基本的に、お仕事でも、プライベートでも、予定が確定した後はできるだけ早い時期に航空券などの手配を完了するようにしている管理人ですが、少し前にちょっとしたトラブルに遭遇しました。
それが、予約変更不可能で払い戻しは有料という条件でJALさんが販売するダイナミックセイバーという国際線の割引航空券の一部のフライトで比較的大きな時間変更が発生してしまったというものでした。
もちろん、多少の時間変更であれば、特に問題が生じることもないため、その時間変更を了承して、そのまま変更後のフライトを利用することにしています。
しかし、今回の変更では不運にも、渡航先での予定やあらかじめ予約していた他の交通機関の乗り継ぎにも比較的深刻な支障が発生してしまうことが確実な状態です。
ということもあって、JALさんのお問い合わせ先に電話で問い合わせてみることに。
管理人側の事情の説明を受けた上で、JALさんが決定した対応はというと、管理人が希望するより都合の良い時間帯のフライトへの変更を無料で行うというものでした。
ただし、その時の手続きは少し特殊で
・変更の発生した予約はすべて一度キャンセル
・キャンセルに伴う払い戻し手数料は無料
・クレジットカードで決済済みの料金は後日クレジットカードから返金
・同時に都合の良い時間帯のフライトを含む再度新規の予約として作成
・クレジットカードでの決済を新規で数日以内に行う
という形で行われることに。
つまり、管理人が予約していたダイナミックセイバーは本来予約変更が不可能な航空券ですから、JALさん側の事情によるキャンセルは無料というルールと組み合わせる形で無料での払い戻しを行った上で、新規の予約作成も行い、結果的にはフライトの時間帯だけを変更完了したということになりそうです。
参考リンク:
お客さま都合以外の事由による予約便変更・航空券払い戻しについて
ダイナミックセイバー
日本航空 JAL/AY/BAダイナミックセイバー7 ヨーロッパ行
日本航空 JAL/AAダイナミックセイバー7 米国・カナダ行
(JALさんより)
この辺りは、発券後の予約変更がかなりお手軽な特典航空券とは全く違った印象を感じますね。
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特典航空券なのに予約変更手数料3,100円?2015年度版ディスカウントマイルとJALカード割引がこれまでと別物の高リスクキャンペーンに改悪されたと考える理由
また、新規での予約を行う形になったため、
・ダイナミックセイバーの料金設定がより高価なものに変更
・料金増加分の差額支払いは不要
・料金設定変更にともなって予約クラスも変更
・燃油サーチャージはここ数ヶ月で安価になった設定に変更
・燃油サーチャージ差額は返金
という結果になりました。
特に、燃油サーチャージの差額分の返金は、無料での予約変更が可能な特典航空券では遭遇する可能性があるのですが、一般的な国際線の割引航空券では変更自体が事実上不可能ですから、珍しいケースだと管理人自身感じました。
管理人作成の関連記事:
燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか
参考リンク:
国際線特典航空券 マイル引き落とし後の変更
(JALさんより)
予約クラスについても、管理人が最初に予約を完了してから時間が経過し、ダイナミックセイバーの料金設定もFからEというな変化が発生していた結果、新規で発券された航空券も予約クラスは変化後のクラスが適応されることに。
さて、予約クラスが変更される場合、気になるのはフライトマイルの加算率ですが、今回の変更では同じ加算率の予約クラス間の変更のため、加算率自体は増加しませんでした。
参考リンク:
フライトマイル積算率
(JALさんより)
ただ、より直前の時期に今回管理人が遭遇したような予約変更を行った場合、マイル加算率などの条件の良い航空券への変更が行われる可能性も考えられそうですね。
とはいえ、直前の時期に近づけば近づくほど、残された空席数といった様々な制限もあって、航空会社さん側の選択肢も限られてくる以上、本来は実現してもらえたユーザー側の希望が実現できないという事態になる可能性も存在するはずです。
やはり、どうしてもその航空会社さんのフライトでは都合が合わない時など、提携している他の航空会社さんへの振替を希望するというケースもあり、そうした場合、相手先の航空会社さんの空席状況や料金設定との兼ね合いも出てきてしまう以上、直前の変更ではそのハードルが高くなってしまうのは避けられないというようなリスクもあるわけですから。
そういったリスクを避けるためにも早めの手続きが重要だと感じています。
追記1:続きの記事を書きました
燃油サーチャージが下がった直後だからこそ、特典航空券だけではなく有償の国際線航空券もお買い得なチャンスだと感じた理由
追記2:さらに続きの記事を書きました
JAL燃油サーチャージの2015年度版の改定と2015年4月1日から5月31日までの燃油サーチャージ金額はどういったものになったのか
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