最寄りの一番便利な国際空港として羽田空港を愛用してきた管理人ですが、最近少しずつバンコク行きなどの目的で活用する機会が増えているのが関西空港です。
というのも、関西空港発着のバンコク行きには、
- 東京からでもマイルを使った特典航空券での国内線無料追加可能。
- 2017年6月30日まではJALカード割引でわずか国際線+国内線でも往復24,000マイルの負担
- 週末バンコク旅行に便利な深夜便を運航中
- 大阪や京都での観光も現実的
実際、管理人でも、
金曜日:
- 羽田21:05→関西22:20
- 関西00:55→バンコク04:40
- バンコク23:00→関西6:30(日曜日)
- 伊丹16:25→羽田17:40
しかも、なかなかの満足度ですから、せっかくの必要マイル数割引キャンペーンが開催されている6月末までに2回目の日帰りバンコクを予約しているほどのお気に入り。
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そんな関西-バンコク線では、
JL727:関西00:55 → バンコク04:40
JL728:バンコク23:00 → 関西06:30
という往復のフライトを利用することになります。
まず、JL727(関西00:55→バンコク04:40)。
このフライトの土曜日00:55の出発の前に、金曜日の関西空港を訪れて最初に驚くのは意外に多くの利用者を目にすること。
特に、保安検査と出国審査を受けて到着する本館と呼ばれる制限エリアでは、利用者に対して利用できる椅子が足りずに、地面に座って待っている人の姿が見られるほど。
連休でもない普通の週末にこれだけの混雑を感じることは管理人にはとても意外なことでした。
とは言え、混雑しているのは、遅い時間帯まで免税店やレストランが開いているエリアだけ。
それ以外のゲート近くの場所には十分な席も用意されているため、座って待ちたい時は早めにゲートを訪れるのもおすすめです。
この日のJL727はゲート30からの出発。
そのゲート30の前には、搭乗手続き開始前にもかからず、ビジネスクラス+上級会員用の列とエコノミークラス用の列の2つが準備されていました。
一方で、羽田発や成田発などのファーストクラスも用意されているフライトの場合、
ファーストクラス+ワンワールドエメラルドの上級会員
ビジネスクラス+ワンワールドエメラルド以外の上級会員
プレミアムエコノミー+エコノミークラス
という3つの列になるのですが、今回のようにビジネスクラスが最上位クラスの場合は、2つの列のみ。
この場合、運航機材による制限で受けられる特典がワンランクダウンするのが避けられませんから、ワンワールドエメラルドの方にとって少しだけ不便を感じるポイントかもしれませんね。
さて、管理人宅が往路のJL727で利用した座席は22ACというエコノミークラスの中では最も前方にある席でした。
参考リンク:
ボーイング787-8 機内座席配置
(JALさんより)
このJL727はボーイング787-8という最新の飛行機を利用しているものの、JAL運航機材の中では最新ではないという少し変わった特徴を持っています。
なぜなら、JALさん運航のボーイング787-8には、JAL SKY WIDER IIと呼ばれる足元の空間に余裕のある最新シート採用タイプと、それ以前の非JAL SKY WIDER IIの旧シート採用タイプの2種類があり、関西-バンコク線では古い方のボーイング787-8を利用しているから。
実際に飛行機に搭乗してみると、エコノミークラスには上の写真のようにグレーを基調としたシートが利用されていました。
一方で、正真正銘最新のJAL SKY WIDER IIが採用されたボーイング787-8では、鮮やかなオレンジ色が基調のシートで、ヘッドレストや腰を支える部分など細かな違いも見つかります。
座りやすさもより新しいJAL SKY WIDER IIの方が良好で、より長時間の利用では疲労度などでかなり大きな差になるかもしれません。
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ただし、非JAL SKY WIDER IIの旧シートが採用された古い方のボーイング787-8にも意外なメリットがあります。
それがエコノミークラスの各席で利用可能なフットレストの存在。
新しいボーイング787-8にはエコノミークラス用のフットレストは省略され、プレミアムエコノミーでしか利用できませんから、嬉しいと感じる方も多いはず。
ただし、離着陸時にはフットレストを収納しなくてはいけないことを忘れて客室乗務員の方に注意される方が続出したり、身長の高い方や足の長い方にはフットレストを収納しても足元のスペースが減ってしまうことが気になるなどのデメリットもあります。
そのため、新しいシートへの切り替えが始まったタイミングで、1席自体のスペースが限られ、利用する人数の多いエコノミークラスでの提供が中止が決まったのかもしれませんね。
ちなみに、00:55発という深夜便ということもあって、JL727ではシートベルトサインが消えても、機内食の提供は開始されず、ドリンクと簡単なおつまみの提供があるのみで、バンコク到着の2時間半前に朝食が用意されました。
オムレツとソーセージがメインの軽めの食事で、食後のハーゲンダッツの提供もなし。
最近のJALさんの機内食はエコノミークラスでもおいしい調理が多いと感じているのですが、朝食となると、コストのかけ方も熱意もいまいちなのか、あまり満足度は高くありません。
そうした傾向は残念ながらファーストクラスでも同様でした。
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そしてJL727は早朝のバンコク・スワンナプーム空港に到着します。
この時間だと、入国審査待ち行列での待ち時間の長さが有名なこの空港でも、それほど待つことなくスムーズに通過が可能。
ビジネスクラス以上の上位クラスの搭乗時にもらえるチケットで利用可能なプライオリティレーンを使わなくてもそれほど変わらないかもしれないと感じるほどです。
JL727の早着もあって、早朝の5時過ぎには空港の到着階のロビーに到着することができました。
ただし、この時間には電車などは始発前で動いていませんから、タクシーなどを利用してホテルなどにアクセスする必要があります。
さて、次は復路のJL728(バンコク23:00→関西6:30)
JL728を含め、午後出発のフライトのカウンターでのチェックインは19時から開始されるのですが、その直後はチェックインを終えた人々が保安検査や出国審査に集中するため、かなりの待ち時間の覚悟は必要です。
そのため、バンコク・スワンナプーム空港は、ホームプリント搭乗券の利用が可能ですから、エコノミークラス利用時に限って出国手続きの混雑を避けるために、ホームプリント搭乗券を用意することで、カウンターでのチェックインなしで保安検査や出国審査に進むこともおすすめ。
ただし、ビジネスクラス以上のクラスを利用する場合、プライオリティレーンのチケットが用意され、それは基本的にカウンターでのチェックインの時にしかもらえませんから、ホームプリント搭乗券を利用しないという選択も考える価値があるはずです。
この日のJL728はゲートG4からの出発。
ボーディングブリッジに続く通路への入り口は左側がビジネスクラス+上級会員用。
そして、右側にエコノミークラス用というように分かれていて、その場所も離れていますから、並ぶ列を間違えたり、列が混じり合ったりする心配もありませんね。
ただし、エコノミークラス内でも50列から55列までの最後列の利用者の方を優先して搭乗させるルールが運用されていますから、早めに並んだからと言って、ビジネスクラス+上級会員用の優先搭乗の後すぐに、機内に案内されるわけではありません。
実際、係の方によるチェックもしっかり行なわれていてある種の公平感は確保されていました。
JL728で指定した席は29ACで、エコノミークラスの前方コンパートメントの中では一番後ろの席です。
参考リンク:
ボーイング787-8 機内座席配置
(JALさんより)
この席は、トイレの壁の前ということで、後ろの方に気兼ねすることなくリクライニングできるのはもちろん、機内食が提供される時でもリクライニングを元の状態に戻すようにお願いされない少し変わった席です。
利用する前には少し心配だったトイレのにおいや音ですが、最新のボーイング787-8ということもあってか、においは全く気にならず、音も気になるほど聞こえるものではありませんでした。
管理人にとっては、メリットの方が大きく、満足度は上々です。
機内食は往路のJL727と同様、復路のJL728も深夜便ですから、シートベルトサインが消えても提供されず、関西空港到着の2時間前ほどから朝食としての提供が開始されます。
内容も往路とほとんど変わらず。
食後のハーゲンダッツもなし。
ただ、卵焼きは機内食で提供されるものとしてはくせがなく、食べやすさに十分配慮されていることだけは感じられました。
そしてJL728も早朝の関西空港に無事到着します。
この日はJL728の早着のおかげで本来の予定時刻の6:30には空港の到着階のロビーに到着。
まだまだ早朝の時間帯ということもあって、あまり空港利用者の姿が見られないのですが、手荷物宅配などの手続きを行うABCカウンターや空港発着の鉄道もすでに稼働中でした。
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