2012年9月5日水曜日

乗り降りが多いプチ旅行にもおすすめ?便利なフリーパスとしての青春18きっぷ



少し前のことですが、管理人の家族と休みを合わせて、管理人の家族のゆかりのある土地への帰省を行いました。

通常は新幹線を利用して、現地ではレンタカーを借りるか、親類の車に乗せてもらうなどが一般的だったのですが、今回の帰省では、少し変わった趣向を試してみることに。

それが、青春18きっぷを利用しての小旅行です。

この青春18きっぷについて簡単に説明すると、
・JR全線の普通列車が乗り放題となる切符
・5回分で11,500円
・5回数分を5人で一度に利用ということも可能
1回1日分の価格は2,300相当
・改札口の通過は有人窓口を利用
・春夏冬の3回の期間限定で利用可能
・一部の特別区間では普通列車以外の利用も可能
といったところでしょうか。

参考リンク:
青春18きっぷ
Wikipediaさんより)


JR全線の普通列車が乗り放題ということで、乗車時間が長くなったとしても、安価に長距離移動が可能になることから、夏休み中の学生さんなどにも人気があるチケットと言えます。

さて、そんな青春18きっぷですが、意外なメリットがもう一つあります。

それが、JR全線で乗り降りが自由ということ。

つまり、駅の外に出て、その後、乗車するということを何度か繰り返すような旅では、割高になりがちな初乗り運賃分だけお得になるため、長距離の乗車を行わなくても、青春18きっぷ1日分の2,300円に到達することに。

今回の管理人宅の旅はそれに当たります。

また、Suicaほどの利便性はないのですが、改札を通過する時に、有人窓口で切符を係の方に提示するだけですぐに通過可能ですから、わざわざ区間ごとの切符を購入するよりも、時間節約の面でもなかなか効果的でした。

昔過ごした街を歩き、その当時に通学に利用した電車を使ってみる。
あるいは、学生時代は行くことがなかった、普段降りていた駅のその先の駅へと故意に乗り過ごして行ってみるなど、ある意味で行き当たりばったりの小旅行でしたが、なかなか思い出深いものになりました。

確かに考えてみると、普段の旅行では、飛行機や新幹線を使い、移動自体も高速。
さらに、スケジュールもかなりしっかり考えた上で旅行に出発しますから、こんな形の旅行は新鮮です。

そういう意味では、移動に関する制限やストレスを感じさせることなく、利用可能な青春18きっぷは、かなり優秀なフリーパスといえるかもしれませんね。

逆に、青春18きっぷを利用していないのであれば、これほど気軽に、この駅が気になったからといって、当初は下車する予定のなかった駅で降りるということを繰り返せたかというと、そうではないでしょう。

もちろん、それは金額面ではそれほど大きな負担はないとしても、やはり、気になるものの、わざわざお金を支払って降りるほどではないと考えてしまいがちでしょうから。


ちなみに、5回分の青春18きっぷでしたが、管理人と管理人の家族では使い切ることができなかったため、親類のお子さんに残りをプレゼントすることに。
学生さんですから、有効利用してくれたことでしょう。

どうしても速度的にメリットが少ない普通列車ですが、こうしたのんびりした旅行には最適なのだと再確認したのも事実です。

確かに青春18きっぷを使った旅行ばかりを毎年行いたいのかと聞かれると、そういうわけではないのですが、数年に1度くらい、また今回のような旅行に出てみるのも良いと思った2012年夏の帰省でした。


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