2012年10月17日水曜日

iOS6時代の中古iPhone購入を考えた時、どのiPhoneを購入するべきなのか?世代ごとの仕様をじっくり比較してみる



最近、管理人が面白いと感じていることの一つに、ソフマップさんでのアップル製品の中古購入があります。

というのも、条件を厳選することでお買い得な状態の製品が入手可能なことと、商品の回転自体も早く、条件を厳しいものにしたとしても、それほど困るということがないからです。

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ただし、そんな管理人自身も、中古のiPhoneを購入する時に、悩んだことがあります。

それは、どの世代のiPhoneを購入すべきなのかということ。

具体的には、2012年現在の日本国内市場では
iPhone 5   (2012年モデル)
iPhone 4S   (2011年モデル)
iPhone 4        (2010年モデル)
iPhone 3GS   (2009年モデル)
iPhone 3G   (2008年モデル)
計5種類のiPhoneが存在しており、それぞれ違った特色と、それに比例する形で中古価格も形成されているというのが実情です。

そこで、中古購入ということを考えた場合、管理人が気になる6つの仕様を元に、5つの異なる世代のiPhoneを比較してみたいと思います。

その気になる仕様とは
1、速さ
2、OSへの対応
3、Siriへの対応
4、位置測定の性能
5、ディスプレイ解像度
6、カメラ性能
6つ

それぞれについて見ていくことにしましょう。

1つめ速さについては、iOSデバイスのベンチマークテストで有名なGeekbenchさんのデータを参考にしてみたいと思います。

参考リンク:
iPhone, iPad, and iPod Benchmarks
Primate Labsさんより)


このデータを元にしてiPhone 3Gの速さ1として考えた場合、
iPhone 5     約11.5倍
iPhone 4S   約4.77倍
iPhone 4        約2.73倍
iPhone 3GS   約2.0倍
iPhone 3G      1.0倍
という結果になります。

管理人注:
ベンチマークのデータは特定の状況下でのデバイス間の性能を相対的に知ることのできる指標ですから、実際の利用状況下での性能差を正確に表しているわけではありません。
しかし、ある程度の傾向を知る上での参考になることは間違い無いと考えています。

こうして見てみると、最新機種のiPhone 5の高速さが際立つ形になっているのが面白いですね。

また、iPhone 3GSからiPhone 4へのモデルチェンジを除いて、ほぼすべての最新機種への切り替えで、2倍近くの高速化が実現されていることに、アップルさんの頑張りを感じるのも事実でしょう。


2つめOSへの対応は、アプリのインストールを可否を決める上で意外に重要と言えます。

 では、実際に2012年現在の最新iOSの対応状況を見てみましょう。

iPhone 5      iOS 6
iPhone 4S    iOS 6
iPhone 4         iOS 6 
iPhone 3GS    iOS 6
iPhone 3G    iOS 4(iOS4.2.1までのアップデートで対応終了) 


参考リンク:
iOS 6 - まったく新しいマップ、Siriの新機能、Facebookとの統合。
アップルさんより)


こうして見てみると、2009年発売の iPhone 3GSまでも最新のiOS 6への対応がなされているのが驚異的ですね。

ただし、アプリでのインストールで困ることはそれほどないでしょうが、次の比較項目の音声アシスタントシステムSiriの対応を含め、すべての最新iOSの機能を全対応デバイスで利用可能かというと、そうではないため、注意が必要です。


3つめSiriへの対応については、最新iPhoneの大きな魅力の1つと言えるだけに、重視している方も多いはずです。

ただし、その対応状況を見てみると、意外に厳しい現状が見えてきます。

iPhone 5      対応
iPhone 4S    対応 
iPhone 4         非対応 
iPhone 3GS    非対応 
iPhone 3G    非対応

最新の2機種のみの対応となり、iOS 6自体が、3年前のiPhone 3GSへの対応を達成していることと、対照的な結果になります。

そのため、Siriの恩恵を受けたいと考える場合は、中古購入では割高になりがちなiPhone 5かiPhone 4Sの購入が必須となる以上、素直に携帯電話会社さんとの契約を結んだ上で、新品購入を行うべきかもしれません。


4つめ位置測定機能は海外渡航などで、あらかじめ本体内に保存したオフラインマップデータとGPS機能を連携させることが多い管理人にとって重要な機能と言えます。

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それでは実際に比べてみましょう。

iPhone 5      Assisted GPS、GLONASS、デジタルコンパス 
iPhone 4S    Assisted GPS、GLONASS、デジタルコンパス  
iPhone 4         Assisted GPS、デジタルコンパス  
iPhone 3GS    Assisted GPS、デジタルコンパス  
iPhone 3G    Assisted GPS

ちなみに、 Assisted GPSとは、iPhone本体に搭載されているGPS受信機を利用するのはもちろん、それ以外にも周囲の携帯電話基地局やWifi信号などを活用して、位置測定を可能な限り高速に行うための技術です。


また、GLONASSとは、アメリカ合衆国が運営するGPS受信機をシステムに対して、ロシア連邦が運営するGPSと似た位置測定システムで、GPSと同時利用することでより高精度な位置測定が可能になります。

加えて、デジタルコンパスは地磁気を解析して、方位を確認する機能です。地図アプリの中にはこの機能を利用するものも存在するため、そういったアプリを利用する方にとっては重要な機能と言えます。

参考リンク:
iPhone 5 - 詳しい技術仕様
iPhone 4Sの技術仕様
iPhone 4の技術仕様
iPhone 3GS - 技術仕様
iPhone 3G - 技術仕様
アップルさんより)


こうして見てみると、世代交代に伴って確実に性能の向上は実現されていることがわかりますね。

やはり管理人として気になるのは実質的に、2つのGPS系統のシステムに対応したといえる、GLONASSを利用可能のiPhone 5とiPhone 4S。

ただし、現状、 管理人自身も、Assisted GPS のみ搭載されたiPadなどを海外で利用していますが、特に精度的な面で困ったということはないというのが正直な部分です。

参考リンク:
iPad - 技術仕様
アップルさんより)


もちろん、位置測定の速度向上やよりシビアな測定条件下での精度向上などは実現できる可能性が高いため、できることなら搭載されて欲しい機能といっても間違いありません。


5つめディスプレイ解像度も普段利用していく際に快適かどうかという意味では重要なスペックです。 

実際に比べて見ることにしましょう。


iPhone 5      1,136 x 640ピクセル 326 ppi
iPhone 4S    960 x 640ピクセル  326 ppi
iPhone 4          960 x 640ピクセル  326 ppi  
iPhone 3GS    480×320ピクセル   163ppi 
iPhone 3G    480×320ピクセル   163ppi  

世代ごとのアップデートを見てみると、2世代ごとに大きな変更が加えられていることがわかります。

2012年現在の中古購入とは直接の関係はないのですが、 2013年のiPhone 6ではディスプレイの変更は行われず、 iPhone 5と同様というのが既定路線と言えるかもしれません。

また、 iPhone 4以降で採用されている326ppiのディスプレイの快適性はディスプレイサイズの小さなiPhoneだからこそ望まれる機能ですから、快適なiPhone利用を考えた時には必須といえる機能かもしれません。

逆に、実際に管理人がより大きなディスプレイを搭載するiPadを利用している限りでは、それほど困ったことがないというのも正直な感想です。


6つめカメラ性能は、より高い画素数を持つカメラが搭載されていると、iPhoneの他にカメラを持ち歩く必要性が減少すると共に、iPhoneで撮影して、そのままシームレスにアプリでの加工、その後のネット上へのアップデートなど、快適な写真利用が可能になるという意味では非常に重要なスペックです。

それでは見てみましょう。

iPhone 5      8メガピクセルiSightカメラ
iPhone 4S    8メガピクセルiSightカメラ 
iPhone 4          5メガピクセルiSightカメラ 
iPhone 3GS    3.0メガピクセルカメラ
iPhone 3G    2.0メガピクセルカメラ固定焦点

比較的、自宅のプリンターを利用しての写真印刷を頻繁に行う管理人の実感として、一般的な写真利用を考えた時、800万画素の写真データが手元にあるのであれば、それほど困ることがないと感じています。

もちろん、A3ノビ以上に大きくプリントし、風景写真などで細部まで描写することが求められるといった場合には、少しことなる考え方になります。

しかし、多くの写真ユーザーにとって、L判写真が一般的であって、大きく伸ばしてもA4サイズまでと考えると、 8メガピクセルiSightカメラを搭載する iPhone 5と iPhone 4Sは携帯電話のカメラとして必要十分な性能を持っていると管理人自身感じています。

一方で、それ以外のiPhoneではカメラ性能が十分とはいえず、管理人としては別にコンパクトデジタルカメラなどの持ち歩きは必要だと感じてしまうというのが素直な感想です。



以上が管理人として気になる6つの仕様から5つのiPhoneを比較してみた結果です。

こうしてまとめてみて分かることしては、毎年アップルさんは目立つ目立たないに関わらず、堅実にアップデートを繰り返し、昨年よりも確実に優れたiPhoneを世に出してきたということですね。

また、それを踏まえてiPhoneの中古購入を考えると、最新2機種は仕様的にも魅力が高いながらも、割高になってしまうことは確実で、最新機能が欲しいと感じた場合は素直に、通信回線契約を含めた新品購入を検討すべきというのが管理人としての考え方になりそうです。

また、iPhone 4などは、昨今のiPhoneの一般化を受けて、スペックと比較しても考えられないほど安価になっている現実もあるため、iPhone 3GやiPhone3GSではなく、 iPhone 4をこの時期に購入するというのも、なかなか良い選択だと管理人自身感じています。

そういった意味でも、一度中古iPhone購入で悩んでみるのもなかなか面白いのでおすすめですよ。

管理人も利用のソフマップさんのアップル製品おすすめ購入リンク:
ソフマップさんのiPhone中古販売リスト
ソフマップさんのiPad中古販売リスト
ソフマップさんより)


追記1:続きの記事を書きました
中古優良品は傷無しを期待してもいい?ソフマップで中古優良品iPhone 4を購入してみた

追記2:さらに続きの記事を書きました
付属するかどうかは運次第?ソフマップ中古販売で製品パッケージはついてくるのか?


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