かなりの冊数の本を電子書籍自炊を行なって、日常的に電子書籍を楽しんでいる管理人ですが、最近知人との会話の中で少し気になる話が出てきました。
というのも、電子書籍自炊には興味はあるが、自分の持っている蔵書の量では作業に多くの時間が必要となってしまうから手を付けずにいるという話です。
この時、管理人が知人におすすめしたのは、とりあえずお試しで電子書籍自炊を始めてみてはどうかということ。
つまり最初からすべての蔵書を電子書籍化する必要はなく、また、その作業を急ぐ必要もないということです。
実際、管理人自身、すべての蔵書を電子書籍化しているわけではありません。
美術書や写真集など印刷の質が重要となる書籍などを始め、今後も電子書籍化を行う予定のない書籍も多く存在しています。
また、それ以外の電子書籍化を行った書籍についても夏休みや年末年始などの比較的まとまったお休みを利用しながら1年以上かけて電子書籍自炊を行い、本棚を減らしてきました。
そういったゆったりしたペースで電子書籍化を行ったとしても、電子書籍のメリットは確実に感じることは可能でしょう。
というのも、管理人の場合、電子書籍化した本は紙の本に比べ、読む頻度が確実に増えたことが挙げられます。
やはり、タブレットなどのすぐ手に取ることができるデバイスに電子書籍データを入れておけるメリットは大きく、ちょっとした時に手軽に読書を行うようになります。
そのため、時折読み直したくなる好きな本や参照頻度の高い資料などをまず優先し、次に購入したものの読み進めていない本などを電子書籍自炊するようになりました。
これらの本の蔵書全体に対する割合は10%から20%弱ほど。
それほど大変な作業ではありません。
そして、それ以外の蔵書を夏休みなどに時間を作って電子書籍化し、それを終えた今は購入した本をその都度、裁断しスキャンするというような形に落ち着いています。
こういった経験から、管理人はとりあえず電子書籍自炊を試してみることをおすすめしています。
具体的には、専用の裁断機を購入しなくとも、フェデックスキンコーズさんや街の印刷屋さんなどに依頼して裁断して貰う方法もあります。また、ページの少ない本を試してみるのなら、カッターを使ってみるというのも選択肢として十分考えても良いものです。
参考リンク:
断裁サービス
(フェデックス・キンコーズさんより)
ドキュメントスキャナについても、購入する前に、レンタルで利用してみるというのも可能です。
管理人作成の関連記事:
自炊未経験で幸運なあなたにお送りする一番冴えた自炊入門 DMM.com なんでもレンタルで始める自家自炊編
実際、電子書籍化する本の冊数によっては、裁断機とスキャナをそれぞれレンタルで済ませてしまい、短期集中で電子書籍自炊してしまうということがコスト面で一番優れた結果になるかもしれません。
また、法的な解釈の問題に決着がついていないことに抵抗がないのであれば、ブックスキャンさんなどの外部のサービスに裁断とスキャンを含め電子書籍化全てをお任せしてしまうのも、選択肢としては存在しています。
確かに電子書籍自炊と聞くと、裁断機やドキュメントスキャナ購入コストや実際に作業を行う時間コストなどを考えてしまい、実行することをためらいがちですが、とりあえず始めてみてメリットを体験してみるというのも、大切なことだと考えています。
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