2013年3月7日木曜日

せっかく自炊した電子書籍を無駄にせずに活用するための4つの対策


日常的に書籍を購入していることもあって、管理人自信、電子書籍自炊による書籍の電子書籍化を楽しんで行なっています。

実際、書籍の保管場所の省スペース化という目的として、電子書籍自炊の効果は大きく、大変満足しているというのが正直な感想です。

では、電子書籍自炊を行うことに関してまったく注意点がないのかというとそんなことはありません。

というのも、既存の蔵書の電子書籍化を行った後の一番の問題は、せっかく電子書籍自炊を行ったのにも関わらず、電子書籍として利用する頻度がとても少ない、またはまったくないということがそれほど珍しくないことです。

しかし、管理人宅では必ずしも電子書籍自炊を行った書籍の利用頻度が必ずしも低いわけではありません。

なぜなら、利用頻度が低下するのを防ぐための対策を行なっているからです。

その対策とは
1、スキャン処理後すぐに書籍名を保存する
2、文字認識(OCR)処理をすべての電子書籍に行う
3、利用するデバイスすべてに保存する
4、電子書籍データの定期的なバックアップを行う
4つ


1つめの書籍名を早い時期に保存することは、電子書籍の使い勝手を改善する上でとても重要です。

やはり、スキャンを行っただけの電子書籍は、どれがどの書籍なのか判別しにくいため、利用したいと思っても、まず書籍を探すことから始めなくてはなりません。

そのため、利用頻度を上げるためには、最も重要で効果的な対策と言えます。

では、管理人はどのように書籍名を保存しているのかというと、書籍を裁断後、スキャン中に、あらかじめメモ帳などのアプリケーションに、電子書籍自炊を行なっている書籍のタイトルなどを並べていくようにします。

その際には、書籍のタイトルの一部を検索するなどすると、正式な書籍名と作者名などの情報が得られますから、それを元にリストを作成すると、正確ながら簡単に書籍名を手にすることが可能になります。

そうして用意したタイトルなどを、スキャンを終えたばかりのそれぞれのPDFファイルに対して保存することで、1つめの対策は無事終了です。

ポイントとしては、やはりあらかじめタイトルなどを用意して、あとはコピー&ペーストで保存するだけにしておくということでしょう。手軽に正確というのが、継続していく上では重要になりますから。


2つめの文字認識(OCR)を行うことも、電子書籍の活用を考えた時には、重要になる対策の1つです。

というのも、文字認識を行うことで、その電子書籍は内容の検索が可能になります。

このことは、1冊の書籍から、読みたい部分を簡単に見つけられるだけではなく、複数の書籍から横断的に、1つのキーワードに関する記述を発見することが可能になるなど、今までとは異なったウェブとの関わりに近い形での書籍の利用が可能になります。

これは、電子書籍化を行った書籍数が増えるほど、思いがけない効果を発揮するため、管理人が多くの書籍を電子書籍自炊を行うモチベーションの1つといっても間違いはありません。


3つめの利用するデバイスすべてに保存するということも、気軽に電子書籍を活用する環境を作り出す上では、大切なテクニックです。

せっかく、数百冊、数千冊の書籍だとしても、デバイスの重さが変わることなく持ち出せるわけですから、読みたい時に、読みたいデバイスですぐ読める環境を手にするためにも、可能な限り利用することが考えられるすべてのデバイスへの電子書籍データの保存を行うことは役立つはずです。


4つめの電子書籍データ自体の定期的なバックアップも、長く電子書籍データを活用していくという意味では、忘れてはいけない対策です。

実際、PCのハードディスクもクラッシュすることは考えなくてはならず、また、様々なデバイスに搭載されているフラッシュメモリも、クラッシュこそ可能性としては低いものの、デバイス自体の初期化が必要になるなどのトラブルが絶対に起こらないというわけではありません。

そのため、少なくとも2箇所以上での電子書籍データの保存は、長期的に電子書籍を安心して楽しむためにも大切になってくることに間違いないはずです。


以上4つが、管理人自身も愛用している、電子書籍の利用頻度を高めるための対策です。

こうして並べてみると、それほど特別なことを行なっているわけではないことがわかると思います。

しかし、こうした少しの工夫が、せっかく時間をかけて作成した電子書籍データを活用せずにしまったままにするのか、それとも、日常生活の中で活用していくのかをはっきり分ける原因になるのも事実です。

書籍の保管場所の省スペース化や、重さと大きさを感じることなく持ち出せるメリットが強調されがちな電子書籍ですが、それ以外のメリットを十分活用するためにも、少しの手間を適切なタイミングで加えることもなかなかおすすめだと思いますよ。


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