管理人は、幸いなことに、手に入りにくいとされる、とある銘柄のお酒について、比較的、入手できる立場にあるため、管理人自身がお世話になった方への贈り物に使うとき、あるいは、ごく親しい友人が贈答用に使いたいというとき、少量手配することがあります。
ただ、管理人自身は、以前の記事にも書いたとおり、お酒をそれほど飲まないため、管理人宅で消費される量はごく僅か。
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そのため、多くのお酒は他の方を喜ばせる用途に活躍している状況です。
そういったことを踏まえ、友人が手配のお礼の言葉と一緒に、時折話すセリフが、
「お酒を楽しんでいないようじゃ、人生の3割は損している」
というもの。
実際は楽しんでいないわけではなく、それぞれのお酒への「すっきりしている」とか「飲みやすい」とか管理人なりの好みはあるわけで、それはそれでいいじゃないかと思うことが多いのですけどね。
ただ、管理人もやられてばかりではなく、これを知らなかったら、人生の何割かは損していると思う、伝家の宝刀とでもいえるものが3つほどあります。
(今書いてて思ったんですが、3つは意外と在庫(?)が多いですね、伝家の宝刀としては。)
それがホームベーカリー。
簡単に説明すると、自宅でパンが焼ける、キッチン家電です。
管理人との出会いは10年ほど前。機種は象印さんのBB-GA15です。
それから10年。今は、象印さんのホームページ内にも、製品紹介ページは既になく、取扱説明書のコピーから作成したPDFが残るのみです。
参考リンク:
ホームベーカリーの取扱説明書のページ
(象印さんお客様サポートより )
この機種は、かなり丈夫なもので、結局10年近く、管理人宅で、メインの機種として頑張り、週に大体2回は食パンを焼いていたことから、概算でも
10年×52週×2回で約1000回。
よくもまあ、モーターなどの可動箇所も多いのにも関わらず、故障もしないで、頑張ってパンを焼き続けてくれたものです。
それでもまだ(!)、元気にパンを焼く機能は健在なのですが、 さすがに最近は、後進に道を譲るという意味もあって(?)、きれいにダンボールに収めた状態で保管。
静かな余生を送ってもらうつもりなのですが、現在利用しているホームベーカリーが壊れた時の貴重なバックアップとしてほのかに期待もしているので、まだ役目は終わってないようですね。
さて、未だにホームベーカリーを導入していない方との会話で、よく問題になるのは、ホームベーカリーを使う際のコスト。 ホームベーカリーのパンは高い(割高)から導入したくないというものです。
ここで、主にコストとしてあげられるのは、
・ホームベーカリー本体価格コスト
・材料費、手間などのパンを焼く時のコスト
この2つが多いでしょう。
つまり、パン屋さんで数百円で売っているパンをわざわざ高いお金を出して、ホームベーカリー本体を買って、材料を買い足して、さらに手間隙かけて作る必要があるのかというもの。
まず、管理人からすると、意外に誤解されていると思うのが、ホームベーカリーの本体価格。
ホームベーカリーの価格を調べてみると分かってもらえると思うのですが、意外に安いのです。
管理人推奨で、自宅でも愛用している一台がこれ。
参考購入リンク:
TWINBIRDホームベーカリー PY-D432W
驚きの送料込みで5000円台前半。
他の機種を見ても大体の価格帯が10,000円台。よほど高級な製品を選ばない限り、なかなかリーズナブルなお値段で、ホームベーカリー生活を始めることができます。
確かに、PY-D432Wを含め、価格が安いものだと、トッピングとして、具材を自動投入する機能やパウンドケーキを焼く機能がないなど、高価格機には負けてしまう部分があります。
が、しかし、このホームベーカリー PY-D432Wに関しては、おいしい食パンを作るには十分な機種と管理人が自信を持って言えます。
実は、この機種、通常モードで利用する場合、象印さんなどを含めた他の機種と比べ、こねなどのパン作りのための時間が長いのです。
そして、これはデメリットに見られてしまいがち。
(他の機種に比べ、パン完成まで概ね30分ほど長いです。日々の調理における30分の差は、やや大きいですね。)
しかし、利用してみると分かるのですが、PY-D432Wは時間をかけてパンを作るためか、完成したパンがふんわり大きく膨らんで、なかなか幸せな気持ちになります。このため、管理人の周りでは、ふんわり具合に憧れて、他社から乗り換えた知人も。デメリットの調理時間が長いことは、予めタイマーの利用で解決できることも功を奏しました。
そういえば、かく言う管理人も、まだ稼働できる象印さんのBB-GA15を引退させて、PY-D432Wをメインに据えたわけですから、乗り換え組ですね。
実際、パンというものは、酵母菌という、生きている菌の働きを利用しているわけで、急な力を加えて、一気に変化を促すのではなく、ゆっくり時間をかけてあげたほうが、時間こそかかるかもしれませんが、 自然なパンが出来るのかなと思ったり。
パンは生き物です、やっぱり。
それは、早焼きモードのパンが、通常の時間で焼いたパンよりも美味しいと思えないことにも通じるのかもしれませんね。
また、 材料費、手間などのパンを焼く時のコストについても、大きな誤解があるように思います。
というのも、比べているものが違うということ。
ホームベーカリー未経験な方は、パンやさんが売っていたり、あるいは、スーパーなどで、スライスされて袋に入れられたパンを思い浮かべていると思うのですが、ホームベーカリー経験者は違うものを思い浮かべています。
それは、焼きたてのパン。
管理人がホームベーカリーを愛用し続ける理由は、ここにあると言っても、それは言い過ぎではないくらいの大きな魅力を感じさせるものが「焼きたて」という特殊で貴重な状態です。
表面の熱さだけ取れたパンは、耳自体も指で軽くちぎれてしまうほどやわらか。
さらにちぎって、露出したパン内部からはふわりっと湯気が表れ、それと一緒に、甘い小麦とバターの香りが広がっていきます。
管理人はこの状態の焼きたてパンを、スライスもせず、手でちぎって、つまむようにして、何もつけずに食べるパンが一番好きです。
確実に、この瞬間を逃すと味わえない、焼きたてパンの一番贅沢な食べ方だと確信するくらい。ホームベーカリーでのパン作りにはコストがかかります。
それでも、管理人は、お店で買うパンとは同列に並べることができない価値を感じます。
さらに、子供さんのいらっしゃる家庭なら、保存料・添加物など余計な物が一切入っていないパンを朝食に並べられることは大きな魅力と言えるかもしれませんね。
そういった意味でも、管理人にとって、お店のパンと、ホームベーカリーの焼きたてパンは、比較できるものではないのです。
炊きたてのご飯の美味しさを知る方は多いでしょうが、焼きたてのパンの美味しさを知る方は多くはないでしょう。非常に残念なことに、パン屋さんを経営している方か、ホームベーカリー愛用者に限られるでしょうから。
そういった意味で、ホームベーカリーを知らない方が単純に、「パンやさんのパンの値段」と、「ホームベーカリー使用のコストだけ」を比較してしまうのも仕方のないことと言えます。
だからこそ、この記事冒頭のお酒をこよなく友人の言葉を、管理人が借りるとするなら
「最高の焼きたてパンを毎朝食べる贅沢を知らないなら、人生の3割は損している」
といったところでしょうか。
見えているものが違うと、話が噛み合わないものです。
だからこそ、そんな友人には焼きたてのパンをご馳走しました。
そうすると、あっさり宗旨替え。
今では友人でもあり、そして、パン友の一人です。
(タイマーでのパンづくりもできるので、意外に毎朝作るとしても楽なんですよね。)
おまけ:
作り慣れるまでは基本的には説明書の分量をデジタル表示のスケール(はかり)で計量して作ると、つまずきがなくて良いです 。
また、冬の間は、冷えた牛乳などの水分で、温度が下がりすぎることを防ぐために、レンジでほんのり温めたものを使うようにすると、この時期特有の失敗を防ぐことができるのでおすすめです。
おすすめ購入リンク:
TWINBIRDホームベーカリー PY-D432W
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