2013年3月に管理人宅で楽しんできた屋久島での縄文杉を目的としたトレッキングですが、もう少し考えておく必要があったと感じることがありました。
それは、縄文杉への出発時刻です。
というのも、旅行者として縄文杉を目的とした日帰りトレッキングを考えた時、重要になる、2つのバス路線の利用が存在するからです。
その2つのバスとは、
・屋久島島内から屋久杉自然館までの路線バス
・屋久杉自然館から荒川登山口までの荒川登山バス
の2つ。
もちろん、バスを利用することなく、タクシーやレンタカーを利用するという選択肢もあるのですが、管理人宅では、宿がバス停のすぐ近くという好立地もあって、今回はバスを利用して縄文杉までのトレッキングを開始することにしました。
さて、屋久島島内の路線バスというと、想像以上に充実していて、屋久島交通さんとまつばんだ交通さんの2社によって運行されていて、荒川登山口へのバスの乗り換えを行う屋久杉自然館へはこの2社のうちどちらかのバスを利用することになります。
その際に重要になるのが、屋久杉自然館から荒川登山口までのバスへの接続です。
具体的には、縄文杉への日帰りでのアプローチを考えた場合、
屋久杉自然館 4:40 5:00 5:30 6:00
↓
荒川登山口 5:15 5:35 6:05 6:35
のいずれかの便に乗る必要があるということです。
そう考えた時、実際に利用可能な路線バスはそれほど多くはありません。
というのも、屋久島交通さんの場合、
宮之浦港 4:15
↓
空港前 4:36
↓
安房 4:50
↓
屋久杉自然館 4:55
という1便のみ。
まつばんだ交通さんの場合、
空港前 4:00
↓
安房 4:16
↓
屋久杉自然館 4:22
という空港前を始発とする便と、
宮之浦港 4:30
↓
空港前 4:51
↓
安房 5:07
↓
屋久杉自然館 5:13
という宮之浦港を始発とする合計2便が運行されていて、2社すべての便を合計しても、3便ほどしか選択肢はありません。
ちなみに、管理人宅では、安房に宿を取ったことと、当日雨が降っていたこともあって、空港前を4:00に出発し、屋久杉自然館に4:22に到着するまつばんだ交通さんのバスを利用して、 屋久杉自然館に向かい、そこから荒川登山口への4:40発、5:15に荒川登山口に到着するバスに乗り換えました。
さて、この選択はどうだったかというと、管理人としては少し失敗だったと感じているのが正直な部分です。
というのも、当日は、想像以上に問題なくトレッキングが完了し、荒川登山口に戻ってきた時には、帰りのバスの出発までに待ち時間が発生してしまったからです。
というのも、荒川登山口から屋久杉自然館まで戻ってくるバスの便は
荒川登山口 7:00 14:00 15:00 16:00 16:30 17:00 17:30 18:00
↓
屋久杉自然館 5:35 14:35 15:35 16:35 17:05 17:35 18:05 18:35
となっていて、朝出発した縄文杉を目的とした管理人宅の場合、最も早いバスで14:00からの利用となります。
実際、荒川登山口への到着時刻から縄文杉までの往復時間を何種類か考えてみると、
・5:15出発
6時間で往復完了の場合、11:15に終了。待ち時間は2時間45分
7時間で往復完了の場合、12:15に終了。待ち時間は1時間45分
8時間で往復完了の場合、13:15に終了。待ち時間は45分
9時間で往復完了の場合、14:15に終了。待ち時間は45分
10時間で往復完了の場合、15:15に終了。待ち時間は45分
・5:35出発
6時間で往復完了の場合、11:35に終了。待ち時間は2時間25分
7時間で往復完了の場合、12:35に終了。待ち時間は1時間25分
8時間で往復完了の場合、13:35に終了。待ち時間は25分
9時間で往復完了の場合、14:35に終了。待ち時間は25分
10時間で往復完了の場合、15:35に終了。待ち時間は25分
・6:05出発
6時間で往復完了の場合、12:05に終了。待ち時間は1時間55分
7時間で往復完了の場合、13:05に終了。待ち時間は55分
8時間で往復完了の場合、14:05に終了。待ち時間は55分
9時間で往復完了の場合、15:05に終了。待ち時間は55分
10時間で往復完了の場合、16:05に終了。待ち時間は25分
・6:35出発
6時間で往復完了の場合、12:35に終了。待ち時間は1時間25分
7時間で往復完了の場合、13:35に終了。待ち時間は25分
8時間で往復完了の場合、14:35に終了。待ち時間は25分
9時間で往復完了の場合、15:35に終了。待ち時間は25分
10時間で往復完了の場合、16:35に終了。待ち時間は25分
といった形になります。
ちなみに管理人宅では、ほぼ全行程がスムーズに終えることができたこともあって、写真撮影や自然観察、休憩などを含め、7時間弱のトレッキングとなりました。
ある程度日常的に運動を行なっている方の場合、天候等にもよりますが、縄文杉まで往復で6時間程度というのもそれほど難しくはないというのが管理人の素直な感想です。
ちなみに、当日は、お子さんやかなり年配の方を伴った形で縄文杉を目指す方も多く見られましたから、そういった方が全行程をしっかり歩き終える目安としての10時間という時間設定が行われているのかもしれません。
ただ、約7時間ほどで縄文杉までの往復を終え、荒川登山口に戻ってきた管理人宅にとって、14:00発のバスを待つ時間は長く感じられました。
荒川登山口に設置されている簡易的な更衣室で着替えを行い、事前に注文しておいたお弁当を昼食として摂っても、2時間近くの時間を暖房等はない標高600m地点にある建物内で待つことになりましたから。ある程度準備はしていましたが、それでも、少し肌寒いと感じたのは事実です。
そういった意味では、雨が降っていたことを考慮しても、始発となる屋久杉自然館を4:40に出発するバスの便ではなく、それより1本遅い5:00発の便や、荒川登山口に6:05以降に到着する5:30や6:00の便を利用しても良かったかもしれないというのが、実際に縄文杉トレッキングを終えて管理人の正直な実感です。
ただ、登山等に慣れている管理人の家族の意見としては、始発以外の時間帯のバスの場合、縄文杉を目指す参加者数が増加していることも十分考えられるため、途中の渋滞で、より多くの時間が必要になるのと同時に終了時間が読みにくくなる可能性も高いというものでした。
そういった意味では、渋滞に巻き込まれることなく、トレッキング中はこれ以上ないくらいに快適に過ごせたわけですから、今回のバスの選択もそれほど悪いものではなかったのかもしれません。
屋久島の縄文杉を目的にしたトレッキングというと、長時間の徒歩行程のみに注目しがちですが、その前のバスでの移動についてもしっかり考えておいたほうが、より快適で楽しい思い出となる縄文杉トレッキングを体験できる可能性が高いので、一度しっかりシミュレーションしておくことはおすすめですよ。
参考リンク:
島内交通情報
(屋久島環境協会さんより)
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