管理人は今まで、2種類のNASを使ってきています。
最初の一台となったのは、何度か記事にもした、MZK-NAS01SG。
参考購入先リンク:
MZK-NAS01SG
管理人作成のMZK-NAS01SG関連記事:
初めてのサーバー入門なのに地雷へ?MZK-NAS01SGの購入レビュー
うるさいサーバーを買って再発見?サーバールームという発想とPLCのバツグン相性
地雷サーバー購入者に贈る、MZK-NAS01SGべからず集 MZK-NAS01SGのレビュー
MZK-NAS01SGからMZK-NAS02SGいってみようか 結構気に入っている地雷NAS
初めてのサーバーにしてはなかなか手強く、サーバー分野で管理人を鍛えて(?)くれた一台。
ある程度、サーバーというものが分かりかけてきた現在では、もっと違う選択肢もあったんじゃないかと考えないわけではないですが、価格帯などから考えても、悪くはない一代目だったかなというのが正直な感想です。
そして、二台目が、今では管理人宅で利用されなくなったデスクトップ機を使ったFreeNASサーバーです。
管理人作成のFreeNAS関連記事:
NASが面白すぎて、初心者なのに勢い余って無料のNAS OS、FreeNASをインストールしてしまった
こちらは、自由度が高く、それでいて、処理能力も十分。
ストレスや、使用中の我慢のないサーバーの素晴らしさを教えてくれました。
さて、ここで、問題になるのは、この2種類のサーバーをどのように使い分けていくかということ。
というのも、この二種類のサーバー、性質がかなり違います。
処理能力、安定度、静音性など、FreeNASサーバーの優位性は圧倒的。特に性能面では、家庭内ネットワークからの3~4の同時複数アクセスにも、びくともせず、さらりと処理しているのがアクティビティモニターからも読み取れたのは嬉しいものでした。
ただ、一点、FreeNASサーバーが逆立ちしても優位に立てない部分があります。
それは、消費電力。
ワットチェッカーでの計測を行ったところ、ほとんどハードディスクケースと同程度に小型のNAS、MZK-NAS01SGの消費電力は実測で8W。
それに比べて、管理人利用のFreeNASサーバーは実測で88W。
約11倍違うことになります。
管理人注:
比較用の条件は、共に1台の省電力2.5インチSATAハードディスクを接続。FreeNASサーバーではBIOS設定で、その他の使用していないドライブを全てOFF設定にしてワットチェッカーで計測。
1ヶ月の電気代はというと、1Wの電力を24時間使った時の電気代を0.55円として
MZK-NAS01SG 8Wでは
0.55円×8W×30日=132円
FreeNASサーバー 88Wでは
132円×11倍=1452円
となり、これは大きな差になりえそうですね。
(東京電力従量電灯B第2段階料金1kWhにつき22円86銭で計算)
ただ、この管理人宅の FreeNASサーバーはPentium Dという消費電力の大きい、古いタイプのマルチコアプロセッサーを利用しているデスクトップを再活用したものなので、その点では不利と言えるかもしれません。
そういったことを考えたとき、頻繁に同時アクセスを必要としないのであれば、 MZK-NAS01SGで十分なのかなと思えてきます。
データ置き場としてのファイルサーバーやDLNAサーバーとしては十分快適。
ただ、これが、データ共有を目的とし頻繁にNAS上のドライブに書き込むことが多いのであれば、間違いなくFreeNASサーバーをお薦めしますが 、管理人宅ではまだNAS運用は試験的な部分にとどまっているので、そこまでの性能は現状では必要ないというのが正直なところ。
やはりそういった意味でも、消費電力と処理速度のバランスは、多種多様なNASの使い分けが有効になる部分と言えるのかもしれませんね。
いくら高性能なCPUが現存すると言っても、それがiPhoneのようなモバイルデバイスに必ず採用されるわけではなく、消費電力・処理速度・価格など、複合的な観点から、それぞれのデバイスの用途にあったCPUが採用されていることと、ある種同じなのでしょう。
意外にも批判の対象になりがちな、非力な地雷NAS MZK-NAS01SGにも、使いどころさえ考えてあげられたなら、十分活躍できる範囲はまだまだありそうです。
追記:
勢い余ってドメインとレンタルサーバー契約をしてしまいました。
今のところ大満足なので記事にしてみました。
どうしてこうなった?NAS初心者だった管理人がレンタルサーバー利用者になったわけ(ドメインも取りました)
レンタル初心者にはありがたい!ドメインキングさんのマニュアル本、スタートアップガイド到着
最近よく読まれている今月の記事:
音楽好きならほぼ100%笑顔になれる一番冴えた5000円札の使い方(今ならお釣りも付きます!)
2011年1月の人気記事・おすすめ記事+αのまとめ
アップグレードのためのAdobe税と、高額ソフトウェアの無制限試用版提供との大事な関係
0 件のコメント:
コメントを投稿