管理人も無理がない範囲で投資を楽しんで継続しています。
そんな中で、精神的に辛くならずに継続するためのスタンスをまとめてみたいと思います。
1、万が一のケースで0円になっても良い資金で始める
これは一番大事だと思います。投資は最悪手元にお金が残らないこともありえることは自覚しておくべきです。実際、JALさんの株式は無価値になりました。また、東京電力の株価も現在急激にその価値を失っており、無価値になるなんて、そんなに起こることではないとは、とても言えません。
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2、目的を決める
これも精神的に楽に投資と向き合うためには必要です。投資資金を2倍、3倍と増やしたいのか、あるいは堅実に増やしたいのか、それとも、好きな企業の応援のために投資したいのか。
目的によって、投資に向かうスタンスは大きく変わります。ちなみに、2倍、3倍と増やしたい場合、株取引とほぼフルタイムの職業のような形で向きあうことになるわけですが、その覚悟はお持ちかどうか考えてください。それほど多くの時間と労力をかけた場合でも、大抵の場合、本職の大口投資家に負けてしまいます。
3、仕組みの理解できる投資対象に投資する
説明を聞いて理解出来ない様なら投資するべきではありません。なぜなら、本当に危機的な状況が起こったとき、瞬時の正しい判断が求められます。そして、それができなかったときの代償はとても大きなものになってしまいます。
そのためにも、できることなら前兆から危機を未然に察知する能力、そして、瞬時にこれからの流れを理解できる能力が必要になります。
何かあったときに、「え~~っと・・・、これから一体どうなる・・・?」と悠長に考えるために与えられる時間はありません。その間に、貴重な資産は勢いよく蒸発していきます。
4、時間を味方にする
投資信託や証券会社の自社取引部門などの大口の投資家(機関投資家)は資金量はもちろん、情報量、知識、そしてテクニックは恐ろしいもので、個人の投資家はとても太刀打ちできるものではありません。
それでも、そういった無敵に思える機関投資家にも弱点はあります。それは時間です。
なぜなら、顧客や会社など他者のお金を預かって取引を行っている以上、機関投資家は要した時間あたりのパフォーマンスを常に監視されていることになります。また、急に資金を返却しなくてはならない時などは、本来ならしたくもない売買をさせられることもありえます。
そのため、自分自身の資金で自由にのんびり取引を楽しめる個人投資家とはまた違った流れの中での取引を機関投資家は行っているとも言えます。
だからこそ、個人投資家は、時にどっしり構えて時間を目一杯使うというのも戦略の一つ。
例えば、急激な下落時、深刻なものではないと判断できたなら、狼狽して安値で手放すということは避けるといったことです。
逆に機関投資家は解約に備えての現金を得るために、売りたくもないのに安値で売ってしまうということもありえます。
5、投資した対象に愛着は持っても、執着はしない
4とは対照的と言えるかもしれませんが、何か危機的な状況が生じたときは、執着せず手放すことをためらわないでください。
好きだなと思って愛着を感じるのは悪いことではありません。ただ、株式は今手放したとしてもお金さえ出せば、いつでも買えます。株価はお金の価値です。思い出の品などのように代わりのものがないわけではありません。
そういった意味で、投資した対象に執着することは避けるべきです。執着したとき、価値を見つめる目は曇り、本来の価値以上に評価してしまいます。
6、 株主優待をおまけとして楽しむ
個人株主の強みの一つに株主優待があります。ギフトカードを贈ったり、自社商品を送付してくれる企業もありますが、管理人個人がおすすめするのは、普段利用している企業の割引が受けられる株主優待です。
大抵の場合、利用金額の制限がなかったり、あるいはあっても、ゆるいことが多いので、多く利用するお店なら得られるメリットも意外に大きなものになります。
例えば、イオン(8267)の場合、半期ごとに100万円まで3%~のキャッシュバックを受けられる優待制度があったりします。
ただ、注意点としては、株主優待とはあくまでおまけということを忘れないようにしましょう。おまけのために大火傷してしまったら、それは本末転倒というものです。
7、自分の得意な分野で投資する
よく行く食料品店に勢いがあるならそのお店の株式を買ってみるという風に、自分の得意な領域で勝負するべきです。
少なくとも、全く知らない業界になんとなく良さそうだからという理由で手を出すことはおすすめしません。
8、慎重に投資先を選ぶ
意外に忘れがちなのが、投資商品の購入は数万円単位の出費が必要だということ。
これがテレビや冷蔵庫などの家電機器の購入の場合なら、時間をかけてじっくり選ぶというような金額でも、思った以上にさっくり感覚で選んで投資先を決定してしまったりする場合も多いはず。
慎重に選んだ結果が、「投資として的確な対象はなし。今回は見送り」でも全く構わないわけです。
慎重にいきましょう。
9、出口ルールを決めて、それに従う
それぞれの投資対象について、どのようになったら手放すかを予め決めましょう。
例えば、1割増減したら売るといった感じに。
もちろん、「この会社の株は好きな会社のものだから、持ち続けるのは道楽みたいなもの」とあらかじめ決めておくのも、きちんとした出口ルール。これもOKです。
できることなら、ある程度機械的にルールに従ったほうが、損失を受けるときも傷口は大きくならず、また、意外に利益は得られやすいもの。
ただし、これは、実際にある程度、投資を行ない、一筋縄に行かない自分の心の難しさを思い知って、その結果、身を持って損をして初めて実感できる部分かもしれません。
10、実現しなかった未来の利益と避けられなかった過去の損失にくよくよしない
あの時あの値段で買っていたらとか、あるいはあの時売っていたらとか、絶対に一度や二度は考えてしまうものですが、できるだけ早く悩むのは止めましょう。
精神的に負担になるだけで、いいことなんてちっともありません。
ただ、なぜその大事なときに理想的な判断ができなかったのかだけは反省してみましょう。
意外に、あらかじめ決めていたはずの出口ルールが守れていなかったことが大きな損失を招いたりしていて、悩みの原因になっていることも多いはずです。
以上、管理人が考える10のスタンスでした。
投資と聞くと、拒否反応を持つ人もいますが、現在の日本では間違いなく、ほとんどの人が投資の恩恵はもちろん弊害をも、投資を通じた経済活動の影響として受けています。
そういった意味で、投資をものさしとして、これから少し先の未来に対する嗅覚を鋭くするためにも意外に大切なものだと思いますよ。
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