管理人が愛用している写真用プリンター、PX-5VとPX-7Vについては前回の記事でも書いたように、エプソンさんが1年ずつの保守契約として提供するエプソンGo-PACKを、故障が増えると予想される使用後3年以降に導入するという選択をしています。
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高性能写真用プリンターに5年間長期保証は必要か?PX-5V&PX-7VユーザーがエプソンGo-PACKを考えてみる
では、 販売店による5年間の延長保証やエプソンGo-PACK以外に保証や保守の選択肢は存在しないのかというと、そんなことはありません。
実は、もう2つほどの選択肢があります。
それが、エプソンGo-PACK同様、エプソンさんが提供する、エプソンサービスパックとエプソン引取保守パックです。
まず、簡単にエプソンサービスパックについて説明すると、
・製品購入後1年以内に購入・申し込み可能
・プリンターとの同時購入の必要はなし
・保証期間は1年、3年、4年、5年の4種類
・業務用製品では定期交換部品は有償対応
・定期交換部品を保証対象とするプランも存在
・PX-5VやPX-7Vなどは定期交換部品料金が不要製品
・修理は訪問修理となり、その場で修理完了
・訪問可能時間帯は平日9時から17時
・エプソン製品を扱う販売店から購入
・PX-5Vの場合で
1年 7,875円 型番:HPX5V01
3年 34,650円 型番:HPX5V03
4年 44,100円 型番:HPX5V04
5年 49,350円 型番:HPX5V05
・PX-7Vの場合で
1年 6,300円 型番:HPX7V01
3年 28,350円 型番:HPX7V03
4年 34,650円 型番:HPX7V04
5年 38,850円 型番:HPX7V05
といったところでしょうか。
参考リンク:
エプソンサービスパック
エプソンサービスパック利用規約
(保証期間内の製品がサービスパック対象と記載あり)
エプソンサービスパック 対象製品料金表
(エプソンさんより)
続いて、エプソン引取保守パックについて簡単に説明すると、
・製品購入後1年以内に購入・申し込み可能
・プリンターとの同時購入の必要はなし
・保証期間は1年、3年、4年、5年の4種類
・定期交換部品料金が不要製品を対象
・修理は引き取り修理
・発送・受け取り時にユーザーの金銭的な負担は不要
・修理期間は最短で3~4日
・本来は保証のない純正オプションも保証対象
・エプソン製品を扱う販売店から購入
・PX-5Vの場合で
1年 1,554円 型番:KPX5V01
3年 15,729円 型番:KPX5V03
4年 20,979円 型番:KPX5V04
5年 23,079円 型番:KPX5V05
・PX-7Vの場合で
1年 1,554円 型番:KPX7V01
3年 12,579円 型番:KPX7V03
4年 15,729円 型番:KPX7V04
5年 18,879円 型番:KPV7V05
といったところでしょうか。
参考リンク:
エプソン引取保守パック
エプソン引取保守パック利用規約
(保証期間内の製品がエプソン引取保守パック対象と記載あり)
エプソン引取保守パック料金表
(エプソンさんより)
こうして、比較してみると、エプソンサービスパックとエプソン引取保守パックには、サービス面での大きな違いはもちろんのこと、それ以上に大きな価格差が存在していることが分かります。
最も長期契約による割引が適応されているはずの5年間のプランであっても、PX-5Vの場合でエプソンサービスパックの49,350円に対してエプソン引取保守パックは23,079円。
価格は2倍以上とかなり高額になっています。
もちろん、 エプソンサービスパックの訪問修理によって、最短での修理サービスを受けられるという特典は、業務用途で利用するユーザーには必要なものかもしれませんが、管理人を含めた多くの一般ユーザーには費用対効果の面で、おすすめできるサービスとは言えないように感じます。
その一方で、エプソン引取保守パックは、エプソンサービスパックに比べ、安価でありながら、通常の場合、引取りによる修理サービス利用の度に必要となる引取り修理サービス料1,575円が無料になるなど、保守サービス独自の手厚さを感じさせるメリットも残されています。
また、販売店が独自に提供する5年間などの長期保証に対するメリットとしては、直接修理を行うエプソンさんとユーザー間で修理品をやり取りできるため、修理時間が短縮できることも忘れられません。
というのも、長期保証利用での修理依頼時には、メーカーさんとユーザーの間に、販売店さんが送付の際も、その後の受け取りの際も加わるため、それだけで、4~6日間ほどの時間的ロスが生じるのは仕方がないため、結果的に修理完了は2~3週間後ということになってしまいがちです。
それに対して、最短修理期間を3~4日としていることは、間違いなくエプソン引取保守パックのメリットの一つと言えるでしょう。
では、なぜ管理人は、エプソン引取保守パックではなく、使用後3年以降に、エプソンGo-PACKを選択することにしたのか。
それは、やはり管理人の利用状況では
・頻繁にプリンターを利用するためインク詰まりリスクが少ないこと
・PX-5VとPX-7Vの両方を使うことで故障リスクが少ないと考えること
の2つがエプソンGo-PACKを選択する理由となりました。
逆に、PX-5Vのみを利用していて、PX-7Vを導入していないという状況ならば、 エプソン引取保守パックを選択していたのは間違いないように思います。
やはり、PX-5Vの使用頻度は高いものになるため、故障率も上昇することが予想されるためです。
こうして順番に考えてみると、高性能写真用プリンター利用者にはコストやサービス内容によって
1、エプソンサービスパック
2、エプソン引取保守パック
3、エプソンGo-PACK
4、販売店による長期保証
5、製品保証のみで故障時は有償修理
という5つもの保証や保守に関する選択肢が存在しているということで、かなりの選択の自由度が与えられているといえると思います。
また、PX-5VやPX-7Vの2011年以降のプリンターは間違いなく、今後数年満足のいく写真品質を提供してくれるプリンターだと管理人自身感じているのも事実。
そういった意味では、思いっきり故障などの心配をすることなく愛用していくためにも、一度しっかり、保証や保守に関するプランについて考えてみるのも大切なことのように思います。
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