その名もカナルワークス (Canal works)
会社がウチにやってきた(正式ホームページ開始はもう少し先の模様)
10月11日追記:公式ホームページも始まったようです。
canal worksホームページ
昨年まで某AVメーカーに勤めていらっしゃった方が起業なさった会社のようです。
参考リンク:はじめまして 2009/11/01のエントリー(会社がウチにやってきたより)
作っているものはイヤホン。それもただのイヤホンではありません。
自分の耳の穴の形に合わせたものを作ってもらうオーダーメイドのイヤホン、カスタムイヤホン、カスタムIEM(インイヤーモニター)なんて呼ぶのですが、ライブなんかでアーティストさんたちが付けているイヤホンなんかはこれです。
ある意味すごくニッチでそれでいて、一部でその性能からもてはやされている製品群ですが、普及しにくい原因の一つはお値段。
価格は大体、海外の他社製で送料、耳型代なんかを全部込み込み40000円から。
そういうとてもニッチな分野へ思い切った参入ということと、さらに、経営者さんのブログを見ていて、こっちまでワクワクしてきたこともあって、応援したくなりました。
特に日本国内にこういった繊細で特殊な技能を必要とするサービスを提供する企業が増えていくことはとても良いことです。
なぜかというと、それは主に言葉の問題が解決されるから。
というのも、こういったオーダーメイド品だと、色合い、スペックなどを変更したりできるのはもちろん、大抵のメーカーでは作成してから一ヶ月間くらいの期間限定でリフィッティング、つまり、作ったイヤホンの形の微調整を受け付けてもいます。
ただし、その恩恵を受けられるのは、きちんとコミュニケーションを取れるのが前提。制作してもらうときに自由がきくぶん、コミュニケーションが大事となるわけです。
そんななか、とても残念なことに、主なカスタムイヤホンの会社は海外にあります。
もちろん、コミュニケーションは英語。
サポート利用時は、どうしても一般的な英語とは言えない耳や音、時には耳鼻科で使われるような専門用語を英語で扱うのは、やはりストレス。そういった意味で、海外のサービスの利用をためらっていた方も多かったのも事実でした。
ちなみに管理人の使っているイヤホンWestone UM3Xはカスタムイヤホンではありませんが、海外のカスタムイヤホンを作っている会社製のもので、保証や修理については、問い合わせのたびに正直ちょっと面倒・・・という印象はあります。
参考リンク:Westone UM3Xカテゴリー(管理人の以前のブログより)
それが、日本語でのコミュニケーションが可能となれば、敷居もかなり低くなります。
さらに、価格もまだ未定ではありますが、
10月11日追記:
モニター価格は耳型(インプレッション)採取込みで69,800円で決まったようです。
参考リンク:
モニターさんのイヤモニやっと完成
イヤモニターのフタ・フェイスプレートいろいろ2のエントリー内コメント
海外に依頼して、こちらから耳型を送る送料、さらに、製品を日本国内に送ってもらう送料( FedExやUPSなどを利用するので送料がEMSなどに比べ高い)を考えると価格的にもアドバンテージに成りえるでしょう。
それに、作成してからも、修理やメンテナンスのたびに海外のメーカーに送る送料と手間、さらにちゃんと届いて直って帰ってくるのかという不安との戦い(
そういったこととは無縁の日本語でのサポートにはお金で買えない価値もあるかもしれないですね。
ただ、カスタムイヤホンのような、「使っていて楽しい」、「買って満足だった!」というような感覚に訴える性能が重視される製品の場合、最初の出だしの評判、そして、ユーザーとのコミュニケーションに不信感・不満を感じさせてしまう部分がないことで熱狂的なファンに支えられ、彼らの評判が新たなファンを生み出すような好循環といえる構造になり得るので、販売をスタートさせる今の時期を頑張って乗り切って欲しいですね。
下記の記事によると、秋のヘッドホン祭2010にも出品なさるということで楽しみ。
これが最初の一般の人向けのお披露目でしょうか。
秋のヘッドホン祭2010 出展します!!!
個人的に応援したくなる、いいなと思える会社です。
10月11日追記:
この記事の続きを書きました。
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