管理人自身も毎日のお買い物でコツコツと貯めているマイルですが、最近になってマイルを貯め始めた方に一度確認して欲しいと感じていることが1つ存在しています。
それは、クレジットカードによる国民年金保険料の支払いです。
というのも、2008年から国民年金保険料もクレジットカードによる納付の対象となったため、それによってマイルを得ることも可能になったからです。
特に、国民年金保険料自体は年額で十数万円と意外に大きな支払いになる以上、マイル獲得のチャンスを逃すのはもったいないのも事実でしょう。
そこで、簡単に国民年金保険料のクレジットカード払いについて説明すると
・納付方法は12ヶ月分、6ヶ月分、1ヶ月分の3種類
・12ヶ月前納の申込期限はその年の2月末まで
・割引金額は現金納付と同様
・申し込み先は近隣の年金事務所
・申込書はダウンロードまたは近隣年金事務所から入手
・引き落とし金額は毎年3月頃に正式決定
・保険料は全額が社会保険料控除の対象に
・2012年の保険料(参考値)は
12ヶ月分 176,570円
6ヶ月分 89,150円
1ヶ月分 14,980円
・家族間など被保険者とカード会員名が異なる場合も申し込み可
・2月末日までに間に合わなかった時には現金での納付書支払いに
・以前に申し込んだ場合は自動的に継続扱いになり申し込みは不要
といったところでしょうか。
参考リンク:
国民年金保険料と納付方法
国民年金前納割引制度
国民年金の保険料はいくらですか
(日本年金機構さんより)
ここで管理人が気になるのは、2月末までに申し込みが必要なことと、保険料全額が社会保険料控除の対象になること、さらに、家族間でクレジットカードでの支払いを引き受けることが可能ということです。
つまり、2月末までに申し込むことで、生計を一にするお子さんの国民年金保険料を親御さんのクレジットカードで支払うことが可能になり、さらに、その支払ったぶんの保険料全額が社会保険料控除の対象になるため、年末調整時に還付される金額の増加が見込めます。
ちなみに、大学など学校の都合で、離れて暮らしている場合なども、お子さんの生活費を親御さんが出している場合は、生計を一にするお子さんということになります。
もちろん、お子さん自身に猶予の手続きを行ってもらい、支払いを一時停止し、社会人になってからお子さん自身が払うようにするというのも、しっかりした経済感覚を身につけさせるための選択肢としては正しいと思います。
参考リンク:
国民年金保険料免除・納付猶予制度
(日本年金機構さんより)
しかし、新社会人になったばかりの給与ではまとめて支払った国民年金保険料の社会保険料控除を最大限有効に活用できるかというと、それは少しもったいないと感じる部分があるのも確かです。
そのため、可能なのであれば、学生さんのお子さんに持つ親御さんは、2月末までにご自身のクレジットカードによる納付の手続きを完了させ、支払いによるマイルを獲得するのと同時に、 社会保険料控除も確保し、そのメリット分を差し引いた額を、いずれ社会人になったお子さんに支払ってもらうように約束するということも、ただ単に国民年金保険料の猶予制度を活用するよりも、経済的には良い選択肢だと管理人は考えています。
ただし、お子さんと離れた場所に暮らしている場合などは、年末調整の時期に社会保険料(国民年金保険料)控除証明書を、お子さんから郵送してもらうことを忘れないようにする必要があるため、その点だけは要注意ですね。
平成25年度分の国民年金保険料はまだ正式には決定していませんが、それでも、1年分で17万円台の支払いになることは避けられません。
それを仮に100円で1マイル加算されるJALカードで支払った場合、1,700マイル以上のマイルが取得できることになります。
さらに、これに加えて、数万円単位の社会保険料控除による還付も得られるとなると、国民年金保険料のクレジットカード払い手続きを行った際のメリットはなかなかのものです。
そういった意味では、毎日のお買い物でコツコツマイルを貯めることも重要ですが、こういった大きくマイルを貯めるチャンスを見逃さずきちんと活用することも、効率的なマイル獲得には重要だと管理人は考えています。
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追記:続きの記事を書きました
意外にお手軽?2013年度国民年金保険料のクレジットカード納付の申し込みはどうやって申請するのか
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