管理人は、メインのカードをJALカードにすることで、普段の生活でも、JALマイルを貯めるようにしています。
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その成果もあって、平均2~3年に一度程、特典航空券でのヨーロッパなどへ家族旅行を楽しむことが可能になっています。
ただ、管理人にとって気になることが最近存在しています。
それは、特典航空券の取得難易度がわずかに上昇しているように感じること。
具体的には、JALさんのマイレージバンクにログインを行い、特典航空券の残席状況を見てみても、管理人が今までの状況から期待するよりも、残席が非常に限られていて、1~2人ならまだしも、3~4人での家族旅行を考えたときは、かなり難しいと思えるほど。
そのような光景が、旅行開始までかなり長い期間が残された座席であっても、多く見られるように思います。
そういった状況を見た時、管理人が考える理由は以下の3つ
1、最近の円高で有料航空券を購入するユーザーが増えた
2、多くのマイルを所有する人が増えた
3、JALさんがマイル消費を急いで行う必要がなくなった
というものです。
1つめの円高については、海外旅行を楽しみたいと思うユーザーが増えるほど、空気を運ぶよりはまだ良いということで、無料で発券する特典航空券ではなく、有料の航空券として席を販売したいというのはJALさんとしては当然のことです。
結果的に、特典航空券として割り当てられる座席数は減少し、その残された座席を得るための競争は激化します。
2つめのマイル所有については、JALさんの2010年1月の経営破綻が影響があると考えます。
というのも、あの当時は、経営破綻が報じられている過程でマイルの保護について不透明だったため、急いで特典航空券に交換したり、あるいは、JALさんのオンラインショップなどで利用できるクーポンなどに交換することで、マイルが無効になる前に使いきってしまおうと考えたJALマイルユーザーは管理人の周囲にも多く見られました。
あれから2年ほどの時間が経過したことで、一度マイルを消費し尽くした人たちのマイル口座にも、特典航空券を手にするだけのマイル残高が復活し、結果的に、特典航空券への需要が上昇したと管理人自身、考えています。
3つめのマイル自体を消費して欲しいとJALさん自身が考えなくなったというのは、会社経営上の理由が存在していると考えます。
というのも、以前のように公的資金を受け入れて、経営しているときは、会計経営上のマイナスとなるマイルはなるべく背負いたくない筈。
そのため、今までは考えられないようなマイルに関する優遇キャンペーンを行うことで、マイルを貯めているユーザーにマイルを利用させようとしていたと感じられる場面は度々存在してきました。
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また、経営破綻の影響のため、多少不信感が生じたことで、搭乗者数でも、ANAさん含めた他社さんより余裕があったことも、空席をマイル消費に活用しようという意図に結びついたと考えもそれほど不自然なものではないでしょう。
一方、今現在は、一応の黒字化を達成したこともあり、マイルについてはそれほど敏感にならなくとも良い経営状況になっているということも、マイル消費を促すキャンペーン自体が縮小するのはもちろんのこと、特典航空券を対象とした座席数の減少もうなずけるものになります。
では、特典航空券ユーザーはどのように対抗すべきなのでしょうか?
管理人として、まず推奨するのは渡航先の選択肢を増やすということ。
具体的にはどういうことかというと、例えばアジア地域を旅する場合、北京だけに渡航先を絞るのではなく、香港や台北なども選択肢に入れてみる。
そして、そのいずれかの渡航先への特典航空券が入手可能かどうかを調べてみるということです。
このようにたった1つの目的地候補を3つに増やすだけで、基本的には3倍ほど特典航空券を入手できる可能性は増加します。
さらには、より多くのマイルを貯めることで、より遠くの目的地への特典航空券を入手可能とすることも、同じように渡航先の選択肢を広げ、特典航空券入手可能性を広げる意味では大切なことです。
実際、多くのマイルを必要としないアジア圏の渡航先よりも、ヨーロッパやアメリカなど、多くのマイルを必要とする目的地への特典航空券の方が、座席にまだ余裕を感じるというのが、特典航空券の予約状況を見てきた管理人の確かな実感ですから。
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今後はさらに、JALさんと同じ航空アライアンスに属するアメリカン航空さんの経営破綻を受けて、マイルに関するルールにも少なからず、変更が加えられる可能性も存在しています。
特に、どのような形であれ、異なるアライアンスに加盟するデルタ航空さんとアメリカン航空さんの結びつきが強固になるようであれば、要注意と考えるべきでしょう。
そういったルール変更によって、せっかくコツコツ貯めてきたマイルの価値が大きく減少することなく、逆に最大限に活用できるようにするのは一番大切なことでしょう。
そのためにも、必要マイル数に到達した後に使い道を考えるのではなく、貯めている時からじっくり自分自身に適した戦略を選んでいきたいものです。
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通りすがりで拝見させていただきました。
返信削除確かに僕もJALの特典は取りにくくなってるように思います。
それそろ他社も考えるのも必要かもしれません。
コメントをいただき、ありがとうございます。
返信削除あまり楽観できる状況ではないと思ったこともあって、記事にまとめてみました。
とはいえ、他社に移るとなると、ANAさんは良くも悪くもJALさんと横並び傾向が強いですから、海外の航空会社が移行先となるのですが、候補選びの段階で迷います。
欧州危機などの影響もあるのでしょうが、航空業界にはしばらく明るいニュースはないのではないかと覚悟していたりも。
今回はコメント、ありがとうございました。
管理人@スタ好き