2012年9月8日土曜日

英会話・ぜったい・音読シリーズはどれを選ぶべきなのか?目的ごとに考えてみる


管理人宅でもお気に入りの英語学習本となっている、英会話・ぜったい・音読シリーズですが、実はこのシリーズにはレベルごとに3冊の本が出版されています。

難易度が低い順に
入門編→挑戦編→標準編
の3冊。

管理人の感覚では、ネーミング的に入門編の次が標準編、その次が挑戦編となるべきかなと感じるのですが、最もレベルが高いものが標準編となっているあたりに注意が必要です。

それでは、どのレベルを選択するべきなのか?

もちろん、実際に書店等で手にとって見てから購入するというのが一番なのでしょうが、それが難しい場合、実際に3冊すべてを購入して利用してみた管理人が参考にすべきと考えるのが、それぞれの本が対象としている学習者レベルです。

具体的には、
入門編:中学校1・2年用の英語教科書
挑戦編:中学校3年の英語教科書
標準編:高校の英語Ⅰの教科書
からの抜粋となっていて、語彙や文法の種類はもちろん、一つ一つのレッスン毎の分量も異なります。

というのも、レッスン毎のワード数も
                 入門編    挑戦編    標準編
レッスン1   231        194        319
レッスン 2   207        346        336
レッスン 3   159        241        299
レッスン 4   112        154        461
レッスン 5   168        177        604
レッスン 6   155        217        567
レッスン 7   209        246        762
レッスン 8   200        302        574
レッスン 9   189        299        662
レッスン10  266        264        512
レッスン11  261        402        
レッスン12  327        250      
となっていて、多少のばらつきはあるものの、難易度毎に増加していることが分かると思います。

また、付属のCDに録音されている音声も
入門編:約25分
挑戦編:約30分
標準編:約43分
と分量の違いがはっきり現れることに。


では、レベルごとに異なる 英会話・ぜったい・音読シリーズから、どのレベルのものを選ぶべきなのかということについての管理人としての結論は
入門編:中学入学前の英語学習者向け
挑戦編:英語学習の習慣を身につけたい英語学習再開者向け
標準編:英語学習経験者向け
というものになります。

簡単に説明すると、入門編は語彙や文法などが制限されていることで、社会人向けの英語教材としては物足りなさを感じてしまう可能性があります。
その一方で、はじめて英語学習を行うような層にとっては、疑問に思いがちな部分が綺麗に除去されているため、初期英語学習の教材としては適したものになりますね。

挑戦編はというと、レッスン毎の分量が標準編に比べ、バランスの良いものになっているため、英語学習を継続する習慣を身につけるための練習には最適です。
逆に、標準編を選択してしまった場合、分量の多さと退屈さによって継続することができないまま、挫折してしまうという方も多くなるかもしれません。

それを防ぐ上でも、挑戦編を完了してから、標準編に進むというのもなかなかおすすめです。

では、標準編はどうなのかというと、ある程度今までも英語学習を行なってきて、それなりに英語に対する基礎を持っている方にとってはまったく難しいと感じるものではありません。平易な英文ばかりですから。

とはいえ、一番の敵は英文の難しさではなく、別のところに存在しています。
それは、音読を継続する難しさです。

特に最初のうちは退屈さと本当に効果が出るのかという疑問と戦うことになり、それに負けて、音読を放棄するということは全く珍しいことではないからです。

そのため、標準編を選択したものの、多少我慢を継続しても、辛さが気になるようであれば、より手軽な挑戦編を手にとって見るということや、音読の教材を別に探すというのもおすすめです。

実際、管理人の家族も、音読学習の方法論自体は 英会話・ぜったい・音読シリーズを参考にしていますが、音読の教材はNHKのラジオ講座のテキストを活用しているくらいですから。

とはいえ、 英会話・ぜったい・音読シリーズの英文はよく考えられていて、どの教材を音読すべきなのか迷った時に一番に選択することを考えても決して悪くはないと思えるほどの品質を維持しているものです。

何より英語音声CDが付属しているため、これだけで音読学習の環境が完成することは間違いないわけです。

そういった意味でも、音読学習のための最初の1冊に英会話・ぜったい・音読シリーズはおすすめですよ。

管理人おすすめの音読マニュアル参考購入先リンク:
・シリーズ最高難易度。英語学習経験者におすすめ
英会話・ぜったい・音読 【続・標準編】 (CDブック)英会話・ぜったい・音読 【続・標準編】 (CDブック)
國弘 正雄,千田 潤一

講談社インターナショナル
売り上げランキング : 6504

Amazonで詳しく見る

・シリーズ中級難易度。社会人で英語学習を再開する方におすすめ
英会話・ぜったい・音読 【続・挑戦編】 (CDブック)英会話・ぜったい・音読 【続・挑戦編】 (CDブック)
國弘 正雄,千田 潤一

講談社インターナショナル
売り上げランキング : 6232

Amazonで詳しく見る

・シリーズ入門難易度。英語に苦手意識のある方におすすめ
英会話・ぜったい・音読 【続・入門編】 (CDブック)英会話・ぜったい・音読 【続・入門編】 (CDブック)
國弘 正雄,千田 潤一,久保野 雅史

講談社インターナショナル
売り上げランキング : 2675

Amazonで詳しく見る
英会話・ぜったい・音読
Amazonさんより)


追記:続きの記事を書きました
無料なのに容赦無い完成度の英語学習ツール?ニュースで英会話は音読学習のお試しにもピッタリ

管理人作成の英語学習関連記事:
コアは47ページまでの音読学習方法論?管理人が音読学習者に「英会話・ぜったい・音読」をおすすめする理由

英語学習を無料で始めたい人にはP-Study Systemをおすすめする理由

管理人宅が英語学習で音読をメインの学習方法として重視する理由

コストパフォーマンスは最高レベル?ペースメーカーとしてのNHKラジオ外国語講座

半年間家族とNHKラジオ英語講座を続けて気づいた継続のためのテクニック

2年目に突入決定!英語学習の基礎トレーニングとしてのNHKラジオ講座

英語音読にはタイマー利用がおすすめ?管理人が回数カウントをおすすめしない理由

英字新聞や英語雑誌は英語学習初心者への隠れた落とし穴?管理人が全力でおすすめしない理由

英語の音読学習を始める時に忘れてほしくない、たった一つのこと

0 件のコメント:

コメントを投稿