2012年2月8日水曜日

英語学習でPC上でのノートを作成を行いたい時のノート術 ~その2 文字認識編~


前回の記事では英語学習用のノートをPC上で作成する場合、必要なものをリストアップする、いわば準備編といった形でした。

管理人作成の関連記事:
ノート作りは英語学習の罠の一つ?それでもノートを作成したい時のノート術 ~その1準備編~


では、今回は何を取り扱うかというと、意外に身近に感じない文字認識について。

しかし、英語学習に利用するノートを作成する上で、効率に大きな影響を与える文字認識をどのように活用するかということは重要になります。そのため、この部分での失敗は出来るだけ避けなくてはいけません。

ただ、文字認識を行うことを考えた場合、管理人自身、英語学習本は難易度の高い文字認識対象だと感じています。

というのも、日本語と英語の両方が使われているため、英語を中心とした設定で文字認識を行った場合、日本語の文章に文字化けが生じて使えません。
かといって、日本語をメインとした設定で文字認識を行った場合、英語表記が不完全なものになったり、奇妙な形で単語が分割されたりします。

では、どのように文字認識機能を利用するかというと、1つの書籍に対して2つの文字認識を別々に適応するということです。

結果的に、英語での文字認識を行った英語学習本データと日本語での文字認識を行った英語学習本データの2種類が作成されることになります。

この2種類を同時に開きながら、必要な箇所をコピーアンドペーストすることで、英語学習ノートを作成していくことになります。


そこで重要になるのが、文字認識はどのように行うのかということ。

そこで、管理人が利用を推奨するAdobe Acrobat Xを使う前提で、実際の文字認識の手順を順番にみていきましょう。

手順は大きく分けて10ステップです。


1、
Adobe Acrobat Xを起動する


2、
上のメニューバーから「表示→ツール→テキスト認識」の順番でクリック


3、
右側に表示されたツールパネルウィンドウから「複数のファイル内」をクリック


4、
表示されたテキスト認識ウィンドウから「ファイルの追加をクリック」


5、
単独のファイルを選択する場合は「ファイルを追加」をクリック
対象のフォルダ内すべてのファイルを一括して選択する場合は「フォルダを追加」をクリック


6、
処理を行いたいファイルすべての追加終了後、「OK」をクリック。
誤ってファイル選択を行った場合は、選択を取り消したいファイルをクリック後、左下の「削除」をクリック。


7、
表示された出力オプションウィンドウでは各自好きなように保存設定を変更。 設定を完了後「OK」をクリック。

管理人のおすすめとしては
「元のファイル名に追加」をクリック。
「既存のファイルを置換」のチェックを外す。
その後、上に「前に挿入」と記載された空欄に
英語の文字認識を実行したファイルだということが分かりやすいように英語での文字認識を行う場合は「EN」などのファイル名の変更設定を行う。
(日本語の文字認識を実行する場合には「JA」など)

この設定で「OK」をクリックした場合、
文字認識処理終了時には、文字認識を実行した元のファイルと同じフォルダにファイル名の最初にENと追加された形でファイル名変更がされた文字認識実行済みのファイルが追加で保存されることになります。


8、
表示されたテキスト認識- 一般設定ウィンドウから
OCRの言語を
英語の文字認識を行う場合は「英語(アメリカ)」を選択。
日本語の文字認識を行う場合は「日本語」を選択。

PDFの出力形式は「検索可能な画像(非圧縮)」を選択。

設定終了後「OK」をクリック

容量を削減したい場合やiPadなどのポータブルデバイスでの快適な閲覧を考えた場合には、非圧縮ではない「 検索可能な画像 」や「ClearScan」を選択しても良いのですが、この場合、表示に乱れが生じたり、一部の内容で元データとの違いが生じる可能性もあるため、英語を正しい内容のまま学習する目的での利用を考えた場合、管理人としては 「検索可能な画像(非圧縮)」を推奨します。


9、
文字認識終了まで待つ

文字認識完了までに必要とする時間は、利用するPCの性能に大きく依存します。

そのため、所有しているPCの中で最も高性能なものを利用するのもおすすめできる選択肢の一つでしょう。
また、夜、就寝前に複数のファイルの文字認識を行う設定を完了させ、あとは、実行は眠っている間にじっくりPCに行なってもらうというのも決して悪い選択肢ではありません。


10、
一連の作業を英語文字認識用と日本語文字認識用の計二回行う


以上の10ステップで、文字認識は完了です。
こうした一連の文字認識設定は英語学習用の書籍だけではなく、様々な書籍を文字認識した上で活用する際にも応用できるため、記憶にとどめておくこと自体、無駄にならないはずです。

また、手順を文字として読んでみると、複雑に思えるかもしれませんが、実際に行なってみると想像していた以上に簡単だと感じるはずです。

次回以降はいよいよノート作りについて説明したいと思います。


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追記:続きの記事を書きました
英語学習でPC上でのノートを作成を行いたい時のノート術 ~その3 効率化ツールの選択も重要編~


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