最近話題となっているインターネット上でのマネタイズ問題ですが、なかなか難しいというのは変わらないようです。
というのも、気になったのがこのツイート。
45万ダウンロード超えてるのに、ラブひな巻末の「アマゾン・アフィリエイト」購入者数がゼロ
赤松健さんのtwitterアカウントより
アフィリエイトのトラフィックについてなので、短期的な状況では成否はわからないものですし、赤松健さん自信のポジショントークな部分も全くないとは言えないでしょう。
ただ、マネタイズの手段として、今後、無料で配布した雑誌・コミックなどに広告を織り込むというのは、どのような結果を迎えるかは管理人個人としても気になります。
とはいっても、最近のウェブを使った広告という手法には懐疑的。販売業者が考える以上に昨今の消費者は賢いので、個々の消費者にとっての「いい商品」以外は買わないという切り札を頻繁に行使してきます。
このような厳しい現状で、今その消費者に広告している商品はその時、その人に、その性質が本当に価値有るものなのかというと、残念ながらそうではないことが圧倒的に多いというのが正直なところ。
そういう広告に触れている時間は消費者にとっても無駄でしか無いですし、広告費を拠出した提供社にとっても無駄でしか無いと。
結局、これは不幸な出会いなんですね。
不幸な出会いが続いたとき、広告自体を忌避したくならないという保証はないでしょう。
インターネット広告を徹底的に除去する、Firefoxのアドオン、Adblock Plusなんかのように。
参考リンク:
Adblock Plus 1.3.1
これがインターネット上での取引ははあくまでビジネスの両輪の一つであって、もう一つ、インターネットに頼らないビジネスを持っているならそれほど問題にはならないでしょうが、これからはそうはいってられないパターンも増えていくと思います。
特に、電子書籍等を使ったコンテンツビジネスなんかは特に。
管理人個人としては、広告は苦手です。かといって、全く利用しないかといえばそうではありません。
大きく分けて二つ。欲しい情報と広告が完全にマッチしたときと、寄付の一環としてです。
一つめの例としては検索エンジンのスポンサードリンクがあります。
何かしらの製品名で検索したときに、スポンサードリンクにAmazonさんなんかが並んでいたなら、カスタマーレビューと、平均的な価格相場を知るためには手っ取り早いので、そこからアクセスします。
もうひとつは、個人ブログにおけるアフィリエイトリンク。
また個人的に読んでて楽しいブログ記事を書いてくださるブロガーさんなんかの広告リンクは、できるだけ利用するようにしたりもしています。
結局、ビジネス視点で見たとき、努力でどうにか出来るのは、一つめの広告利用なんですよね。
欲しい情報と完全にマッチした広告が嫌われることはないでしょうから。
そうなると、今度は、どうやって、ユーザーのニーズを継続的にほぼ完全に近い形で入手し続けるかということが問題に。
これは、同意の上でのユーザーから提供を受けるしか無いでしょうね。
今現在だと、アクセス履歴から収集した情報を元に広告掲載が行われていますが、これを自己申告も含めた形に進めるというものです。
確かに気持ち悪いと感じる部分もありますが、一部では当たり前に行われており、それに関わったことがないという人はほぼいないというレベルで実は浸透中です。
ポイントカードやクレジットカードを持ったことがないという人は稀でしょうから。
表に出す出さないは別として、顧客の利用履歴はマーケティングに利用されています。
分野が異なるだけで、それと実質的な大差はないです。どちらも不気味さを感じさせるのも同じ。
ただ、管理人個人としては嫌ですね。管理人だけでなく、多くの人もそうだと思います。監視されるのが好きな人は多くはないでしょうから。
だからこそ、広告を提供する側はインセンティブを用意してくるはず。
広告用の情報を提供することに同意したなら、特定ソフトを無料で使わせてくれるとか。あるいはプロバイダ料金を半額というように大幅に値引きするとか。
そうやって、次第にこういった広告モデルが認知されていくに従って、提供していない人が高価格利用料などの不利益を受けるように移行していって、結果的に情報提供をすることが当たり前になるように誘導するんだろうなとぼんやり思い描いていました。
確かにこういう世界だと不幸な出会いはなくなるけど、なにか違うと思っちゃいますね。
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