2011年9月28日水曜日

SONY HMZ-T1は電子書籍ユーザーの必須アイテムに?それとも本命はフルHD対応のSONY HMZ-T3以降か?

最近、管理人の周囲で注目されている新製品にSONYさん製ヘッドマウントディスプレイ、HMZ-T1があります。

簡単に説明すると、
・HD有機ELパネル利用ヘッドマウントディスプレイ
・解像度は1280x720
・3D対応
・入力端子はHDMI
・出力としてパススルーHDMI出力を搭載
・ヘッドマウントユニットとプロセッサーユニットで構成
・電源は100V
・ヘッドマウントユニットの重さは約420g
・プロセッサーユニットの重さは600g
・価格は5万円台
といったところでしょうか。

参考リンク:
3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1主な仕様
ソニーさんの製品情報より)



今までもヘッドマウントディスプレイは業務用途などを中心に販売されていたのですが、その場合でも、高額な価格がネックとなり、気軽に購入とは難しいのが現実でした。

また、比較的気軽な購入も可能な一般消費者用途のヘッドマウントディスプレイも、少々ラインナップされてはいたものの、解像度があまりに低いため、実用面での満足は得られない商品だったというのが正直な部分です。

それが今回、5万円台と手に届く価格で、1280x720というHD解像度のヘッドマウントディスプレイHMZ-T1が販売されるということで、管理人の周囲でも、新しいもの好きだけではなく、映画が好きな知人がすぐさま予約を入れるということが見られました。

それだけに、SONYさんのHMZ-T1が今後市場に与える影響の大きさを予想するには十分と言えます。


では、管理人が実際に購入するかというと、実は未だに予約を行っていません。

というのも、管理人の場合、それほど映画などの映像関連で時間を消費する比率が高くないこともあり、今回注目されている3D性能について必須ではないというのも大きな理由といえます。


しかし、気になる製品であることには変わりありません。

なぜなら、HDMI端子で入力が可能なことと、1280x720の解像度を持つことで、電子書籍リーダーとして利用できないかと考えているからです。

実際、管理人は疲労蓄積時は、ごろねスコープDXを利用することで、横になりながらの読書を可能にしています。


管理人作成のごろねスコープDX関連記事:
おなかトップPCで寝ながら読書?ごろねスコープDXは読書好きの最後の手段となるか?


ごろねスコープDXは便利に利用可でありながら、まったくの制限がないというわけではないだけに、より快適な電子書籍読書用のアイテムとして、SONYさんのHMZ-T1は非常に気になります。

そうはいっても、一点だけ、購入に踏み切れない理由があるとすると、それは解像度

1280x720という解像度は、ヘッドマウントディスプレイとしては優秀です。もちろん、ノートPCなどのディスプレイと比較してもなかなか優れた解像度と言えるでしょう。

ただ、管理人の経験や実験から考えると、1280x720の解像度では、電子書籍読書は少々ストレスを感じるものになるはずです。

逆に720x1280のように縦長のディスプレイであるなら、余裕を持って書籍を閲覧できるでしょうが、1280x720の横長ディスプレイではどうしても見開き表示時には解像度的に厳しさが伴い、さらには、単一ページ表示では、1ページが分割されて表示されるなど、表示上の無駄が生じるのを避けることはできません

このあたりの事情については、以前に記事にまとめたので、あわせてご覧いただけると分かりやすいと思います。


管理人作成の電子書籍とディスプレイ解像度関連の記事:
解像度の違いは電子書籍読書に快適さの違いを生むのか?同じ12.1インチのXGAとSXGA+を比べてみる


そういったことを考えると、解像度的にも余裕が生じる1920×1080のフルHD解像度を持った、HMZ-T1の後継機種、HMZ-T3以降に期待したいところです。
(HMZ-T3の型番はソニーさんの型番付の傾向から次世代機の型番として予想)

ただ、フルハイビジョン対応のHMZ-T3については気になる点もあります。というのも、ソニーさんが販売している3D対応の映像機器の出力解像度は1280x720がある種の標準とされているため、3Dを主要な目的とした場合、ヘッドマウントディスプレイの解像度は1280x720より高いものにならないのではないかと考えてしまう部分もあるからです。

少なくとも、1年から1年半ごとに、高性能化した新しい製品が発売されるということは期待できないと考えています。

そういったことを順番に考えていくと、今のうちにとりあえずHMZ-T1を購入しておいて、楽しんでみるというのも、それはそれで賢い選択肢と思えてしまう部分も。

確かに、フルHDではありませんが、HMZ-T1自体気楽に使えるディスプレイとしては間違いなく革新的な製品ですから。






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