2012年7月15日日曜日

悩んだ末に管理人宅最後のブラウン管テレビを廃棄した


管理人宅では2010年にパナソニックさんの42型プラズマテレビへの買い替えを行うことで、地デジ化への備えを完了させた経緯があるのですが、その後も管理人の悩みとなっていることがありました。

それは、1台だけ保存しておいたブラウン管テレビのその後について。

最初のうちは、古い映像を見る時に、低解像度が気にならない状態で楽しむためには必要と考え、保存していたのですが、この2年ほど、ブラウン管テレビを利用することは結局一度もありませんでした。

それには大きく3つの理由があったように思います。

その理由とは、
プラズマテレビの高解像度補正が意外に効果的だった
古い映像わざわざ見る機会が少なかった
ブラウン管テレビ動かすことが苦痛になるほど重いものだった
の3つ。

それぞれ見ていきましょう。

1つめの理由の、プラズマテレビの高解像度補正とは、古い低解像度の映像を、可能な限り自然にフルハイビジョン画質へ高める機能です。
基本的に、テレビに表示されている映像はフルハイビジョンで放送されている映像以外、すべてこの機能が利用されていることになります。

この機能がそれほど不自然さを感じさせるものではなく、意外に使えてしまうことは大きな誤算でした。

ただ、液晶ディスプレイなどで同じ映像を見る場合、不自然さを感じる場合もあるため、この辺りは、プラズマテレビの利点だったのかもしれないと考える部分です。

そのため、ブラウン管テレビが必須といえるような状況に遭遇しなかったということにつながりました。

2つめの古い映像に触れる機会が減ったことは当然のことかもしれません。
というのも、最近は録画機器での自動録画もかなりの充実を見せるため、管理人宅でも、消費が難しいほどの録画番組が増え続ける結果になっています。

管理人の場合、気に入った番組はしっかりみるものの、それ以外は早送りで見たり、あるいは、タイトルとダイジェストを見て、削除してしまうということも一定数存在しています。

そんな状況ですから、あえて、古い映像を再度見るということは、頻度的にも稀になってきたというのが正直な部分です。


3つめのブラウン管テレビを動かすことが難しいというのも、ブラウン管テレビの必要性を大きく損なう理由と言えます。

特に、管理人宅では、普段過ごしている部屋とは別の部屋に他の荷物などと一緒にブラウン管テレビを保管していることもあって、快適にブラウン管テレビを楽しむためには、それをわざわざ別の部屋に運ばなくてはならないことに。

そうなると、あのブラウン管の重量と持ちにくい形が、設置場所の気軽な変更を困難にすることになり、次第に動かそうと考えることはもちろん、ブラウン管テレビで何かを見ようという気持ちすら薄れてきました。

もちろん、今利用しているテレビが故障した時の予備テレビとして、デジタル放送対応レコーダーと組み合わせることも可能ですが、その場合でも、管理人宅にはHDMI対応の液晶ディスプレイが存在しているため、ブラウン管テレビが必須というわけではありません。

さらに、故障したテレビが修理不能であっても、今はテレビが以前からは想像もつかないほど低価格化していることから、買い替えもそれほど難しくはありません。

そういったこともあって、ブラウン管テレビをメインとして利用することは今後無いだろうと、利用しなくなって2年が経過する中ではっきりと理解しました。


ただし、もったいないと思う気持ちもあります。
テレビとしてはしっかりと機能はするわけですから。
さらに、残像感がまったくといってもいいほど存在しない画質、そして、自然な色合い。

それでも、液晶テレビやプラズマテレビの大型の画面と、ブラウン管では不可能な薄型のメリットはそれ以上の魅力と実用性があるのも事実です。
それもブラウン管テレビにはもう戻れないくらいの魅力と実用性ですから。

さらに、こうして普段は使わないものを保存しておいてもきりがないということも重要な事実です。

というわけで、有償での廃棄を選択することになったブラウン管テレビでしたが、きちんと使わなくなったことを見届けてからの納得した上での廃棄となり、結果的にこれでよかったと満足しています。

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