2014年10月17日の発売日からメインのGPSウォッチとしての活躍が始まっているSF-810Bですが、今現在2013年モデルのSF-710Sと比較してもなかなか満足度の高いお買い物になったと感じています。
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やはり、予約購入前の段階から予想していたように、心拍計が内蔵されているGPSウォッチの使い勝手というのはこれまでのGPSウォッチとは別物でした。
実際、SF-810Bを装着し、GPS測位が完了した時にはもうすでに心拍数記録の準備も完了済みで、後は走り出すだけの状況です。
そのため、胸部に装着するタイプの心拍計利用時や別の腕時計式心拍計を利用時とは準備から実際に走り出すまでのタイムラグと呼べるものはほぼ限界まで削減されることになりました。
さて、そのSF-810Bですが、実は管理人としては購入前から確かめてみたいと感じていたことがありました。
それが、SF-810B/VとSF-710SではGPS測位の速さに違いはあるのかということです。
やはり、走り出す前に必ず必要になるGPS測位の時間が短いことはランニングやジョギングを日常的に楽しむ上ではとても重要なことですから。
そこで、管理人自身、実際にSF-810BとSF-710SのGPS測位の速さを比べてみることにしました。
具体的な比べるための方法はというと、
・ GPS測位を開始から測位完了までの時間を計測
・1mほどの高さの台座に安定した状態で固定
・計測した項目は
電源オフ状態から電源オン直後
電源オン状態で10km単位の移動後
AGPS機能利用後
前回のGPS測位から数分以内
といったものです。
さて、その結果は、SF-810BでもSF-710Sでも
・電源オフ状態から電源オン直後:30秒台から40秒台
・電源オン状態で10km単位の移動後:30秒台から40秒台
・AGPS機能利用後:8秒から10秒前後
・前回のGPS測位から数分以内:8秒から10秒前後
という形でした。
管理人注:
管理人が購入し、実際に使用している個体で2014年10月にGPS測位した結果です。
そのため、GPSウォッチ自体の個体差や今後のファームウェアアップデートでこの実験とは異なる結果になる可能性もある以上、あくまで目安としての利用がおすすめです。
ちなみに、同じ条件で同時に測位したにも関わらず、差が生じたケースでも数パーセント以内ということもあり、それほど2つの製品間で大きな変化は見られませんでした。
ただ、厳密に比べた場合、わずかな差だとしても、SF-810Bの方が短時間で測位終了となるケースも多く、確実にGPS測位の性能は進化していると管理人自身感じています。
また、今回の実験ではそれぞれ50回ほど、様々な条件でGPS測位を繰り返したのですが、SF-710Sでは、やや雲の厚い曇りの空とは言え、本来30秒台から40秒台でGPS測位が完了するはずの条件で、1分ほどの時間が経過したケースが2回ほどあったのも事実です。
一方のSF-810Bでは、そうしたケースは1回も発生しませんでした。
そのため、好条件でのGPS測位では感じることができないものの、GPS測位の安定性とでも呼べる性能は、SF-810B/Vで確実にアップデートされているのかもしれないと考えています。
このあたりは、大雨時やビル街でのGPS測位を含め、 今後、実際のSF-810Bの利用の中でじっくり確かめていきたいと考えている部分です。
それにしても、あらためて実感したのですが、AGPSを利用したGPS測位は、約3倍から4倍の高速化が実現するなど、圧倒的ですね。
確かにAGPSの利用には事前にBluetooth4.0に対応したiPhoneやiPadなどと、SF-810B/VやSF-710Sの接続が必要など、少しだけ手間が増えるというデメリットがあり、敬遠されているユーザーもいらっしゃるかもしれません。
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しかし、一度でもペアリングしている場合、その後は10秒前後でAGPSの利用準備が完了可能で、それも屋外などで実際に走り出す前に手軽に行える事前準備ですから、せっかくAGPS対応のSF-810B/VやSF-710Sなどを利用しているのならば、この便利な機能を積極的に活用するのもなかなかおすすめだと思いますよ。
実際、管理人はAGPSなしで利用することが考えられないくらい、この機能に魅了されていますから。
管理人おすすめのSF-810B/V購入先リンク:
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