2013年6月25日火曜日

還元よりもプロモーション優先が加速?今後のJAL特典航空券マイル割引サービスについて考える

昨日のことですが、JALマイルをコツコツ貯めている管理人が国外在住者向けのJALさんのホームページを見ている時に気になるキャンペーンに出会いました。

それがこれ、ヘルシンキ線 ディスカウントマイルキャンペーンです。

簡単にこのキャンペーンについて説明すると、
・日本-ヘルシンキ間限定の必要マイル割引キャンペーン
・エコノミークラス利用のみが対象
・通常の55,000マイルから35,000マイルへ20,000マイル割引
・欧州、中東、アフリカ地区会員限定
・日本国内の会員は対象外
・ホームページからの申し込み限定
・キャンセル待ちは不可能
・キャンセルのルールなどは通常の特典航空券と同様
・キャンペーン搭乗期間は2013年7月1日から2014年3月31日まで
といったところでしょうか。

参考リンク:
ヘルシンキ線 ディスカウントマイルキャンペーン 
JALさんアメリカ地区ホームページより)


管理人として特に気になったのは、20,000マイルもの割引マイル数だけではなく、特定のユーザーを対象としたキャンペーンとしてこの割引サービスが提供されているということです。

なぜ特定のユーザーを対象としたキャンペーンが気になるのかというと、実はこのキャンペーンとよく似たキャンペーンがある条件を満たした日本国内在住の会員向けに提供されているという経緯があるからです。

それがメールニュース登録会員限定 ヘルシンキ線 ディスカウントマイルキャンペーンです。

実際、このキャンペーンも、名前が似ていることもあって、マイルの割引などの条件は変わらず、2013年6月6日以前にJALさんのメールマガジンに登録完了済みで、2013年6月6日のメールマガジンを受信していて、さらに、キャンペーン登録を行ったユーザーが対象というもの。

参考リンク:
メールニュース登録会員限定 ヘルシンキ線 ディスカウントマイルキャンペーン
JALさんより)


また、この他にも、同時期を対象に行われている大幅な必要マイル割引キャンペーンとしては、学生さん向けのJALカード navi 会員限定でJALカード navi会員 減額マイルキャンペーンが存在しているのも事実です。

参考リンク:
国際線特典航空券 JALカード navi会員 減額マイルキャンペーン
国内線特典航空券 JALカード navi会員 減額マイルキャンペーン
JALカード naviについて
JALさんより)


特に、国際線特典航空券で50%、国内線特典航空券の場合は最大で60%もの割引になるキャンペーンですから、恐ろしく魅力的な対象者限定のキャンペーンといっても言い過ぎではないはずです。


こうして最近のJALさんのマイル割引キャンペーンを見ていると、今までのJALカード保有者全員を対象とするような条件の比較的ゆるやかなキャンペーンよりも、対象者自体がある程度限定され、さらに、今後のJAL利用者数増加が見込めるユーザーを狙い撃ちするようなキャンペーンが多くなってきているというのが管理人の素直な感想と言えます。

確かに、国外在住者にとっては、英語などの言語によるデメリットは少ないこともあり、JALさんだけではなく、他の航空会社の利用もそれほど難しいものではない以上、より積極的にプロモーションキャンペーンを行うことで、利用者数に大きな影響が与えるのも事実でしょう。

その点、日本語での対応を期待したいためにJALさんを第一の選択肢として選択する利用者の多いと考えられる日本国内の利用者とは違いを作るのも納得出来ます。

また、学生さんも今後数年で優良なJAL利用者になる可能性も高く、あまりに魅力的なこうしたキャンペーンはその優良顧客をあらかじめ確保するための先行投資としての意味があるのかもしれませんね。


では、今後、こうしたキャンペーンの傾向は加速することになるのか?

現時点での管理人自身の予想としては、その可能性は高いと考えています。


具体的には、利用頻度が多い上級会員や通常のJALカードよりも年会費がより高額なJALカード保有者などを対象にこうしたキャンペーンが行われるということも一般的になるかもしれません。

参考リンク:
ご搭乗の多いお客さまへ
FLY ON プログラムサービスステイタス
JALカード プラチナ(年会費32,550円)
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ(年会費32,550円)
JALダイナースカード(年会費23,100円)
JALさんより)


実際、こうした傾向を加速させた方が、JALさんの利益面でのメリットだけではなく、マイルサービスのコストパフォーマンスがより高いものになるのは確実ですから。


ただ、最上級会員になるダイヤモンド会員など、より上位の会員は、マイルはどんどん貯まるものの、そのマイルを使うための時間が確保できないといった悩みもあるのも事実でしょうから、特典航空券の必要マイルの割引ではなく、上級会員資格維持のために必要な搭乗数の優遇など、マイルが失効しない方向へのキャンペーンやサポートが行われるのではないかと考えるのも事実です。


こうして順番に見てみると、JALさんでも、マイルと特典航空券をJALさん将来的な顧客獲得と確保に積極的に利用する傾向を強めているのは確実でしょう。

その中で、ある程度お得にマイルと付き合っていくためには、これまで以上の工夫と情報収集が必要になるのでははないかと管理人自身感じています。


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