2017年1月18日水曜日

海外旅行保険の携行品損害補償で自己負担なしでの修理を難しくする3つのハードル


2016年-2017年年末年始のヨーロッパ旅行中に愛用のデジタルカメラを地面に落とし、故障させてしまった管理人ですが、その修理のために保有しているクレジットカードに付帯している海外旅行保険の携行品損害に対する補償を利用することにしました。

ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、落下が原因の故障などの携行品損害への補償では、自己負担なしで利用するための大きなハードルが立ちふさがっていることです。

そのハードルとは、
1、免責3,000円の自己負担
2、購入金額から最大50%減にもなる減価償却
3、落下修理での高額な修理費
の3つ。

まず、1つめの、免責3,000円の自己負担は多くのクレジットカード付帯の海外旅行保険には携行品損害補償を利用する時に必ず必要になる手数料のような位置づけで設定されていて、自己負担なしでの保険利用を大きく妨げる要因の1つになるのは間違いありません。

とは言え、3,000円という金額は、保険なしでは数万円単位の自己負担が必要になることを考えると十分お得という意味で納得できるかもしれません。

さらに、クレジットカードによっては、管理人宅でも愛用するJAL CLUB-Aカードのように免責なしで利用できるなど、実はわずかながら回避する手段も存在しています。

管理人作成の関連記事:
海外旅行中に落下故障したデジタルカメラをクレジットカード付帯の海外旅行保険で修理する時に重要な免責3,000円の自己負担チェック


次に立ちふさがるハードルは2つめの、購入金額から最大50%減にもなる減価償却

管理人としては、この購入金額からの減価償却という仕組みが今回の保険金請求で一番複雑だと感じました。


というのも、携行品損害の補償というのは、無制限に支払われるものではなく、
  • 実際に必要になった修理費
  • 購入費から減価償却した時価額
のいずれか低い方という限度額が設定されているからです。

つまり、修理を行う場合でもどんなに修理費が高額になっても、その全額を保険で補償してもらえるというわけではなく、購入金額以下のその時点での時価額までしか支払われないということです。

ちなみに、管理人が実際に手続きを行ったJAL CLUB-Aカードの付帯保険では、東京海上日動さんが保険業務を担当しているのですが、減価償却については
  • 購入から1年未満は購入金額から5%減額
  • 1年ごとに10%減額
  • 5年の50%減額以降はそれ以上の減額なし
というルールが適用されていると案内されました。

そこで、具体例として、2年前に40,000円で購入したデジタルカメラの時価額を計算してみると、40,000円から2年間の減価償却20%分の8,000円を引いた残り32,000円ということになりますね。

結果、ただでさえ購入金額までという制限があるのに、そこからさらに補償される金額が減少してしまうのは避けられません。


そこに、落下を伴う故障独自の事情と言える、3つめの、落下修理での高額な修理費も、最後の最後に最大のハードルとして立ちふさがることになります。

というのも、製品全体に大きなダメージが加えられた落下修理では、通常の自然故障とは大きく異なり、動作状態に戻すために必要な原因特定の手間や部品交換のコストも跳ね上がるため、最終的な修理費用も高額になってしまうことが多いからです。


実際、管理人が今回修理したデジタルカメラも、通常の自然故障ならば1万円半ばの定額修理料金も適用される機種でしたが、落下が原因の故障での修理ということで、交換用部品代、修理人件費、往復送料含め、修理費の総額は33,000円にもなりました。

ちなみに、デジタルカメラ自体は高級コンパクトデジタルカメラと呼ばれるジャンルの商品ですが、2016年7月の型落ちになったお得なタイミングで26,000円で購入したものです。

つまり、修理費は減価償却分を引く前の購入金額すらあっさり超えているため、自己負担なしでの修理は不可能なことがこの時点で確定しました。

実際に補償される金額は、26,000円から1年未満の減価償却分の5%を引いた24,700円ですから、修理費33,000円との差額8,300円は管理人の自己負担


ここで注意したいのは、時価額は携行品損害の補償を利用したい品物に対して設定されるものですから、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの枚数が増えて、限度額が上乗せされたからと言って、時価額の計算に影響はなく、自己負担額が減少するわけではないということです。

そのため、今回の管理人のケースでも時価額以上の修理費は自己負担しなくてはいけない事実は変わりません。

とは言え、通常は3,000円の免責金額が不要なJAL CLUB-Aカードを保有していなかったら、自己負担が1万円以上になっていて、修理への心理的な抵抗感はもっと大きくなっていたでしょうから、JAL CLUB-Aカードの存在は本当に不幸中の幸いでした。


こうして、落下故障してしまったデジタルカメラの修理費全額を海外旅行保険の携行品損害の補償でまかなえないことが分かった管理人は、いよいよ1つの決断を下す必要に迫られることになります。

次回の記事では、携行品損害の補償利用時に与えられる2つの選択肢と、管理人がその1つを選ぶ決断をした理由をまとめたいと思います。




追記1:続きの記事を書きました
クレジットカード付帯の携行品損害補償で最大の悩ましい2つの選択肢

追記2:さらに続きの記事を書きました
海外旅行でのデジタルカメラ落下故障をクレジットカード付帯の携行品損害補償で修理するための手続き&スケジュールまとめ

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
海外旅行保険の保険金は郵送での手続き完了から何日くらいの時間で銀行振り込みされるのか

管理人作成のMUFGプラチナ&プライオリティパス関連の記事:
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード本会員用のプライオリティパスは何日間で届くのか?
(2013年12月21日)

MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードに付帯するプライオリティパスを電話で申し込んだ時、どんな手続きが必要で届くまでに何日かかるのか
(2014年2月22日)

管理人が海外個人旅行でプライオリティパスを利用する予定作成時に気をつけている3つのこと
(2014年3月5日)

海外の空港でビジネスクラスラウンジが利用可能なプライオリティパスを更新してみた
(2014年11月15日)

管理人が考えるお得なプライオリティパス利用のためのQ&A
(2014年11月17日)

管理人がプライオリティパスで空港ラウンジを利用する前に特に注意している3つのこと
(2015年3月23日)

海外空港ラウンジでの予想外トラブル?プライオリティパス利用時に磁気不良が発生すると何が起こるのか
(2015年4月18日)

2015年5月14日まで限定?プライオリティパスで使えるダラス空港のUnited Clubを利用してみた
(2015年4月25日)

海外旅行中にプライオリティパスで確実にラウンジを利用するために必ずチェックしたい公式サービス
(2015年8月11日)

プラチナカードなのに自分で申し込めるMUFGプラチナのメリットをしっかり活用するためのQ&A
(2015年8月25日)

プライオリティパスを電話とオンラインのそれぞれで申し込んだ後に何日で届くのか必要日数を比べてみた
(2016年4月26日)

0 件のコメント:

コメントを投稿