2013年11月8日金曜日

規定よりも多いキャッシュバック?イオンオーナーズカードの端数計算の切り上げルールについて考えてみる


普段の生活の中でコツコツとJALマイルを貯めている管理人ですが、食料品等のまとめ買いにはJALマイルとの相性の良いイオンさんも利用するようにしています。

やはり、JALカードからのWAONチャージによるマイル獲得や、ボーナスポイント商品購入によるマイル付与など、想像以上に影響の大きなマイル獲得手段になっているのも事実です。

では、一方のイオンさん独自のサービスに魅力がないのかというとそんなことはありません。

というのも、イオンさんの株主になることで、イオンさんの直営店でのお買い物が常にキャッシュバックされるイオンオーナーズカードというサービスが存在しているからです。

簡単にこのイオンオーナーズカードについて説明すると、
・100株以上イオン株式を所有している株主限定のサービス
・お客様感謝デーなど割引期間中を含め、常に利用可能
・1人の株主に対して2枚のオーナーズカードが発行
・キャッシュバック対象の支払い方法に制限があり、
 現金やWAON、イオンカード、イオン商品券、イオンギフトカード
 以外の支払いではキャッシュバック特典は受けられず
・持株数によってキャッシュバック利率は変動
 100株以上500株未満:3%
 500株以上1,000株未満:4%
 1,000株以上3,000株未満:5%
 3,000株以上:7%
・キャッシュバック対象期間は毎年
 3月1日から8月末日
 9月1日から2月末日
 の2つの期間
・期間毎のキャッシュバック上限金額は100万円まで
・返金は毎年2回、
 4月21日
 10月21日
 から直営店などのサービスカウンターで実施
・イオンラウンジの利用や各種割引などの特典も存在
といったところでしょうか。

参考リンク:
オーナーズカードについて
イオンさんより)


管理人が特に気に入っているのは、イオンさんの直営店という制限はあるものの、WAONでの支払いを含め、常に3%以上のキャッシュバックが得られるということです。

さらに、面白いと感じるのは、キャッシュバック金額の計算方法です。

というのも、イオンオーナーズカードのキャッシュバック金額は、単純に対象期間の利用金額にキャッシュバックの利率をかけて計算しているのではなく、それぞれの会計ごとに計算が行われ、さらに独自の方法で最終的なキャッシュバック金額が決定されています。

それは、それぞれの会計ごとに、キャッシュバック利率をかけて、その結果、小数点第一位に1以上の数字が発生した場合は切り上げるというものです。

具体的には、仮に3%分のキャッシュバック利率が得られるオーナーズカードを利用して、315円分のお買い物を行った場合、
315×0.03=9.45
となり、小数点第一位に4という数字が発生しているため、キャッシュバック金額は9円に1円を足して合計10円。

つまり、100円未満の金額、言い換えると下二桁の数字によって、本来のキャッシュバック利率よりもわずかに多い金額が実際にキャッシュバックされるという結果になります。


では、実際には100円未満の金額によってどのようなキャッシュバック金額増加が起こるのか計算してみると、
○3%キャッシュバックのオーナーズカード所有の場合
 0円増加:1円から3円
 1円増加:4円から36円
 2円増加:37円から69円
 3円増加:70円から99円

○4%キャッシュバックのオーナーズカード所有の場合
 0円増加:1円から2円
 1円増加:3円から27円
 2円増加:28円から52円
 3円増加:53円から77円
 4円増加:78円から99円

○5%キャッシュバックのオーナーズカード所有の場合
 0円増加:1円
 1円増加:2円から21円
 2円増加:22円から41円
 3円増加:42円から61円
    4円増加:62円から81円
 5円増加:82円から99円

○7%キャッシュバックのオーナーズカード所有の場合
 0円増加:1円
 1円増加:2円から15円
 2円増加:16円から28円
 3円増加:29円から42円
    4円増加:43円から57円
 5円増加:58円から71円
    6円増加:72円から85円
 7円増加:86円から99円
というような形になっていることが分かります。

もちろん、こうしたキャッシュバック金額の増加はお買い物全体のお得度に与える影響としては、それほど大きなものではないのも事実でしょう。

しかし、それでも、お買い物ごとに、最大で7円の追加キャッシュバックが受けられることになり、それが、積もり積もって、キャッシュバック金額が単に購入金額にキャッシュバック利率をかけたものよりも大きくなる理由と言って間違いないはずです。

また、お会計の際に、下二桁の金額によって、数円とはいえ、キャッシュバック金額が増加して、どの程度お得になったのかと考えるのも、レジでの会計時のちょっとした頭の体操としては面白いかもしれません。


株式を扱う以上、様々なリスクは間違いなく存在するため、すべての方におすすめすることはできないと管理人自身も考えるイオンさんの株主限定のオーナーズカードですが、イオンさんを活用する機会が多く、また、ある程度のリスクも引き受けられるという方は、一度手にしてみることを考えてみる価値はあると思いますよ。


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