2015年1月11日日曜日

2015年版 これからマイルを貯め始めようと考えている方に知ってほしい6つのポイント

毎日の生活の中でJALマイルを貯めている管理人ですが、コツコツと貯めてきたマイルをお得な海外旅行などに利用できた時には、やはりマイルをためてきて良かったと感じているのも正直な部分です。

ただ、これから新たにマイルを貯めたい場合、どのようなルールが存在するのか把握できず、漠然と不安を感じるという方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、管理人自身の実感として、マイルサービスは想像以上にシンプルで、多くのマイルを貯めれば貯めるほど、大きなお得感を得られるサービスと考えて間違いないと感じています。

とはいえ、マイルを貯め始める前にあらかじめ知っておくと良い知識がいくつか存在しているのも事実です。

そこで今回の記事では、管理人がマイルを貯め始める前に知っておきたかった6つのポイントをまとめてみたいと思います。

そのポイントとは、
1、マイルには様々な貯め方があること
2、マイルには有効期限があること(航空会社によって例外もあり)
3、活用方法は多種多様で、それぞれお得度は異なること
4、お得度の高い特典航空券の獲得競争は熾烈なこと
5、特典航空券でも完全に無料での旅行ができるわけではないこと
6、全体の傾向としてマイルの価値は改悪で減少し続けていること
6つです。

まず、1つめの、マイルの貯め方は、実際に飛行機を利用してフライトマイルを貯めるというオーソドックスな方法の他に、クレジットカードのショッピング利用やマイル以外のポイントサービスとの交換など、想像以上に身近な貯め方が用意されています。

実際、管理人宅でも、年間の最もマイル獲得数の増加に貢献しているのは実際に飛行機を利用してのフライトマイルではなく、それ以外のマイル獲得方法が大半を占めているのも正直な部分です。

そのため、飛行機を利用する回数が少ないからといってマイルを貯めること自体を諦めてしまうというのはあまりおすすめできないと感じています。

例えば、クレジットカードでのマイルの加算は、JALさんが発行するJALカードの場合で、100円で1マイルというのが基本的な還元率ですから、様々な支払いをクレジットカードで決済するようにするだけで、これまで思いもしなかったマイルを貯めることができるという方も意外に多いはず。

参考リンク:
ショッピングでマイルをためる
JALさんより)


次に2つめの、マイルの有効期限は、マイルを貯めた後の出口戦略に影響を与える重要な部分です。

というのも、JALさんやANAさんといった日本国内の航空会社さんでは、マイルに36ヶ月後の月末という有効期限を設定しているため、その有効期限を越えてマイルを貯め続けることはできません。

参考リンク:
マイルの有効期限
JALさんより)

マイルの有効期限
ANAさんより)


つまり、最大36ヶ月という期限の中で貯めることができたマイルを最大限活用する戦略を考える必要があるわけですから、毎月どの程度のマイルが増加するのかを知った上で、そこから最終的なマイル活用方法を逆算するというのもおすすめです。

ちなみに、日本国外の航空会社さんの場合、マイルに有効期限自体が存在しないケースや、半年や1年などの一定期間内にマイルの残高に変更があった場合、有効期限が延長されるケースなども存在します。

そうした航空会社さんではマイルをのんびり貯めることもできますから、メインの航空会社さんとしてマイルを貯めるという選択肢はもちろん、サブの航空会社さんとして選ぶというのも面白いかもしれません。

実際、管理人宅では、マイルに有効期限を設けていないデルタ航空さんをサブの航空会社さんとして活用し、JALさんには頻度的に劣るものの、時々特典航空券を利用するようにしています。

参考リンク:
デルタ航空、スカイマイルのマイル有効期限を廃止
デルタ航空さんより)

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3つめの、マイルの活用方法ですが、無料の航空券利用としてよく知られる特典航空券だけではなく、
・航空会社さんでの支払いに利用できるポイントなどへの交換
・航空会社さんと提携企業さんで利用できるポイントなどへの交換
・電子マネーへの交換
など多種多様です。

ただし、純粋にお得度を比べてみると、特典航空券としての利用がコストパフォーマンスは高いというのが管理人がこれまでマイルを貯めてきて感じていることです。

というのも、ポイントなどへの交換を選択した場合、航空会社さん内部で利用する場合で、1マイル=1.2円から1.7円、提携企業さんで利用できるポイントなどの場合、1マイル=1円以下という交換レートになっているからです。

参考リンク:
JALクーポン特典
e JALポイント特典
パートナー特典・JAL ミニマイル特典
JALさんより)

マイルを使う ANA SKY コイン
パートナー特典(Edyを含む)
ANAさんより)


また、同じ特典航空券でも国内線特典航空券よりは国際線特典航空券、さらに、国際線特典航空券でも、エコノミークラス特典航空券よりは、ビジネスクラスやファーストクラスなどの上位のクラスの国際線特典航空券が、必要マイル数と比べ、有償での航空券代金から考えたお得度の点では優れているため、可能であれば国際線特典航空券で上位のクラスを目指してみるのがおすすめです。

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さて、4つめの、お得度の高い特典航空券の獲得競争が熾烈なことも、せっかくコツコツ貯めたマイルの出口戦略として、忘れずにいたほうが良いポイントです。

というのも、繁忙期と呼ばれる、
ゴールデンウィーク
夏休み
年末年始を含んだ冬休み
などの時期を中心に、旅行に出掛けたいと考える方が増える時期には、マイルを利用した特典航空券向けの空席が全くなくなり、せっかくマイルはあるのに希望する日時で予約できないという状態になることもありえるからです。

そのため、すでに予約している方のキャンセルの発生を待つ、キャンセル待ち(空席待ち)を行ったり、予約受付開始直後の時期に予約を完了するなどの対策が重要になるのは避けられません。

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参考リンク:
国内線予約開始日
国際線予約開始日
JALさんより)

国内線特典航空券ご利用のご案内
国際線特典航空券ご利用のご案内
ANAさんより)


また、来年以降の旅行のためにこれからマイルを貯めるという方でも、今現在の空席状況を調べてみるということも、より実感を伴った形でゴールを予習するためにもなかなかおすすめです。

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5つめの、特典航空券というと無料での旅行が可能と考えてしまうのですが、特に国際線特典航空券の場合、必要なマイルを貯めたとしても、その他に支払いが発生するのは避けられません。

というのも、燃油サーチャージや空港使用料などの費用負担が必要になるからです。

燃油サーチャージはジェット燃料価格の変動に左右され、空港使用料などは、為替と出発空港の料金設定に左右されますから、特典航空券の利用と言っても、意外に大きな追加の金額負担が求められることもありました。

今後、しばらくは原油価格の低迷に伴う燃油サーチャージの減額で、負担はかなり減少する傾向は続くでしょうが、燃油サーチャージや空港使用料などの費用負担がなくなることは考えられないため、その部分には注意が必要です。

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参考リンク:
国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
JALさんより)

燃油特別付加運賃 航空保険特別料金について
ANAさんより)


最後に、6つめの、基本的にマイルの価値は改悪で減少し続けているということも、マイルを貯めていく上では覚悟しなくてはいけないことです。

というの、多くの航空会社さんでは、1年に1回程度、マイルサービスの制度変更を行っているのですが、海外の航空会社さんを中心に、制度変更の度に必要マイル数を引き上げる改悪を行うことが頻繁に行われてきました。

さらに、2015年度からはJALさんとANAさんといった日本国内の航空会社さんでも、ビジネスクラスやファーストクラスを中心に必要マイル数の引き上げが実施されることに。

もちろん、使い勝手の良さの改善などは行われているものの、必要マイル数の引き上げは、1マイルの価値の下落に直結しますから、貯まったマイルはできるだけ早い時期に活用するというのも大切な自衛策のひとつになります。

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参考リンク:
JALマイレージバンク リニューアル 国際線
JALさんより)

国際線特典航空券のご利用条件が変わります。
ANAさんより)

特典旅行でご利用いただける航空会社およびマイル数の一覧
2015年スカイマイルプログラム よくあるご質問
デルタ航空さんより)



以上、6つが管理人が考える、マイルを貯め始める前に知っておきたかった6つのポイントです。

確かに、数万マイルや十数万マイルという数字だけを見ると、先は長く険しい道のりだと感じる方も多いかもしれません。

しかし、その必要マイル数を貯めた後、手にした特典航空券を利用して時に、その効力の大きさに驚き、マイルをじっくり楽しみながら貯めることのファンになる方も多いのではないかと管理人自身考えています。

コツコツと1つの目的に向けてマイルを貯める楽しさとそれが生み出す想像以上に大きな実益を目的に、マイルを貯めてみるというのもなかなかおすすめだと思いますよ。




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