友人と久々に会ったときに盛り上がった話の中に、こんな話題がありました。
「一番夢のある無駄使いは?」というもの。
おおよその条件としては、
・人生を豊かにしてくれる、言い換えると、購入して使うことに「夢のあるもの」
・ただし、コストパフォーマンスから見ても「無駄使いだと自ら認めるようなもの」
(つまり、実生活では余程のことが無い限り買わないだろうなというもの)
そのとき、管理人の脳裏にすぐに浮かんだのはバブルチェア(Bubble Chair)でした。
Bubble Chair
なんというか、見た目も特徴的ですよね。
簡単に説明すると、透明なアクリルの半球と、金属製のリングから出来ているチェアで、利用時は、天井から吊るす、感覚としてはハンモックに近いチェアです。
さらに、天井に吊るすことができないユーザー向けに、オプションで専用スタンドが用意されています。 デザインは1968年、フィンランドのデザイナー、エーロ・アールニオさんによって生み出されたものです。
参考リンク :
バブルチェア(Bubble Chair) (Wikipediaより)
エーロ・アールニオさん公式ページ
ただ、デザイナーズチェアであることもあって、日本国内でのお値段は本体のみで598,500円。専用スタンドである、ハンギングベース付きで682,500円。
(専用スタンドだけの購入で84,000円というのも驚きです)
正規品販売先リンク:
バブルチェア ハンギングベース仕様
(メトロクスさんより)
ただ、他のチェアでは味わえない浮遊感があるからこそ、自分の身体の動きとそれに対するチェア自体のレスポンスへ鋭敏になるということは、唯一無二と言えると思います。
やはり、このような感覚はバブルチェアのオーナーしか得られないでしょうし、それによって、「よりクリエイティブな毎日を送れるかもしれない・・・!」なんて願望も含まれています(汗)
そういった意味で、管理人にとって、間違いなく「一番夢のある無駄使い」 。
ただ、時々、見かけてちょっと気がかりなのが、異様に安価なバブルチェア。
例えば、ヤフーショッピングさんでバブルチェアのデザイナー、 エーロ・アールニオさんを検索してみると、こうなります。
参考リンク: エーロ・アールニオ ショッピング検索結果
これを 見ると、フィンランド製正規品で60万円ほどするはずのバブルチェアが20万円ほど。そして、各説明ページを見るたびに表記されているのが、リプロダクトあるいはジェネリック・リプロダクトといった言葉。
聞きなれない言葉ですが、つまりどういう事かというと、家具などのデザインにおける意匠権(つまり著作権のようなもの)が期限切れになった製品を、他のメーカーが製造したものです。
意匠権は日本の場合でも20年で失効し、これらの安価な製品は法的には問題はないのでしょうが、誤解を恐れずに言い切ると、模造品・コピー品となります。
管理人としては、こういった製品を購入することは、コンセプトだけでもすごい!と思わせてくれたデザイナーさんに申し訳ないので、どうしても手が伸びないですね。
というわけで、結局、管理人がバブルチェアを購入するときが来るとしたら、70万円近くを椅子だけのために支払えるようになったときのみ。
そういった意味でも、夢のある話です。
・おまけ
ちなみに管理人がここ3年ほど愛用しているのが、サンワサプライSNC-NET4BKN。これのひとつ前の製品です。
参考リンク:
SANWA SUPPLY SNC-NET4BKN2 OAチェア
アームレストの高さが自由に変更できるので、キーボード作業との親和性が高く愛用中。
ただし、背中部分を中心に、メッシュと金属フレームで構成されているチェアなので身体に当たるとゴツゴツしていてとても痛く、クッション性能の高いヘッドレストや座布団などを好き勝手に追加しました。
結局、座り心地自体は原型をとどめないくらいにカスタマイズされて、お仕事用と自宅の書斎用と活躍しています。
そうはいっても、書斎用の古い方の個体で、左側のアームレスト高さ調節機能が壊れ、さらには、チェア自体にがたつきが出始めているので、次のチェアを真剣に考える時期に来ているのかもしれないですね。
長く使うことを考えて、やや高価な製品も視野に入れて検討してみたいところです。
(もちろん、バブルチェアは除外ですよ:汗)
おまけその2
ちなみに友人の「一番夢のある無駄使い」はというと、お酒。なんでも、きっちり、シリーズ全部を試すとなるとちょうど管理人の答えたバブルチェア位の金額。
お酒をそれほど飲まない管理人からすると、飲んでしまったら終わりと考えないわけでもないですし、あまりピンと来ない世界ですが、説明しているときの友人はとても楽しそうでした。
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