2011年9月11日日曜日

上位機種の注目機能を使ってしまおう!可能性がグッと広がるプチマクロはスゴイ!~ソニー製学習リモコン RM-PLZ430Dレビュー~

さて、管理人宅で活躍しているソニーさん製の学習リモコンRM-PLZ430Dですが、実は隠し機能と呼べるような嬉しい機能があります。それは上位機種RM-PLZ530Dには搭載されていて、RM-PLZ430Dには搭載されていないはずのプチマクロ機能を擬似的に使えるというものです。

簡単に説明すると、プチマクロ機能とはマクロ専用のシステムコントロールボタン以外の基本ボタンと呼ばれるボタンに、複数のボタンの組みわせによるマクロを学習させるというものです。

本来、 RM-PLZ430Dにはシステムコントロールボタンによるシステムコントロールマクロは搭載されていますが、プチマクロは非搭載となっています。

これをなんとか解決するのが、基本ボタンに機能を学習する時に、約1秒以内に複数のボタンを学習させることで、擬似的なプチマクロ機能を獲得してしまうという方法です。

この方法を利用することで、 任意の機器への入力切り替えや日時指定ジャンプなどの、本来はメニューなどを開いてから、複数回のボタン操作の後で可能となる機能を擬似的なプチマクロとして登録も可能になります。


ただ、一点だけ注意が必要なのが、実際に管理人が登録したようなメニュー表示を含んだ動作の場合、学習元のリモコンの制限のためか、メニュー表示用のボタンを押してからどんなに素早く次のボタンを押したとしても、うまく登録されないことが多くなります。

本来はそういった動作が必要とされていないだけに仕方のない部分なのでしょうが、学習リモコンを設定する上では困るので、なんとか打開策を探すことにしました。

その結果、見つけたのは同じメーカー製の複数のリモコンを使ってリモコン信号の学習を行うというもの


具体的に説明すると、東芝さん製RDシリーズではテレビ番組表の指定日時にジャンプするための機能を呼び出すためには、クイックメニューと呼ばれるボタンを押して、メニューを表示してから、決定ボタンを押す必要があるのですが、それを1つ目のリモコンでは クイックメニューボタンだけを押して、もう1つのリモコンでは0.5秒くらい遅れて決定ボタンを押すことで登録が完了になります。

実際にこれを1台のリモコンで試した場合、管理人には登録不可能でした。

ちなみに管理人宅では東芝さん製のレコーダーを複数台所有しているため、リモコンの複数台利用には不自由はしていなかったのも幸運だったと言えるでしょう。

ただ、決定ボタンのような、単純な機能のボタンの場合、同じメーカーでは信号自体に変化がないのか、古い機種のリモコンでも正常に機能する場合が多いはず。

ちなみに管理人宅では、好奇心の一環で試してみたRD-XS35という8年前のエントリーモデル機種付属のリモコン信号でも正常に登録作業自体可能だったことはとても衝撃的でした。


さて、この0.5秒くらいの瞬時に行う必要のある加減が難しい場合は、クイックメニューボタンを押した後、ほんの僅か(0.3秒ほど?)遅れて決定ボタンを連続で押すというように、連打での入力も結果的にはうまくいきます。

ただ、あんまり何度も押しすぎると余分な決定ボタンの信号まで登録されるため、その点だけは要注意です 。学習リモコンのボタン設定は何度も可能なので、この辺りは失敗を恐れず試行錯誤して連打回数を決定してみるとよいでしょう。

ここまでご紹介したRM-PLZ430Dによるプチマクロ機能ですが、あくまで擬似的な機能で、登録作業もややシビアなものになるなど、機能が制限されていることは間違いのない事実です。

とはいえ、可能性を秘めた機能であるのも事実で、使わないというのはその可能性を捨ててしまう、もったいない選択肢と言えるでしょう。

もちろん、上位機種RM-PLZ530Dのような5ステップまでの学習は難しいこともありますが、そうであっても、工夫をすることで3ステップほどなら、十分なんとかなるため、擬似的なプチマクロを活用する分にはそれほど困らないはずですから。



意外にも実際の利用では上位機種に近い機能を与えられているRM-PLZ430Dはなかなか良い学習リモコンと言って間違いなさそうですね。

管理人自身、生まれて初めての学習リモコン購入でしたが、学習リモコン入門としても自信を持っておすすめできます。

管理人おすすめの学習リモコン購入先リンク:

学習機能付きリモートコマンダー SONY RM-PLZ430D
(管理人宅でも愛用中でおすすめ)

学習機能付きリモートコマンダー RM-PLZ530D
(管理人宅愛用のリモコンの上位機種。機能はより洗練されたものに)

追記:続きの記事を書きました
高性能なソニーさん製学習リモコンRM-PLZ330DとRM-PLZ430Dを比べてみた

管理人作成のソニーさん製学習リモコン RM-PLZ430D関連記事:
初めての学習リモコン購入!ソニー製4機種の中から中級機RM-PLZ430Dを選んだ理由

強力すぎる信号での擬似無線リモコン化で信じられないほど快適!~ソニー製学習リモコン RM-PLZ430Dレビュー~

東芝RD-Xシリーズユーザー向けに考え抜いた学習リモコンボタン設定の全て~ソニー製学習リモコン RM-PLZ430Dのレビュー~


管理人作成のおすすめ記事:
ドット抜けリスクに正しく立ち向かうための、なかなか冴えた液晶ディスプレイ購入入門~ドット抜け保証編~

リアル小売は相手じゃなかった。Amazon Javariに見る、あらゆるネット小売駆逐の次なる一手

東芝レコーダーと個別スイッチUSBハブのコンビが便利すぎて二度とBlu-rayを買えなくなった

カーナビすら導入したくない管理人がドライブレコーダーを買ったわけ~RDV-DRSD1のレビュー~

音楽好きならほぼ100%笑顔になれる一番冴えた5000円札の使い方(今ならお釣りも付きます!)

2 件のコメント:

  1. はじめまして。先日PLZ430Dを購入し、こちらのブログで擬似的なプチマクロ機能を知り、30秒スキップ×3(90秒スキップ)等に設定して便利に使用しております。

    ところで、あまりの便利さに今度はボタンの大きなPLZ330Dを購入しようと思っているのですが、システムコントロールマクロが付いておりません。裏技マクロさえ使えれば機能的にPLZ330Dで十分ですので、(裏技マクロがPLZ330Dにも)使用出来るか教えて頂けないでしょうか?どうぞよろしくお願い致します。

    返信削除
    返信
    1. saiさん

      はじめまして。
      今回はコメントをいただき、ありがとうございます。

      ご質問をいただきました、PLZ330DでもPLZ430D同様の擬似的なプチマクロ機能を利用できるかということですが、実際にPLZ430DからPLZ330Dへ4ステップの信号を学習させることで実験してみました。

      その結果はというと、複数のステップの操作もPLZ430Dと同様にPLZ330Dでも学習可能というものでした。

      ちなみに、管理人宅ではリビングで実際にPLZ330DとPLZ530Dを可能な限り同一の設定にして、管理人と管理人の家族がそれぞれ専用のリモコンとして活用しているため、PLZ330DとPLZ530Dでも、擬似マクロ機能が実際に利用可能ということになります。

      管理人作成の関連記事:
      3台の学習リモコン所有でも無駄ではない?自分専用のリモコンを持つというメリットを手放せないと感じる理由
      http://stampcard1.blogspot.jp/2013/01/3.html

      やはり、ボタン数が用途に対して十分であれば、PLZ330Dの扱いやすさは別格ですから、PLZ330Dの追加は管理人としてもとてもおすすめできると感じています。

      この返信が少しでもsaiさんのお役に立つのであれば、管理人としても嬉しく思います。

      今回のコメント、本当にありがとうございました。

      管理人@スタ好き

      削除