海外個人旅行でのヨーロッパ域内移動には、easyJetさんという格安航空会社さんを好んで利用してきた管理人宅ですが、2014年夏のヨーロッパ旅行では、旅程の関係上、これまで利用を避けてきた格安航空会社さんを選択する必要がありました。
それが、ライアンエアー(Ryanair)さんと呼ばれる格安航空会社さんです。
では、管理人宅では、ライアンエアーさんの利用を避けてきたのか？
その理由は、早い時期に予約を行なった場合、価格面での差はeasyJetさんとライアンエアーさんでは、それほど大きなものにはならないのにも関わらず、様々な利便性の面で、easyJetさんのサービスの方が容易に利用可能になっているからというものです。
特に、ライアンエアーさんの利用を考えた時、管理人が気になっているのは、
１、就航している空港の利便性があまり良いものではない
２、ヨーロッパ域内の居住者以外は空港でのVISA CHECKが必須
３、無料でのオンラインチェックインは搭乗の７日前からのみ可能
という３つのデメリットです。
まず、１つめの、就航している空港の多くが、空港利用料の安価な立地に存在する空港が選択されているため、出発する都市から空港自体への長時間移動に加え、到着した空港から目的地の都市への長時間移動がさらに加算されるという事情があります。
そのため、旅行中の時間を最大限活用したいと考える旅行者にとっては、なかなか悲しい選択になってしまうことは避けられません。
また、都市と空港間の移動時間が増えれば増えるほど、何らかの事情で、移動中に遅れが発生した時の影響も大きなものになってしまいますから、より多くの余裕を持った上での行動が必要になります。
参考リンク：
Ryanair Route Map
（ライアンエアーさんより）
次に２つめの、日本人を含めたヨーロッパ域内の居住者以外の乗客に必須とされているVISA CHECKもeasyJetさんを利用する際には必要のない手続きだけに、管理人としてはあまり歓迎できないポイントの１つです。
特に、VISA CHECKでは、有料での預け入れ荷物を持たない乗客も、必ずライアンエアーさんのカウンターでオンラインチェックイン済みのEチケットにスタンプを押してもらうことが必要になります。
そのため、easyJetさんの利用時のように、預け入れ荷物がない乗客は印刷済みのEチケットを持って、そのまま搭乗口に直行するという利用方法はライアンエアーさんでは選択できないことになります。
また、空港までの移動手段に遅れが生じたり、不幸にも混みあう時間帯の路線を利用することになった場合など、急いでVISA CHECKを完了する必要あるため、せっかくの旅行中にもかかわらず、精神的に疲れる原因になる可能性もあります。
参考リンク：
Non EU/EEA passengers - Document check requirements for online check-in?
（ライアンエアーさんより）
最後に、３つめの、無料でのオンラインチェックインは搭乗の７日前からのみ可能というデメリットも、３０日前から無料でのオンラインチェックインとEチケットの印刷が可能なeasyJetさんに比べ、残念だと感じてしまう部分です。
実際、管理人宅でも、２週間ほどの海外個人旅行の開始直後にライアンエアーさんを利用するわけではない関係上、日本国内では無料でのオンラインチェックインとEチケットの印刷は不可能になっていて、１人につき５ユーロから１０ユーロの手数料を支払って、３０日前からオンラインチェックインとEチケット印刷が可能なAdvance Check-Inを選択する必要があります。
参考リンク：
How to Check In Online.
（ライアンエアーさんより）
ちなみに、手軽にチケットなどが表示可能な方法として、iPadなどの液晶画面上に表示することで、Eチケットの印刷の代わりとすることも考えられるのですが、ライアンエアーさんの場合、VISA CHECKのスタンプが必須となっている以上、液晶画面上での表示のみで、代替することは不可能です。
また、管理人宅の場合、出国前の準備段階で、旅行中に使用するEチケットや予約確認書は、予備も含めてすべて２通ずつ印刷し、管理人と管理人の家族のそれぞれが保管するようにしているため、ライアンエアーさんのように事前準備を妨げる形での有料化や収益化は全く歓迎できないというのが正直な部分です。
管理人作成の関連記事：
Eチケット時代の海外個人旅行の注意点？管理人が必ず2枚以上のチケットを印刷する理由
easyJetさんの利用では特に気にする必要のない、ライアンエアーさん特有のデメリットが存在していることもあって、管理人としてはこれまでライアンエアーさんの利用を敬遠してきました。
しかし、今回の旅程では、ライアンエアーさんを利用することになりましたから、せっかくの機会として、2014年夏版のライアンエアーさん利用状況を帰国後の記事としてまとめてみたいと考えています。
追記1：続きの記事を書きました
初めてライアンエアー(Ryanair)を利用してミラノのベルガモ空港からフランクフルトのフランクフルト・ハーン空港に移動してみた
追記2：さらに続きの記事を書きました
フランクフルト・ハーン空港からフランクフルト国際空港やフランクフルト中央駅までバスを使って移動してみた
管理人作成の関連記事：
枚数増加以外にも大きな使い勝手への影響？リモワ(RIMOWA)スーツケースサルサデラックスとサルサのデバイダーを比較してみた
管理人がリモワ(RIMOWA)スーツケースを使う時に気をつけている５つの注意事項
開けたら数字をずらすことが肝心？リモワ(RIMOWA)スーツケースで鍵が開かないトラブルを避けるために大切にしたい、たった一つの習慣
管理人がリモワ(RIMOWA)製２５リットルビジネストローリー SALSA DELUXE ブラウン 852.40を購入した理由
付属品と使い方の選択肢が大きな違い？リモワ製25リットルビジネストローリー SALSA DELUXE 852.40と35リットルSALSA DELUXE 852.52を比べてみる
普段使いの自分用には問題なし？ee-shoppingから訳ありRIMOWAビューティーケースを購入した時どんな商品が届くのか
1万円台で楽しめるリモワ品質？RIMOWA SALSA ビューティーケース 816.38を購入してみた
気軽に使える耐久性？リモワ(RIMOWA)製スーツケース サルサは傷に対して不安はないのか
意外にお気に入りのおまけ？リモワスーツケースに付属するタグの使い方について考える
機内持ち込み可能なRIMOWA SALSA（リモワ サルサ）が欲しくなった
初の機内持ち込みリモワの購入？RIMOWA SALSA 859.52プロセッコ(シャンパンゴールド)35リットルを選んだ理由
並行輸入品でも品質に問題なし？実際にee-shoppingからRIMOWAスーツケースを購入した時、どんな商品が届くのか？
機内手荷物持ち込み対応35リットルリモワ(RIMOWA)スーツケースの追加？管理人がサルサデラックス 852.52 ブラウンを購入した理由
リモワ(RIMOWA)のスーツケースの鍵が開かない時の原因とロック解除のための解決方法
35リットルサイズの壁は絶対なのか？機内持ち込み手荷物対応RIMOWA(リモワ)スーツケースを考える
国際空港への国内移動手段としてのLCC利用で機内持ち込みサイズのリモワスーツケースは活用できるのか？
0 件のコメント:
コメントを投稿