2017年1月23日月曜日

無料シャトルボート改悪後のモリノスタッキーへのアクセスはActvのヴァポレットとホテルシャトルボートの使い分けが重要な理由


管理人宅のヨーロッパ旅行個人旅行でかならず訪れる重要な目的地の1つ、イタリアのベネチアには、これまた必ず滞在するお気に入りのホテルがあります。

それがヒルトン モリノスタッキー ベニス(Hilton Molino Stucky Venice)

このホテルは、観光で有名なベネチア本島を眺望として楽しめる対岸のジュデッカ島にあるため、ベッドに横になりながら部屋の窓から時間ごとに移ろうベネチアの景色が楽しめるなど、ここにしかないと感じる魅力を感じています。

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そんなモリノスタッキーですが、考える必要のあることの1つがホテルへのアクセス方法

というのも、モリノスタッキーのあるジュデッカ島は、イタリア本土はもちろん、観光の中心となるはずのベネチア本島からも海で隔てられていて、船を利用して訪れる必要があるからです。

ちなみに、飛行機で到着するイタリア本土側のマルコポーロ空港でも、鉄道で到着するベネチア本島側のサンタルチア駅でも、バスなどの自動車で到着するベネチア本島側のローマ広場でも、このいずれかから出発する限り、モリノスタッキーへの船を利用したアクセスは回避できません。


その船を利用したアクセスとは、具体的には
  • 水上タクシー
  • ヴァポレット(Actv社運航の公営水上バス)
  • ホテル運航のシャトルボート
の3つ。

このうち、最も便利なのは間違いなく水上タクシーですが、その費用は100ユーロをあっさり超えてしまうものですから、その他のアクセス方法と比べてあまりおすすめとは言えないのが管理人の正直な感想です。

残る2つ、ヴァポレットとシャトルボートは、これまでのシャトルボート一択というわけではなく、ベネチアの滞在期間による使い分けが重要になると管理人は考えています。

その理由は、
1、シャトルボートが無料から1滞在ごとに4.5ユーロの有料化
2、鉄道駅最寄り乗り場経由のシャトルボートの便数が大幅減
3、ヴァポレットの時間制チケットがお得で便利
という3つ。

まず、1つめの、シャトルボートが無料から1滞在ごとに4.5ユーロの有料化というのは、管理人にとっては意外に驚いた出来事でした。


というのも、2014年まではモリノスタッキーが運航するシャトルボートは、通称ヒルトン号として完全無料で開放されていて、ホテルの宿泊客は自由に利用できたからです。

それが2015年からは有料化が実施され、大人1人1滞在ごとに4.5ユーロの料金をチェックアウト時に支払うルールになりました。

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参考リンク:
シャトルボートの運航情報&時刻表ダウンロードページ(英語)
ヒルトン モリノスタッキー ベニスさんより)


次に、2つめの、鉄道駅最寄り乗り場経由のシャトルボートの便数が大幅減というのは、鉄道駅のサンタルチア駅最寄りの水上バス乗り場、ザッテレからホテルに向かうシャトルボートの便数が大きく減少してしまっているということです。

具体的には、ザッテレからホテルへの始発が午後7時20分発の便になっていて、それ以外はホテルとサンマルコ広場を直通で結ぶ便のみ。

その結果、サンタルチア駅からザッテレまで徒歩で歩いた後に、ホテルまではシャトルボートで向かうというような利用はとても難しくなってしまいました。


どうしてもシャトルボートだけでホテルに行きたいのならば、サンマルコ広場まで歩いたり、ザッテレまで歩いて午後7時20分以降発の便を利用する必要があるわけですから。

そのため、2017年現在モリノスタッキーを訪れる時には、現実的にヴァポレットの利用が必須になっていると管理人は考えています。

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そんなヴァポレットを利用する時に覚えておきたいのが3つめの、ヴァポレットの時間制チケットがお得で便利ということです。

というのも、ヴァポレットを利用してモリノスタッキーのあるジュデッカ島を訪れる場合、2番線と4.1番線のいずれかを利用するのですが、この2つの路線を合わせた運行本数は十分豊富でとても使いやすくなっていることが最大の理由。

また、ヴァポレットの料金も、1回券こそ7.5ユーロと割高な金額設定ですが、24時間単位で回数制限なく利用可能な時間券では、
1日券:20ユーロ
2日券:30ユーロ
3日券:40ユーロ
というように、お得な利用も可能になっています。

参考リンク:
ヴァポレットの料金一覧(英語)
Actvさんより)


特に、最初に利用を開始してタイミングから24時間ごとにカウントが開始されますから、無駄なく利用できるのも嬉しいですね。

具体的には、2017年8月1日午前10時00分に24時間有効な1日券の利用を開始した場合、8月2日午前9時59分までは有効ということですね。

逆に、日付で区切った8月1日午後11時59分までが有効期限ではないことに要注意。


そのため、管理人宅では、基本的に1回券ではなく時間券の購入し、ホテルまでの移動だけではなく、観光にも活用するようにしています。

実際、各駅停車のヴァポレットでベネチア本島の中心を流れるカナルグランデを巡るのも手軽でリーズナブルにも関わらず、想像以上に満足度は高いものになります。

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また、絶景として有名でベネチアに訪れたら必ず立ち寄りたいとされる鐘楼のある、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島にも、時間券なら追加料金の負担なしでアクセスできるメリットを忘れてはもったいないですね。


とは言え、シャトルボートにも1滞在中にどれだけ利用しても大人1人4.5ユーロのみの負担というメリットがあります。

そのため、滞在期間が長い時には逆にシャトルボートの方がお得という場合もありますから、ベネチアでの滞在期間や過ごし方によって、積極的にヴァポレットと使い分けをする価値もあるはずです。




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