな感じ。
管理人追記: 保証期間について訂正しました。
管理人の 家にある他のWesternDigital社製ハードディスクを調べていったところ、月/日付/年のルールで記載されていることが確認できたため、上記の年月日に関する記載について謹んで訂正させていただきました。申し訳ありません。
また、コメント欄でのご指摘、本当にありがとうございました。
故障時はRMAを申請して、送料元払いで故障したハードディスクを送付します。
その後は正常なハードディスクの到着を待つだけ。
ちなみにWesternDigitalさんの場合、 RMA (返却承認)手順指示情報 から申し込みます。
管理人個人の考えでは、こういったRMAの期限のこともあるので、内蔵ハードディスクを購入するときは、ハードディスクがよく売れているお店で購入したほうが良いです。より新しい 製品を購入できる可能性が高いですから。
一応、購入した日付での3年保証開始にすることもできるようですが、手間の観点からも、そして、ハードディスクがどんどん新しいものほど価格が安くなる性質の製品であることからもよく売れているお店での購入をお薦めします。
さて、RMA対象の内蔵ハードディスクを購入することで3年間は安心して使えるのですが、故障時にデータが失われてしまっては元も子もありません。ですから、手動でも構わないので同じデータを2個のハードディスク置くようにしておきます。
もちろん、RAID機能のあるハードディスクケースもあることにはありますが、複雑なことをしないのであれば、手動でも十分。
なによりもハードディスクは壊れるものとして、バックアップを今始めることに意味があります。
気軽に保証期限まで使えるRMA対象ハードディスクを一度使い始めたら、なかなか前のようなメーカー製外付けハードディスクには戻ることはできません。
ちなみに管理人は上での紹介したように WesternDigital製のものを好んで使っています。
WesternDigital 2TB WD20EARS-R
注意:
WesternDigital製の内蔵ハードディスクには、下記代理店CFDさんのサイトによるRMA申請開始手続きが必要になるパッケージも含まれているので注意が必要です。
参考リンク:
WesternDigital RMA申請開始手続き
管理人の場合、申込後1営業日もかからないうちに、Western Digital エンドユーザー向け保証確認で保証確認ができるようになりました。
そういったことも含め、さらに、RMA保証を利用する際、WesternDigitalさんのRMAではハードディスクの発送先が海外(シンガポール!)なので、国内(千葉県)への発送が可能なSeagate製の内蔵ハードディスクもいいかもしれません。
Seagate 2TB ST32000542AS-BOX
参考リンク:
Seagate 保証および返品支援
この他に有名でよく出回っているものに、SAMSUNG製や日立製の内蔵ハードディスクもありますが、RMAの手軽さ・条件について考える管理人個人としてはおすすめは出来ない状況です。
価格から考えるとWesternDigital製、RMAの手軽さからはSeagate製ということになるでしょうか。
思ったよりも難しいということはなく、それでいてお得なので、
USB外付けハードディスクケース + 内蔵ハードディスク + RMA保証
この組み合わせは、なかなかおすすめです。
特に、2TBのように大きい容量を持ったハードディスクの場合、管理するハードディスクの数が少なくて済むので、RMAとの相性はぴったりですから。
追記:
管理人がWesternDigital製とSeagate製をおすすめするもうひとつの理由について記事にしました。
Acronis True Imageを無料で?内蔵ハードディスクはWesternDigital製とSeagate製を強くおすすめする理由
管理人作成のハードディスク関連記事:
用途で決めたいあなたのための迷わない市販外付けハードディスク選び入門
市販外付けハードディスクでRMAを期待してはいけない理由
円安傾向と2TBハードディスクの買い時~Seagate ST2000DL003の購入~
届いた内蔵ハードディスクをセットアップ!Seagate ST2000DL003の第一印象はとてもいい感じ
> 2014年8月1日までの保証です。
返信削除> 3年半以上の保証になっています。
1/8/2014
=2014年1月8日だと思いますよ
コメントありがとうございます。
返信削除ご指摘、ほんとうに助かります。
それを受けて、記事内容を訂正・反映させていただきました。
はじめまして
返信削除今丁度 HDD で悩んでいて
3TB にしようとしていましたが、
xpも使っているので
2TB を購入することに。
この記事はHDD購入にあたり
とても参考になりました。
Tnx!
コメントをいただきありがとうございます。
削除ハードディスクに関しては、2TBと3TBでそれほど大きな容量あたりの価格差が無いこともあって、管理人自身も互換性のメリットから未だに2TBのハードディスクのみを購入しています。
XpのPCはもちろん、やや古いレコーダーの外付け録画ディスクとしても、2TBまでのハードディスクならば使えることが多いですから。
この記事の内容が少しでも参考となり、お役に立てたのならば、管理人としても嬉しい限りです。
今回のコメント、本当にありがとうございました。
管理人@スタ好き