恥ずかしながら、管理人は今まで、家庭内でサーバーというものと無縁でした。
というよりも、あえて避けていたという方が正しいかもしれません。
理由は大きく二つ。
セキュリティーと費用対効果です。
まずセキュリティーについては、
「サーバーとは設定しなくてはならないセキュリティーが複雑で多いに違いない。それを一個でもしなかったら、最悪のっとりが起きて、どこか別の場所への踏み台になるかも」
という恐怖感を感じていました。
よくわからないものの恐怖とは恐ろしいもので、これはサーバーを避けるには一番効果があったように思います。
さらにはサーバーのコスト。
基本的なファイル共有をサポートするNASに関しても、その価格は外付けハードディスク製品の2倍近くと、正直廉価とは言えず、だったら、そのお金で外付けハードディスクを2個買って、持ち運んだほうがいいやという結論に毎度落ち着いていました。
使っていない時も常時つけっぱなしというサーバーの特性もなんとなく嫌でした、主に電気代的にですけど。
もちろん、サーバーに関して、新たに学ばなくてもいいという楽さも大きな理由ですね。
ただ最近、DLNAなどネットワークを介した、家電機器間の連携が一般的になってきました。
そう考えたとき、ここら辺で、家庭内でのサーバー運営をかじってみるのも悪くないんじゃなかと常々思っていたところ、出会ったのがこの製品。
MZK-NAS01SG
PLANEX MZK-NAS01SG
PLANEX MZK-NAS01SGの説明書
価格も、ハードディスク抜きで超お手軽価格。
そうはいっても、ネット上のレビューは
遅い
ファンがうるさい
動作不安定
ファイル名が文字化けする
サポート遅い
と、とてつもなく散々で新規購入者が物怖じするには十分。
ただ、そうはいっても管理人が気になったのは、PLANEX MZK-NAS01SGが発売された2008年1月から、2010年5月11日まで、じっくり機能改善のファームウェアアップデートがなされているという事実。
早速、公開されているリリースノートを見てみると、
文字化けする問題を修正
共有サーバのモジュールを改善
2TBまでのHDDをサポート
プリントサーバ機能追加
内蔵ハードディスクのスリープモードをサポート
その他速度・安定性を改善
と、まぁ、正直、その機能が付いてなかったなんて驚き!というものもあるにはありますが、二年以上かけてファームウェアを地道に改善してきた感触が感じられたのも事実。
特に、当初は1TBまでだったものが、ファームウェアアップデートで最近お安くなっている2TBのSATA3.5インチハードディスクに対応しているのは嬉しいところ。
というわけで、最新ファームウェアVersion 1.4.2でのスペックをまとめてみると
2TBまでのSATA3.5インチハードディスク一台搭載可能
ファイルサーバ
FTPサーバ
プリントサーバ
iTunesサーバ
DLNAサーバ
BitTorrentサーバ
USB、LAN端子 各2つ
というもの。
サーバー入門者が使うにはまずまずという感触です。
やはり、こういう長期間にわたってファームウェア改善してきた製品では、レビューを読むときも、そのレビューが書かれた時期に注意しなくてはなりませんね。
そういった意味でも、お得な買い物でした。
ただ、一個難点を言えば、それはファンがうるさいこと。
これはかなり不満です。
とはいってもサーバーである以上、メンテナンス以外は身近に置く必要がないので、うるさくても影響がなく、さらに邪魔にならない部屋に隔離しておくことにします。
本当はファンを別のものに換装したいのですが、これをやると一年のメーカー保証が消滅するので今は我慢。一年後、保証が切れるまで完走したのを見届けてから実行したいと思います。
追記:
続きのエントリー
さらに続きのエントリー
さらにさらに続きのエントリー
さらに追記:
勢い余ってドメインとレンタルサーバー契約をしてしまいました。
今のところ大満足なので記事にしてみました。
どうしてこうなった?NAS初心者だった管理人がレンタルサーバー利用者になったわけ(ドメインも取りました)
レンタル初心者にはありがたい!ドメインキングさんのマニュアル本、スタートアップガイド到着
0 件のコメント:
コメントを投稿