毎日継続する習慣としてランニングなどの運動を楽しんでいる管理人ですが、そのランニングをより楽しむために愛用している製品の1つにエプソンさんの販売するGPSウォッチ、WristableGPS SF-710Sがあります。
ただ、2013年11月のSF-710S発売から1年近くが経過し、その後継機でさらに上位機種となるSF-810B/Vが発売されることになりました。
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参考リンク:
EPSON WristableGPS SF-810B
(Amazonさんより)
SF-810B/Vの製品情報
(エプソンさんより)
2014年の新製品となるSF-810B/Vの最も特長といえば、本体に心拍計が内蔵されているため、SF-710Sまでのように外部接続の心拍計を必要としないということです。
これは、運動を始めるまでの準備時間が大幅に短く、快適になるだけではなく、胸部に装着するタイプのベルト式の心拍計利用時の洗濯や、心拍計購入のための追加コストが不要になるという意味で、想像以上に大きな進化と言っても言い過ぎではありません。
実際、管理人自身、2013年のSF-710S購入に引き続き、2014年のSF-810B/Vの購入も即座に決定した程ですから。
では、SF-710SとSF-810B/Vにはこの心拍計測機能以外に、どんな違いがあるのか?
それを調べるために、それぞれのユーザーガイド(取扱説明書)を詳細に比べてみることにしました。
ちなみに、SF-710SとSF-810B/Vの製品パッケージには、クイックガイドのみが添付され、詳細な取扱説明書と言えるユーザーガイドはダウンロードを行なって閲覧する必要があるため、注意が必要です。
参考リンク:
SF-810B/Vマニュアルダウンロードページ
SF-710S マニュアルダウンロードページ
(エプソンさんより)
さて、この2冊のユーザーガイドを比べてみた結果はというと、
1、電池残量表示の内容変更
2、インドアモードの設定方法が変更
3、ウェイポイント機能の削除
4、心拍ゾーンのオートゾーン設定の追加
5、シリアスランナー向けの心拍測定設定の追加
6、サイズや重さ、バッテリー寿命
の6つが違いとして見つけることができました。
それでは1つずつ見ていくことにしましょう。
まず、1つめの、電池残量表示の内容変更は、
○SF-810B/V
・GPSオン+HRモニターオフ
バッテリー目盛3:24時間から17時間
バッテリー目盛2:17時間から10時間
バッテリー目盛1:10時間から3時間
バッテリー目盛0:3時間から0時間
・GPSオン+HRモニターオン
バッテリー目盛3:20時間から17時間
バッテリー目盛2:14時間から8時間
バッテリー目盛1:8時間から2時間
バッテリー目盛0:2時間から0時間
○SF-710S
・GPSオン+HRモニターオフ
バッテリー目盛3:30時間から21時間
バッテリー目盛2:21時間から12時間
バッテリー目盛1:12時間から3時間
バッテリー目盛0:3時間から0時間
・GPSオン+HRモニターオン
バッテリー目盛3:26時間から18時間
バッテリー目盛2:18時間から10時間
バッテリー目盛1:10時間から2時間
バッテリー目盛0:2時間から0時間
となっています。
ユーザーガイド参照ページ:
SF-810B/V 30ページ
SF-710S 30ページ
2つめの、インドアモードの設定方法は、
○SF-810B/V
時計表示中に右上のCボタンを押す
↓
GPS測位中に「インドア」を選択
○SF-710S
時計表示中に右上のCボタンを長押しする
といった違いがあります。
ユーザーガイド参照ページ:
SF-810B/V 32ページ
SF-710S 32ページ
管理人自身、屋内の運動時にはインドアモードをよく利用していたのですが、SF-710S方式のように、ボタンの長押しの方が操作手順も少なく、直感的なので好印象だと感じるのも正直な部分です。
3つめの、ウェイポイント機能は、SF-710Sでは搭載され、SF-710S本体やPC上での設定に対応している一方で、SF-810B/Vのユーザーガイドではその機能の記述自体が削除されるという結果になっています。
ユーザーガイド参照ページ:
SF-810B/V 記述自体なし
SF-710S 62ページ、100ページ
このウェイポイント機能は設定した地点までの方角や直線距離、標高差を通知する機能なのですが、ランニングやジョギングの実態を考えると、直線だけで移動することは難しいですから、機能としての活用が難しく、削除されるという結論になったのかもしれませんね。
4つめの、心拍ゾーンのオートゾーン設定はSF-810B/Vにのみ追加されることになりました。
この心拍ゾーンのオートゾーン設定とは、設定された生年月日を元に、心拍ゾーンを自動的に割り振るというもので、初期設定時の手間が大きく軽減される可能性のある機能です。
ユーザーガイド参照ページ:
SF-810B/V 95ページ
SF-710S 111ページ(オートゾーンについての記述はなし)
管理人自身、SF-710Sの心拍ゾーン設定を試行錯誤しながら設定した経緯があるため、素直に好感が持てる新機能と言えます。
5つめの、シリアスランナー向けの心拍測定設定もSF-810B/Vで追加された新機能です。
具体的には、
ランニング時の脈拍が120bpm以下
ウォーキング時の脈拍が70bpm以下
におさまることが多い方は心拍設定を初期設定の「設定1」から「設定2」に変更する必要があります。
ユーザーガイド参照ページ:
SF-810B/V 96ページ
SF-710S 記述自体なし
最後に6つめの、サイズや重さ、バッテリー寿命はそれぞれ大きく異なるため、これらの記述も違ったものになっていました。
具体的には、
・厚さと重さ
SF-810B/V:厚さ14.2mm、重さ約52g
SF-710S:厚さ13.6mm、重さ約59g
・バッテリー寿命
○時計表示時のバッテリー寿命
SF-810B/V:16日間
SF-710S:20日間
○脈拍計測オンでGPS利用時のバッテリー寿命
SF-810B/V:20時間
SF-710S:26時間
○ 脈拍計測オフでGPS利用時のバッテリー寿命
SF-810B/V:24時間
SF-710S:30時間
となっています。
ユーザーガイド参照ページ:
SF-810B/V 124ページ
SF-710S 142ページ
こうしてユーザーガイドを徹底的に比べてみると、基本的にSF-810B/VはSF-710Sの操作方法などを大きく変更せず、それでいて内蔵心拍計の搭載だけではなく、無理のない範囲で細かな改良を組み込んでいる新製品ということがわかりますね。
次回以降の記事では、実際に管理人宅に届けられたSF-810Bを開封の後、
管理人の家族所有のSS-700T
管理人愛用のSF-710S
と、SF-810Bの比較を行ってみたいと思います。
管理人おすすめのSF-810B/V購入先リンク:
・管理人も購入の内蔵心拍計搭載最新モデルのブラックバージョン
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・内蔵心拍計搭載の最新モデルのバイオレットバージョン
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追記1:続きの記事を書きました
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追記2:さらに続きの記事を書きました
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