管理人宅の2014年夏ヨーロッパ個人旅行の目的地の1つとして、クロアチアにあるドゥブロヴニクという観光都市も加えることにしました。
参考リンク:
ドゥブロヴニク
(Wikipediaさんより)
管理人宅としては、利便性とコストパフォーマンスからヨーロッパ域内の大手格安航空会社と言えるeasyJetさんを利用することにしていたのですが、その時に、とても悩むことになったのが、どのようなルートと日程でドゥブロヴニクを訪れるべきなのかということでした。
というのも、2014年8月のドゥブロヴニクへのeasyJetさんの運航予定を確認してみると、様々な都市から就航していることがわかるからです。
具体的には、
○イギリス
・ガトウィック空港(ロンドン)
・スタンステッド空港(ロンドン)
・エディンバラ空港(エディンバラ)
○フランス
・オルリー空港(パリ)
・リヨン空港(リヨン)
○イタリア
・フィウミチーノ空港(ローマ)
・マルペンサ空港(ミラノ)
○ドイツ
・シェーネフェルト空港(ベルリン)
○スイス
・コアントラン空港(ジュネーブ)
となっていて、合計9つの路線が運行されています。
参考リンク:
easyJet Route Map
(easyJetさんより)
そのため、フランスのパリからドゥブロヴニクを訪れ、ドゥブロヴニクからドイツのベルリンを目指すというような、無駄のない効率的な一筆書きでのヨーロッパ周遊もプランニングも可能になることを意味します。
ただし、easyJetさんの路線を選択した上で、こうしたプランニングを行う時に、注意しなくてはいけないことが存在するのも事実です。
その注意点とは、
1、就航している空港毎に運航日数が異なる
2、ドゥブロヴニクへ向かう路線は早朝便が多い
という2つです。
それでは、それぞれを見ていくことにしましょう。
まず、1つめの、就航している空港毎に運行している日数が異なるということですが、それぞれの空港の運行日を見てみると、
○イギリス
・ガトウィック空港:毎日往復1便運航。水、土は一日2便
・スタンステッド空港:水、金、日は往復1便運航
・エディンバラ空港:火、土は往復1便運航
○フランス
・オルリー空港:月、火、金、土、日は往復1便運航
・リヨン空港:火、土は往復1便運航
○イタリア
・フィウミチーノ空港:月、火、水、木、土、日は往復1便運航
・マルペンサ空港:月、水、金、日は往復1便運航
○ドイツ
・シェーネフェルト空港:月、土は往復1便運航
○スイス
・コアントラン空港:月、水、土は往復1便運航
という形になっていて、最も運行日数の多い、イギリスのガトウィック空港が1週間で往復9便も運行されている一方で、エディンバラ空港、リヨン空港、シェーネフェルト空港といった空港は1週間に往復2便のみの運航と、はっきりとした大きな差が存在しています。
そのため、実際に旅行を行う日程によっては、希望するような都市とドゥブロヴニクをeasyJetさんの路線を利用して移動することが難しくなる可能性があり、管理人自身も、この制限によって、旅行の日程を大きくアレンジする必要がありました。
やはり、こうした時にポイントになるのは、それぞれの国の首都に位置するためか、運航日数が格段に多いイギリスのガトウィック空港、フランスのオルリー空港、さらには、イタリアのフィウミチーノ空港の利用を前提にすると旅程の自由度が大きく広がるため、行きと帰りのいずれかにこれらの空港を組み込むことが、プランニングの基礎部分作成としてはおすすめと言えるかもしれません。
次に、2つめの、ドゥブロヴニクへ向かう路線は早朝便が多いということも、個人旅行でドゥブロヴニクを訪れる際には意外に注意しなくてはいけない部分です。
というのも、合計9つの空港からドゥブロヴニクへ向かう36本の路線のうち、21本が午前8時以前に出発時間を設定している路線になっているからです。
具体的には、
○イギリス
・ガトウィック空港:水、金、土、日の合計4便
・スタンステッド空港:水、金、日の合計3便
・エディンバラ空港:火、土の合計2便
○フランス
・オルリー空港:金、土、日の合計3便
○イタリア
・フィウミチーノ空港:火、水、木、日の合計4便
・マルペンサ空港:月、水、金、日の合計4便
○スイス
・コアントラン空港:月の合計1便
となっています。
そのため、ドゥブロヴニクへの移動当日は、空港へ余裕を持って到着するために、空港近くのホテルに宿泊したり、あるいは、公共交通機関の始発を利用する必要があったり、公共交通機関に比べ、どうしても割高になりがちなタクシーなどの利用を選択しなくてはいけないケースも存在するはずです。
このように、ドゥブロヴニクへ向かうeasyJetさんの全路線の約58%が早朝便という状況ですが、その一方で、ドゥブロヴニクからそれぞれの都市の空港へ向かう路線に午前8時以前の早朝便は36便のうち0便という、1便も存在していないという結果にも、空港使用料や時間帯ごとの空港の混雑状況が大きな影響を与える格安航空会社の経営戦略がしっかり表れているようで、管理人としては興味深いと感じました。
ちなみに、easyJetさんが販売する航空券の価格を見てみると、全体の傾向としては、早朝便はあまり人気が無いようで、日中の便に比べると十数%から数十%ほど安価な価格設定になっていることが多く見られました。
そのため、朝早くの移動が必要という多少の不便は覚悟の上で、あえて早朝便を選択し、安価な販売価格での購入と、目的地での滞在時間の有効利用という2つのメリットを手にするというのも面白い選択肢かもしれませんね。
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