2011年5月7日土曜日

インク交換を悲しくさせる原因ナンバーワン!勝手にクリーニングのインク消費量、その謎に迫ってみる

管理人がプリンターを使っていて、一番がっかりするのことが多いのが、インクカートリッジ交換時の、強制クリーニングです。

インクカートリッジを交換するたびに、交換した以外のカートリッジのインクも同様に減っていくのは、微量ながら高価というインクの価格の実態を知っているだけに、どうにかならないのかと悲しくなります。

ちょうど、百枚単位で写真の印刷をする機会ができたので、スクリーンショットを取りつつ、インクカートリッジ交換時のそれぞれのインク減少の様子を見ていこうと思いました。

交換した回数は3回。インクの種類は、グロスオプティマイザ、シアン、マゼンタで交換の順番も記載の通りです。

では、グロスオプティマイザ交換前と交換後のスクリーンショットを見ていきたいと思います。



いきなり衝撃と言ってもいいほどのインク減少量です。ほぼ全てのインクカートリッジで、インク残量表示上の、1目盛ほどの減少が見られます。

単純に計算すると、5回インクカートリッジを交換するだけで全く写真を印刷することなく、インク交換が必要になるというほどの凶悪な減少具合です。

これはあまりにひどいと思いつつ、気を取りなおして、さらに写真印刷を続けます。

すると、次になくなったのは、残量自体が少なかったシアン。


これを見ると、インク減少は、先程のグロスオプティマイザ交換時のインク減少量とは明らかに異なります。インク残量に表示されている目盛にやや強引に換算すると、4分の1目盛、または5分の1目盛ほどの減少と言えるでしょうか。

その減少量は大きく改善されている結果になりました。

それもそのはずです。毎回1目盛もインクが減っていたのでは、プリンターとしての正常な利用はできず、インクを消費するための機械を買ったようなもの。

実際は、きちんと利用出来ている時点で、毎回のクリーニングがグロスオプティマイザの交換時ほどの消費を必要としているわけではなさそうです。

そんなことを考えつつ、さらに写真を印刷を続けていきます。

すると、次にインク交換が必要になったのはマゼンタ。


ここでも先程のシアン交換時と同じような傾向です。グロスオプティマイザほどの減少は見られません。

ここから考えられることは2つの可能性ですね。

一つはグロスオプティマイザ交換時は多量のインクをクリーニングに消費するということ。

確かに、グロスオプティマイザは光沢感を出すためのニス効果があるインクカートリッジなため、ドロドロな特性を持っている印象があります。また、分解レポートなどではよくグロスオプティマイザが本体内部のインク吸収剤表面から溢れているような場面も報告されているので、他のインク交換時よりも多くのインク消費を必要とするようなクリーニングが必須なのかも知れません。

ただ、今まで何度もグロスオプティマイザは交換してきましたが、この交換時だけ大幅に他のインクが減少するのであれば、さすがに管理人も気づくように思います。

そこで考えられるのがもうひとつの可能性

もうひとつの可能性とは、使用頻度やインク交換回数などによって、インク交換時に強度のクリーニングと軽度のクリーニングが自動的に切り替えられているということ。

どちらかというとこちらの方が管理人としては可能性が高いかなと考えています。
例えば軽度のクリーニングを3回行った後は1度強度のクリーニングを行うことで、インクコストの是非はあっても、インクヘッドのつまりを未然に防ぐという効果をある程度確保でいるわけですから。

ただ、この点は、インク交換時に気をつけて観察していくことである程度解明できそうな部分ですね。
今後も交換時はスクリーンショットを継続的に取得していきたいと思います。

ただ、こうやってインク消費量に着目しながら写真を印刷していったとき、意外とインクジェットプリンターは、たくさんの枚数が印刷できるものなんだと思いました。

もっと少ない枚数で多くのインクカートリッジがなくなるような印象を持っていましたから。
そこは名誉挽回といった部分かもしれないですね。


追記:続きの記事を書きました
インクの種類は原因ではなかった?続・勝手にクリーニングのインク消費量、その謎に迫ってみる 


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