2017年6月2日金曜日

とても貴重な枯山水の模様メンテナンスを京都・仁和寺で見学してきた


京都の神社仏閣の中で管理人宅が最も好きなものを1つ選ぶとすれば、それは迷うことなく仁和寺です。

というのも、今やオフシーズンはないとさえ言われ、基本的に年中いつでも混んでいるのが当たり前の京都でも、この仁和寺には、有名すぎる桜の時期などを除いて、外国人観光客はもちろん、国内からの修学旅行生もあまり訪れず、ゆったりとした時間を過ごせる場所があるからです。

それが500円の拝観料を支払って入場する御殿と呼ばれる場所。


そこに展開された回遊式の庭園には、よく手入れの行き届いた庭木と美しい枯山水の庭が広がり、満足度はかなり高いものになっています。

全体的な庭に対して感じる印象は、有名な龍安寺の石庭より仁和寺の方が管理人の好みに合っていて、気づけば京都を訪れる度にリピート訪問するのはこちらばかりになりました。

実際、管理人宅でも、2017年2月の訪問に引き続き、2017年5月のバンコク日帰り旅行の特典航空券の一部の関空-伊丹乗り換えの合間を利用して、短い時間でも訪れたくなるほど気に入っている場所の1つです。

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そんな仁和寺には京都駅から26番の市バスを利用して訪れると便利。

ゆったりと市バス特有のリズムで京都市内を巡りながら目的地を目指すのもまた楽しいものです。


そうして訪れた仁和寺の御殿には、ちょうど緑が美しい初夏の景色が庭に広がっていました。


また、熟練した庭師さんの手による大きな樹木の手入れも実施中。


この日は日差しに強さの感じられる暑い日でしたが、管理人お気に入りの縁側にできた日陰は心地よく涼しい風がふんわりと吹き抜けていました。


そんな縁側で目の前に広がる美しい庭を楽しんでいる管理人宅の目の前で開始されたのが枯山水の模様のメンテナンスです。


というのも、枯山水の庭に作られた模様は白い砂で作られたものですから、風や雨の力で模様が薄れたり乱れたりしてしまうのは避けられません。

そのため、時々メンテナンスとして模様の書き直しが必要になってしまいます。


上の写真はその模様の書き直しに利用する道具を縁側の上から失礼して撮影させていただいたもの。

これはしっかりとした重みのある木製の熊手(レーキ)の先に金属の芯が取り付けられたもので、この裏表をうまく活用して、水紋のコントラストを描いていくことになりますから、なかなかハードな仕事なのは間違いありません。


しかも、場所によっては複雑な手順を必要とする島が真ん中にぽつんとあったり。


こんな狭い場所をあんな大きくて重そうな道具でどう作業するんだろうと思ってしまうような場所も、少しずつ丁寧に仕上げていく職人技の一部始終をじっくり楽しめました。

特に、手の加えられ、水紋の模様が蘇った瞬間から枯山水の庭にはっきりとした表情のようなものが感じられるようになる一連の変化には、管理人宅だけではなく、他の見学者の方も足を止めて見入ってしまうほど。

本当に良いものを拝見できたという満足度も十分。


ちなみに、この枯山水の庭の模様のメンテナンスは、管理人が実施頻度について質問してみたところ、一定の決まったスケジュールで行われているものではないらしく、あくまで行なわれるのは雨や風で模様が薄くなった時などに随時という回答。

そう考えると、偶然訪れた見学時に楽しめたというのはなかなか貴重な経験だったと言えそうですね。





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