2012年1月20日金曜日
絶版のスマートスクロールに後継製品は存在するのか?その2 Better Touch ToolのためのMacという発想
スマートスクロールや空間マウスを活用することで快適なPC環境を使用している管理人ですが、これらのお気に入りツールもいつか壊れたりなどして、使えなくなることは確実。
そうなった時に慌てるのではなく、次のツールを予め探しておくことは、管理人とって急務といえる大切なことです。
以前の記事では、キーボードショートカット用途を考えた場合、入力可能キー数も大幅に増加するロジクールさんのG13やRazerさんのNostromoについて考えてみました。
管理人作成のキーボードショートカットツール関連の記事:
絶版のスマートスクロールに後継製品は存在するのか?その1 複数ボタンキーボードの可能性を考える
これらのツールも性能から考えると間違いなく優れたものですが、管理人にとって一押しですぐにでも購入したいかというとそうではありません。
それはなぜかというと、より魅力的と思える選択肢があるからです。
というのも、Macを導入してMagic TrackpadをBetterTouchToolでカスタマイズした上で利用するというもの。
Magic TrackpadとはMac専用のマルチタッチとジェスチャー対応のトラックパッドのことです。Windowsでも利用は可能ですが、機能制限が厳しく、その使い勝手は大きく制限されるため、実質的にMac専用と考えて問題はないでしょう。
さらに、 BetterTouchToolについては説明すると、
・Mac専用のジェスチャーカスタム用のソフトウェア
・1~5本指の各種ジェスチャーにキーボードショートカットを登録可能
・ Trackpad の他にMagic Mouseのカスタムにも対応
・無料で利用可能
といったところでしょうか。
参考リンク:
BetterTouchToolのダウンロード
(BetterTouchToolの作者、Andreas Hegenbergさんより)
タッチジェスチャーでのキーボードショートカットが利用可能となるのなら、より直感的なマウスとの連携が可能になるはずです。
管理人が一番期待している選択肢と言えます。
そのため、管理人としては、この2つの機能が使いたいがために、PCメインの環境からMacへの移行を考えたいと考えてしまうくらいです。
また、管理人の場合、iMac27インチを購入することで、3台の27インチディスプレイによるトリプルディスプレイ環境を構築するという狙いがあるのも事実ですが、快適なキーボードショートカットを利用できる環境を得るという意味ではMacがベストな選択という可能性が高いと考えたこともMacへの移行を後押しする大きな原動力となりました。
特に、特定の製品に依存する現在の管理人のPC入力環境とは違って、アップルさんの提供する TrackpadやMagic Mouseを利用する環境であれば、急に販売されなくなるということはなくなるでしょう。
そのため、手持ちのストックが無くなったために否応なしに違う製品への移行を迫られるということは、アップルさんが健在な限りは考える必要はなくなり、入力機器にこだわりを持ち続けたい管理人には大きなメリットと言えます。
本来なら、Windowsでも、 Magic Trackpad同等の Trackpadやタッチ動作やジェスチャーを細かく設定可能なBetterTouchTool並のソフトウェアが存在してくれるのなら、PCからMacへの移行を行わずに済むため、金額的にはメリットがあるのですが、管理人自身2012年1月現在では発見することはできませんでした。
特に最近は、Macではアプリケーションを販売する環境が整ってきたことで、今までなら課金の手間などを考えてフリーソフトとして販売されてきたものでも、容易に支払いを受けることが可能となり、今後もソフトウェア開発の分野ではもっとも活発な領域の一つとなるのは確実と管理人は考えています。
実際、管理人としても、国内のソフトウェア販売サイトでクレジットカードなど利用して、有料ソフトウェアを購入することはセキュリティの関係やどうしてもそれしかないという必要性をそれほど感じていなかったこともあり避けていました。
参考リンク:
弊社サイトのウイルス感染に関するお詫びとご説明(修正版)
9月27日(水)に弊社サイトよりソフトウェアをダウンロードされた方へ(修正版)
(ベクターさんより)
しかし、iTunes ギフトカードなどのプリペイドカードを気軽に利用可能なApp Storeは違うと考えます。
ユーザー自身、音楽やiPhone用のアプリを購入するような感覚でMac用のソフトウェアを購入する様になるかもしれません。
そうなると、ソフトウェア開発者さんもより大きな魅力をApp Storeに感じるようになるという好循環が生まれる可能性も高いでしょう。
現状でもBetterTouchToolという使ってみたいソフトウェアが存在していること、さらに、これからもっと面白いソフトウェアの開発されることが期待できる環境がMacには広がっていることからも、今のうちにMacに移行してもいいのではないかという結論に至ったというのが正直な部分です。
管理人自身、まさか入力機器の良し悪しでOS自体を選択するようなことになるとは思ってもいませんでしたが、これも、そういったある意味贅沢な選択が可能になるほど、安価で高性能なものにMacとPC自体が変わってきたということの証拠かもしれないですね。
というわけで、管理人の次のPC環境の改良はBetter Touch ToolのためのMac移行が重要なテーマとなりそうです。
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