2010年9月16日木曜日

個人旅行でフランス・イタリアに行ってこようよ!   その1 JAL国際線特典航空券大活用編

ふと思い立って、ヨーロッパ方面に行ってきました。概要はというと
・目的地はフランスとイタリア
・手配等は自分で行う個人旅行
・期間は10日間
・メインは美術館巡り
・家族二人旅
というもの。

ただ、出発は8月初旬という、ややハイシーズンな時期ということもあり、急遽チケットが取れた&予定に都合がついたという幸運のおかげでした。

出発する前に交通機関チケット・ホテル・美術館入場券はできるだけ手配して、現地では効率的に動くという目標のもと、出発の前々日くらいまで準備。

正直、出発まではバタバタしていましたが、旅行中はトラブルに巻き込まれることなく大変有意義な旅行となったのは嬉しいところ。


そういうわけで、今回の旅程をまとめると
(日本)成田
        ↓
(フランス)パリ
        ↓
(イタリア)ローマ→フィレンツェ→ヴェネチア→ミラノ
        ↓
(日本)成田
というものです。

パリにはやや長め。イタリアでは好みの都市に2日、それ以外は1日のみの宿泊にしました。


これから書いていくいくつかの記事は、旅行記としてではなく、これから個人旅行される方に、「実際こんな感じで手配していって、こんなふうに行ってきたよ」、というような形で書いていきたいと思います。

そういうわけで、今回は日本とヨーロッパ間のJAL国際線特典航空券大活用編

管理人はJALのマイルを保持しているので、国際線特典航空券を利用しました。
また、運良くJALカードホルダーであるため、必要マイル2割引のキャンペーンが適用されます。

特典航空券JALカード割引について

通常だと日本からヨーロッパまでのエコノミークラス往復が一人55000マイルのところ、2割引で44000マイル。結構お得になります。

さらに、残念ながら、経営再建まっさかりのJALは今年10月からイタリア直行便の運休。ローマ・ミラノの地点撤退とありますから、実質は廃止です。

参考リンク:
2010年04月28日 JALグループ、再生に向けた2010年度路線便数計画を策定
JALさんのプレスリリースより)


これからはイタリアから日系の直行便で帰ってこれなくなると分かると寂しいもので、じゃあ、その前に行ってこようかということに。


さて、特典航空券を利用する際、個人的に、管理人がおすすめするのは、エリア内で入国する国と出国する国を変えた航空券を入手する経路

今回の場合は、ヨーロッパに入国する時はフランス、出国するときはイタリアという経路になっています。
もちろん、フランス・イタリア間は自前で移動することになってしまいます。

この航空券をおすすめする理由はというと
1、単純往復以外の航空券は高い
2、複数の国を周遊するなら経路にダブリはない方が良い
というもの。

1については、格安航空券含め、航空券の値段を調べて見ると分かるのですが、自由度の高い航空券ほど高くなります。

キャンセルや日時の変更が不可など期間に強い縛りのある航空券ほど安くなり、また、乗り継ぎが多くなるなど乗客が不便になるほど安くなります。

売る側の事情を考えれば当たり前のことなんですけどね。空席になりがちな便をきっちり埋めて運行効率を高める。さらにサポートに手間がかからなければそりゃあ安くできると。

そういった意味でも、入国地と出国地が違って、それでいて日本と直行という航空券は全く正反対に、普通に買うと高くついてしまうのですが、特典航空券ではヨーロッパなどの同一エリアであれば、単純往復と同一マイルで済みます。
そういった意味でもせっかく特典航空券を利用するならこっちがお得。

2についても、最初からフランスとイタリアに行くことが分かっているのなら、
日本→フランス→イタリア→フランス→日本
という旅程にするのではなく
日本→フランス→イタリア→日本
としたほうが、時間もお金も有効利用できそうです。


そういうわけで、早速、JALさんのホームページから、特典航空券を申し込みます。

ここで注意が一点。

先程書いた「特典航空券JALカード割引」の2割引はインターネットを使って申し込んだ場合のみ有効になります。
つまり、オペレーターさんが細やかに対応してくれる電話での特典航空券手配では無効ということに。

とはいっても、細やかな予約変更等は、インターネットを使って申し込んだ後であれば、オペレーターさん対応でも可能です。

ですから、航空券が通常1年間有効で、その間、自由に予約変更できることを利用して、期限切れになりそうなマイルがあるときは、「とりあえず結構先のおおまかな日程で特典航空券に変えておく」なんて使い方も。

日程が近くなったとき、より良い席が空いたりしたら、そちらに変えてもらうこともできますからね。
(もちろん、キャンセルするとその時点で期限切れのマイルは戻ってきませんし、フランス行きをイギリス行きに帰るなんて路線自体の変更は不可です。)

ちょっと話が脱線しましたが、というわけで、予約状況を見つつ、予約を実施します。
幸い、必要なチケットが2名分と少人数なため、割とあっさり予約完了できました。

これが家族全員分というように必要枚数が多くなると、必然的にキャンセル待ちが生じるでしょうから、ものすごく厳しくなります。
 子供さん連れの場合、子ども料金で同じ便のチケットを普通に購入して、電話窓口で、家族全員を近くの席にしてもらうリクエストを設定してもらったほうがいいかもしれないですね。

無事、予約手続きが進むと「燃油サーチャージ」や「空港使用料」などの税金関係の支払いのため、クレジットカードの入力を求められます。
大人ふたりで54000円弱でした。

支払画面では、クレジットカードで全額支払うこともできますが、実はJALのIC利用クーポンで支払うことも可能です。
通常は10000マイルが12000円分のIC利用クーポンに交換して利用でき、来年の3月末までなら、15000円分として利用できてお得です。

参考リンク:
JALマイレージバンク - JAL IC利用クーポン「Webでおトクキャンペーン!」
JALさんより)


上記のページでは来年の3月末までの期限が書かれていますね。
とは言え、このキャンペーン、何度も延長していますから、恒常的な企画になりそう?
JMB WAONなど、特殊なJAL会員カードが常に入会費無料キャンペーンやっているのと似ている気がします。

参考リンク:
JMB WAON入会金・年会費無料。発行手数料として500円(税込)がかかりますが、2009年10月1日~2011年3月31日まではキャンペーン期間中につき無料
JALさんより)

さくさくと支払いを行うとあとは待つだけ。
2日ほどでEチケットと呼ばれるチケットデータにアクセスするように書かれたメールが届きます。

アクセス後、チケットを印刷して、あとは空港のチェックインカウンターに行くだけで飛行機に乗れちゃうということに。簡単になったものです。

ただ、この後、席の指定などで、オペレーターさんの手続きが加わった際は、自動チェックイン機でのチェックインはできないかも。
管理人もそれで有人カウンターでのチェックインになりましたから。

というわけで、手続きも簡単で、意外にお得が手軽に楽しめるJAL特典航空券です。

ちなみに、海外へ出発する成田空港や関西空港に行くまでに、他の国内空港からJAL便で行く必要がある場合は、その国内便の往復ももれなく付いてくるのでお得度はさらにアップ。
例えば
札幌 → 羽田
成田 → パリ
ミラノ→ 成田
羽田 → 札幌
という全4区間の航空券と特典交換できるというわけです。

参考リンク:
JALグループ国際線特典航空券の注意事項
JALさんより)

さて、次回はヨーロッパ国内の交通手段の予約についてお送りする予定です。
お楽しみに!



管理人も利用のビジネストローリーサルサデラックス購入先リンク: 


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