2016年10月29日土曜日

一日300円ちょっとで空港からベルサイユ、パリ中心部まで公共交通機関が乗り放題のフリーパス、ナヴィゴ(Navigo)をシャルルドゴール空港で購入してみた


管理人宅で2016年夏に楽しんだパリ滞在では、公共交通機関の利用が多くなる予定だったので、ナヴィゴ(Navigo)と呼ばれるフリーパスを導入することにしました。

このナヴィゴとは、パリの中心部からシャルルドゴールやベルサイユ宮殿なども服郊外にかけて運行されている電車やメトロ(地下鉄)、バスなどの公共交通機関が乗り放題になるフリーパス機能のあるカードのこと。

実際の利用では、日本でも一般的なSuicaのように読取機にタッチするだけと手軽なだけではなく、 1週間で22.15ユーロ(日本円で約2,500円)、つまり1日300円台とお得にパリを移動できるメリットはとても大きなものになります。

特に、パリの玄関口のシャルルドゴール空港からパリ中心部に移動するだけで電車やバス問わず片道でも10ユーロ以上は必要ですから、単純に空港とパリ中心部を往復するだけでも元が取れてしまうお得なフリーパスといえますね。


ただし、このナヴィゴには少しだけ注意点が存在しています。

それが、パリの現地で顔写真入りのカードを作成後に利用分のチャージが必要なこと。

つまり、
1、事前に顔写真を用意する
2、ナヴィゴの売り場を探して購入する
3、顔写真とナヴィゴを正しく組み合わせる
4、ナヴィゴに利用金額をチャージする
という4つの関門を乗り越える必要があります。

とは言え、それが難しいものだったのかというと、フランス語は日常会話も話せない管理人と管理人の家族が実際に体験した限りでは問題もなく、スムーズにナヴィゴを使い始められました。

それでは、実際に使い始めるまでの流れを見ていくことにしましょう。

まず、1つめの関門の顔写真は、サイズが決まっていますから、日本を出発する前に用意することで全く問題はありません。

そのサイズはナヴィゴの公式サイトに掲載されていて25x30mm(2.5cm×3cm)

参考リンク:
ナヴィゴの詳細情報(フランス語)
RATPさんより)


また、パリに到着してからの無用なトラブルを回避するために、 パスポート用の写真と同様に、顔の写真上の位置のバランス、角度、明るさ、帽子やサングラスを装着しないなど、いつもより少しだけ注意が必要かもしれません。

参考リンク:
パスポート申請用写真の規格
外務省さんより)


次に、2つめの関門のナヴィゴの売り場を探すことが早くも最大の難関かもしれないと管理人は考えています。

というのも、ナヴィゴ自体、係員のいる窓口での対応が必要になる商品になっているからです。

そこで管理人が実際に利用したのが規模の大きな駅の1つ、シャルルドゴール空港の鉄道駅にある窓口。

この場合、空港内のいたるところに掲示されているParis by trainという案内表示に従うだけでたどり着けますから、大きな問題はないはずです。


歩く歩道やエスカレーターを通って到着した場所にあるのがこの窓口。

さて、ナヴィゴの売り場に到着した後は購入することになるのですが、その時に用意したのが、A4の半分くらいのサイズの紙に必要事項をまとめたメモです。

具体的には、空港からパリ中心部、ヴェルサイユ宮殿までカバーするゾーン1からゾーン5まで有効な状態のナヴィゴを、2016年7月28日(木曜日)から31日(日曜日)までの有効期限で管理人の家族の2人分購入するために、
Navigo Decouverte
2 Adults
Zone 1 ⇔ Zone 5
  Airport to Versailles Palace
1 week pass
28 July (Thursday)  →  31 July(Sunday)
といった内容を記載しました。


このメモを受け取った窓口の係の方は、管理人が他にも顔写真も手に持っているのを見て、その写真も渡すように指示。

その指示に従うと、ナヴィゴの購入はもちろん、顔写真との組み合わせ作業、さらには1週間分のチャージまでテキパキと手続きを完了してくれました。

つまり、2つめの関門をクリアしたと思った時には、親切な駅係員の方のおかげで3つめと4つめの関門もあっさりクリアできてしまったことに。

このあたりは、事前に準備した顔写真が駅係員の方に見えていたことと、こちらからの依頼内容が書かれたメモが駅係員の方にも分かりやすく好評だったことが良かったのかもしれません。


もちろん、ナヴィゴを入手するのためには、こうした形での一手間が必要なのも事実。

しかし、ナヴィゴは一度作成すると次に訪れた時も再びチャージするだけで利用できますから、パリを何回か訪れる場合には十分活用できるサービスです。

しかも、ピッとタッチするだけでスムーズに公共交通機関を利用できる楽しさや快適性まで考えると、お得度を以上にもっと早くに作成しておくべきだったと管理人宅では後悔してしまったほどですから。




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