2011年2月19日土曜日

アメリカ大手航空会社が驚愕の裏切り!顧客を失望させる禁じ手実行

昨夜は金曜ということもあって、少しだけ友人に会う時間を取ることができました。

渡したいものがあったことが一番の理由ですが、その時、世間話ついでに出た話題がなんというか衝撃的。
管理人はそれほど被害を受けなかったのですが、かなり驚いたのでメモ。

本題に入る前に、ちょっと想像してもらいたいのです。
仮に・・・被害者をAさんとして

Aさんはあるお店のポイントを貯めていました。
買い物をコツコツ続けていたため、ポイントは順調に貯まっていて、来月には目標の数万ポイントに手が届く予定です。
貯まったら高価な商品を買おうと思っています。

そう思っていたのですが・・・、実際にポイントが貯まり、商品を買いに行ってみると「あなたの貯めていたポイントの価値が半分になりました」と家電量販店さんから言われました。


お店にそういった自分のポイントの価値が半減したことを知らせる通知文はありません。

お店のレジを通して、初めて顧客は自分のポイントの価値が半減したことに気づくという悲劇・・・というのが今回の事件です。



それはアメリカの大手航空会社デルタ航空が引き起こしました。
(以下同様に敬称略)

なにが起こったかというと、特典航空券引換必要マイル数の最大で2倍以上の増加という改悪です。

例えば、以前に管理人も利用した
日本から東南アジア間の往復特典航空券は
エコノミークラスが20000マイル
ビジネス クラスが40000マイル
でした。

これが今回の改訂で

エコノミークラスが45000マイル
ビジネス クラスが70000マイル
へ大幅改悪

エコノミークラスに至っては2倍以上の必要マイル数増加です。

この傾向は日本を含んだほとんどのアジア地域全体に適応されていて、必要マイル数は往復で5000~25000マイル増加していることに。
(格安航空券との競争が熾烈なためか、日本ー韓国間のみ引き下げ)

参考リンク:
特典航空券のご予約 
Delta Air Linesより)

管理人注:
デルタ航空では日本国内出発の特典航空券必要マイル数一覧は存在しないため、実際に発券手続きを行うことでのみ、必要マイル数を確認できます。
試してみるときは出発地に 成田空港を示す「nrt」、 到着地にフィリピンの空港を示す「mnl」を入力すると良いでしょう。  
ただ、このシステムは正直不便すぎます。
誰もが航空機パイロットのように空港コードを暗唱しているわけではありません。 


これが仮に、「アナウンスの6ヶ月後に改定します」というような、数ヶ月後の改訂をあらかじめ、公式にアナウンスしていたなら、早めに特典航空券を発券するなどして、マイルを使うという自衛策は可能でした。

しかし、今回はそれすら許されていません。

その一方で、マイル口座を持つ顧客宛にマイルの有効期限のなくなった内容のメールだけは送っていて不信感を増大させる結果に。


さらに、今回のケースで悪質と思うのが、デルタ航空は国内の航空会社と異なり、マイルを好きなだけ購入できるようになっています。

参考リンク:
マイルの購入および移行 
 ( Delta Air Linesより)

それにも関わらず、一方的な価値の毀損。それも公式のアナウンスはまったくなし。
これはさすがにまずいでしょう。


管理人も以前は、デルタ航空と統廃合するまえのノースウエスト航空を度々利用していました。

ただ、デルタ航空との合併が話題に乗るようになり、それにしたがって、これほど急激ではないとは言え、マイルサービスの変更が多々見られたりなどしたため、2009年に特典航空券としてマイルをほぼ全て消費することに決定。

その後、メインの航空会社をJALさんに切り替えた経緯があります。

そういったこともあったため、管理人がデルタ航空のマイル口座に所有しているマイル自体は8000マイルほどということもあり、それほど実害はなかったと言えます。

ただ、未だに海外に行く機会の多い友人の場合、ダメージは深刻でした。

今回の件は、管理人の友人が感じるのと同じように、実質的なデルタ航空側からの日本国内在住顧客の一部切り捨てと考える人も多いでしょう。

気に入らないなら他社を使ってくれて構わないよ!というメッセージとも受け取れます。
本来、マイル、つまり、マイレージプログラムは頻繁に自社航空便を利用する顧客向けのサービスだったわけで、こういったくっきりした差別も間違っていないと言えるのかもしれません。

それでも、 このような事前告知もない、乱暴としか言えないようなやり方をしていては、会社自身に不信感や反感を持たれるのは必至で、まずいやり方だと管理人は思います。

少なくとも、管理人も友人同様、複数の航空会社から積極的にデルタ航空を選ぶ理由は見つかりそうにありません


ちなみに、管理人がメインに使っているJALマイルについては、マイル必要数が変わるという事態になったとしても、事前アナウンスが無いということはなさそうです。

以前、倒産騒ぎの時、JALさんに問い合わせた際は、「事前アナウンスなしで必要マイル数のような重要事項を改定することはしないだろう」との回答を電話オペレーターさんから頂きました。
逆に、これからはマイルについて使いやすくしていくと力強い回答も。

その後、実際にJALカード会員向けの特典航空券ディスカウントキャンペーンが始まるなど、マイルが使いやすくなり、顧客としては嬉しいものでした。
こういった安心と信頼、そして使いやすさも含めて、管理人自身JALマイルを貯めていますし、また、マイル関連の記事でも、国内の航空会社をおすすめしています




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