2011年8月26日金曜日

100%マイル増量キャンペーンでついに1マイル1.5円以下に?~デルタ航空バイマイル購入レートの大改訂



JALさんをメインとしている管理人も、以前はノースウエスト航空さんを利用していたこともあり、ノースウエスト航空さんを吸収したデルタ航空さんのマイルは、ペースは落ちているものの、そのまま貯めています。

さて、デルタ航空さんといえば、マイルを購入可能なバイマイルサービスが有名で、管理人自身、何度か記事にしてきました。

管理人作成のデルタ航空さんバイマイル関連の記事:
デルタ航空のマイル購入、バイマイルはお得と言えるのだろうか?その1

デルタ航空のマイル購入、バイマイルはお得と言えるのだろうか?その2


さて、このバイマイルですが、大きな改訂が行われています。
というのも、マイルの価格が1マイル$0.028から1マイル$0.035への大幅な上昇。25%もの値上げとなっています。

参考リンク:
バイマイル
デルタ航空さんより)


それも、デルタ航空さんではよくあることなのですが、こういったユーザーに大きな影響のあるサービス変更でも、事前の告知はもちろん、ニュースリリースでの案内も無し。

以前も、特典航空券必要マイル数の大幅な増加を事前告知なしで実行したため、多くのマイルを貯めている顧客に影響と動揺を与えた経歴もありました。

管理人作成のデルタ航空さんのマイルサービス変更関連記事:
アメリカ大手航空会社が驚愕の裏切り!顧客を失望させる禁じ手実行


さて、残念ながら値上げが行われ、実質的に改悪となってしまったバイマイルですが、今現在、2011年9月30日(米国東部標準時間)までバイマイルで購入したマイルの他に100%分のマイルが追加でプレゼントされるキャンペーンが行われています。

参考リンク:
バイマイル(マイルの購入)期間限定キャンペーン
デルタ航空さんより)


これを踏まえて、実際には1マイルは日本円でいくらくらいの金額で購入できるのか?そして、それは今までと比べてお得なのかを考えていきたいと思います。

1マイルの日本円での価格を計算する上で必要な数値は
・1マイルあたりのマイルの価格($):1マイル=0.035$
・購入金額の他に必要な税額:7.5%
・円とドルの為替レート:1$=77円(2011年8月26日現在)
・クレジットカード海外決済手数料:
 VISA/MASTER 1.63% JCB 1.60%
を利用して計算します。

VISA/MASTERブランドの場合で、
0.035×1.075×77×1.0163=2.9443・・・≒2.94
1マイル約2.94円

JCBブランドの場合
0.035×1.075×77×1.0160=2.943479≒2.94
1マイル約2.94円
となります。

さて、今回の100%マイルキャンペーンは純粋に同じ金額で2倍のマイルを得ることができるわけですから、1マイルの価格は単純に半分となり、キャンペーン条件では1マイル約1.47円で購入できることに。

ちなみに、バイマイル改定前の1マイル0.028$の時期に、これまで頻繁に開催されていた50%マイルキャンペーンでのマイルの価格は1マイル約1.56円でしたから、それと比較してもお得と言えそうです。


ただ、今後、急激な為替変動が起こる可能性も十分あるため、今回の計算に使った1ドル77円以外でも計算してみると

1ドルが60円で1マイル約2.294円 
(100%マイルキャンペーンで約1.147円

1ドルが65円で1マイル約2.485円 
(100%マイルキャンペーンで約1.242円) 

1ドルが70円で1マイル約2.676円 
(100%マイルキャンペーンで約1.338円)  

1ドルが75円で1マイル約2.868円 
(100%マイルキャンペーンで約1.433円) 

1ドルが80円で1マイル約3.059円 
(100%マイルキャンペーンで約1.530円) 

 1ドルが85円で1マイル約3.250円 
(100%マイルキャンペーンで約1.625円
となります。
クレジットカード海外決済手数料はVISA/MASTERブランドの1.63%を利用

この数字を使って、例えば、1ドルが60円の時の日本からヨーロッパまでエコノミークラス往復航空券を最も少ないマイル数の80000マイルで取得を考える場合は
2.294円×80000マイル=183,520円。
100%マイルキャンペーン適応時期で91,760円となります。

もう一つ例を出すと、 1ドルが85円の時の日本から韓国までエコノミークラス往復航空券を最も少ないマイル数の15,000マイルで取得を考える場合は
3.250円×16,000マイル=52,000円。
100%マイルキャンペーン適応時期で26,000円となります。
バイマイルは2,000マイル単位での購入になるため15,000マイルでは購入できず16,000マイルの購入が必要になる


参考リンク:
アジア北部出発便 特典必要マイル数
デルタ航空さんより)


こうして見てみると、100%マイルキャンペーンも大きな影響を与えていますが、それ以上に、円高による実質的な割引効果が大きいこともわかりますね。

ただ、お得だと思う一方で、管理人個人としては、デルタ航空さんの急激なマイルサービスの改悪がないとも言い切れないため、来年以降など長期の予定のために、今マイルを購入しておくということはおすすめできません。

しかし、特典航空券の空き状況などに余裕があり、近いうちに旅行にいくことが確実であるなら、バイマイル制度を使って、安価に特典航空券旅行を実現してみるのも選択肢として面白いと思いました。




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