2015年1月4日日曜日

特典航空券なのに予約変更手数料3,100円?2015年度版ディスカウントマイルとJALカード割引がこれまでと別物の高リスクキャンペーンに改悪されたと考える理由

夏休みの時期には、管理人の家族と2人でJALさんのマイルを利用してのヨーロッパ海外個人旅行を楽しむようにしている管理人宅ですが、繁忙期の時期に特典航空券を確保するために、予約受付が開始される330日前に国際線特典航空券の発券手続きを完了するようにしています。

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そういった事情があるため、管理人宅で利用したいと思っていても、利用することができないキャンペーンが2つ存在しています。

それが、
・ディスカウントマイル
・JALカード割引
という特典航空券の発券時の必要マイルが割引されるキャンペーンです。

ちなみに、ディスカウントマイルはすべてのJALマイルユーザーを対象にしている一方で、JALカード割引はJALカードを保有しているユーザーのみを対象にするという違いはあるものの、
・対象期間に制限があり、繁忙期は対象期間外
・キャンペーン詳細発表後に予約可能
・ファーストクラスや一部のビジネスクラスは対象外
・JAL国際線特典航空券以外は対象外
といった制限があるキャンペーンとして設計されています。

参考リンク:
JALカード割引 国際線特典航空券
国際線特典航空券 ディスカウントマイル
JAL国際線特典航空券 マイル早見表
JALさんより)


そのため、330日前に翌年の繁忙期予約を完了するユーザーにとっては利用できるものではなく、管理人宅でも、そうした割引がまったく適応されない通常の国際線特典航空券のみを利用してきました。

さて、このディスカウントマイルとJALカード割引の2つのキャンペーンは2014年度に引き続き、2015年度も継続されることになったのですが、何気なくその詳細ページを読み進める中で、管理人にとって驚くべき改悪が実施されることがわかりました。

それが、予約変更が不可になるという制限です。

というのも、通常の国際線特典航空券の場合、発券から1年間の有効期限内であれば、空席のある同一路線の他の日時に無料で自由に予約変更が可能になっていて、それが有償で購入した航空券との大きな違いの1つになっているからです。

参考リンク:
国際線特典航空券 マイル引き落とし後の変更
JALさんより)


具体的には、
2015年1月1日に発券した
・羽田→パリ 
・パリ→羽田
という特典航空券は、発券した2015年1月1日から1年間、
往路と復路のそれぞれの利用日やフライトの時間はもちろん、
・成田→パリ
・パリ→成田
といった形で東京近郊にある利用空港の変更も可能です。

ちなみに、
・羽田→パリ 
・パリ→羽田
として発券した特典航空券を
・羽田→パリ
・ロンドン→羽田
というように目的地自体を変えることは片方だけであっても予約変更の範囲を越えてしまいます。

そのため、こうした変更を希望する場合、一度完全に特典航空券の払い戻しを行い、再度
・羽田→パリ
・ロンドン→羽田
という目的地で特典航空券の発券が必要になります。


こうした予約変更のルールについては、2014年度のディスカウントマイルとJALカード割引では、キャンペーンの対象期間内から対象期間内への変更に限って無料で可能だったのですが、2015年度から両方のキャンペーンで予約変更は完全に制限され、どうしても日時などの予約変更を行いたいのであれば、払い戻しが必須になるということに改悪されました。

参考リンク:
2015年3月31日までのJALカード割引利用条件
2015年4月1日以降のJALカード割引利用条件
2014年度のディスカウントマイルご利用条件
2015年度のディスカウントマイルご利用条件
JALさんより)


しかも、払い戻しには、3,100円または3,100マイルの手数料の支払いが必要ですから、目的地や日付の変更を伴わない、時間帯の変更だけであっても、3,100円または3,100マイルを支払って特典航空券を払い戻した後、再度発券手続きを行うことになります。

参考リンク:
未使用特典の払い戻しサービス
JALさんより)


さらに、往路か復路のどちらか一方のみの変更を行いたい場合でも、予約変更は不可で、払い戻しを行った上で再度発券手続きが必要になるということは、予約変更戦略に大きな制限を発生させることは避けられません。

なぜなら、 変更する必要のないフライトに万が一キャンセル待ち(空席待ち)が発生していた状態で、一度すべてのフライトを手放す払い戻しを行った場合、本来は手放す必要のないフライトを他の方に確保されてしまうリスクが発生してしまうからです。

これは通常の特典航空券ではまったく考える必要のない種類のリスクです。

その結果、一度ディスカウントマイルとJALカード割引のそれぞれのキャンペーンを利用して発券してしまったのであれば、その特典航空券は予約変更でのより最適な旅程への微調整は難しいため、予約時点での旅程が完全に確定できるケースや、変更が生じた場合は旅行自体のキャンセルも特に気にならないというケースの利用がおすすめと言えそうですね。


その点、通常の特典航空券では、往路と復路のフライトをそれぞれ独立した形で、予約から旅行までの時間の経過によるスケジュール変更や、旅程のアップデートに対応するためなどの予約変更をとても気軽に、それも無料で実現できるわけですから、通常の特典航空券と比較した場合、ディスカウントマイルとJALカード割引の2つのキャンペーンを利用した特典航空券の価値は相対的に大きく低下してしまったと管理人は感じています。

特に、有償の国際線航空券の価格を見てみると、予約変更の自由度を追加するだけで、予約変更不可の航空券と比べ、1.5倍から2倍程度に航空券代金が跳ね上がるのですが、一方で、ディスカウントマイルとJALカード割引ではそれに見合う形の割引を提供されるとは言えないということも管理人としては気になる部分の1つです。


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