2016年10月13日木曜日

来年のクリスマスまで予約できる2017年1月末までJAL国際線燃油サーチャージ10ヶ月連続の廃止決定


2016年10月12日のことですが、マイルを利用した特典航空券を含む、JAL国際線予約時に必要な燃油サーチャージについて、2017年1月31日までの廃止がJALさんのプレスリリースで発表されました。

この燃油サーチャージの廃止は、2016年4月1日から開始されたものですから、期間的には10ヶ月連続で燃油サーチャージの負担なしで国際線の予約ができていることになります。

参考リンク:
2016年4月から2017年1月までのJAL国際線燃油サーチャージ
JALさんより)

管理人作成の関連記事:
JAL国際線燃油サーチャージ 激動の10年を振り返ってみる

燃油サーチャージ廃止がJAL国際線で実施された時に慌てないためのQ&A


ちなみに、JAL国際線は特典航空券も有償の航空券も、一部の上級会員が例外的に搭乗日の335日前から予約可能な以外は通常は330日前からの受付開始です。

最大で2017年1月31日が330日前にあたる2017年12月27日搭乗分、つまり来年のクリスマスくらいまでは燃油サーチャージの存在を考える必要はないということですね。

参考リンク:
JAL国際線  330日前計算
JALさんより)

管理人作成の関連記事:
335日前からのJAL特典航空券 すべての手続きスケジュールをまとめてみた


そうなると、次に気になるのが、一年間で人気が集中し特典航空券も予約が確保が難しく、航空券価格も高騰しやすい繁忙期の1つ、大晦日や元旦などの年末年始を含む旅程の燃油サーチャージ。

これについては、2017年2月1日以降にしか予約できない旅程ですから、今から約2ヶ月後の12月初旬から中旬にかけて発表される、2017年2月1日から3月31日分までの燃油サーチャージ条件の発表を待つ必要があるということに。

ただし、今現在、北半球が本格的な冬の到来を前に原油価格が上昇中。

それに比例する形で燃油サーチャージを決定する重要な要素の1つ、ジェット燃料価格も着実に上昇していますから、管理人の予想では、2017年2月1日以降に発券するJAL国際線航空券は燃油サーチャージが復活してしまうと考えています。

もちろん、もう1つの燃油サーチャージを決定する要素、USドルと日本円の為替が大幅な円高方向に変動する場合、ジェット燃料価格の上昇分を打ち消すことも可能です。

しかし、そうした期待とは逆に1USドル=104円台へと円安方向に動いている状況ですから、燃油サーチャージ復活は避けられない可能性は大。

そうなると、2017年1月31日の時点で予約可能な来年のクリスマスまでの旅程のうち、確定しているものは予約してしまった方が燃油サーチャージ分だけお得ということになるはずです。

とは言え、一点だけ注意しなくてはいけないのは、仮に2017年2月1日から燃油サーチャージが復活しても、その金額はいきなり高額になるわけではないということ。

というのも、燃油サーチャージはジェット燃料価格と為替平均を元にA~Eのゾーンに区分されているからです。

最も安価な韓国と最も高額な北米やヨーロッパなどの目的地の片道分の金額を見ても、
韓国
 A:200円 → B:300円 → C:500円 →・・・
北米やヨーロッパなど:
 A:3,500円 → B:7,000円 → C:10,500円 →・・・
というようになっていて、過去に必要だった燃油サーチャージのようにいきなり数万円の負担が上乗せされるわけではありません。

参考リンク:
国際線「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)
JALさんより)

管理人作成の関連記事:
燃油サーチャージの変更は何時からの新規予約や予約変更が対象になるのか


実際、管理人の予想通り、燃油サーチャージが2017年2月1日から復活してもその区分は最も安価なゾーンAかその1つ上のゾーンBのいずれかでしょうから、その燃油サーチャージの負担金額もある程度限られたものになるはずです。

そう考えると、仮に燃油サーチャージが必要になっても、より条件や都合の良い旅程を確保するために、2017年2月1日以降に国際線航空券を予約するというのも選択肢としてはまだまだ十分魅力があると管理人自身は感じています。




管理人作成の燃油サーチャージ&差額調整の関連記事:
燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか 
(2014年10月2日)

燃油サーチャージの変更月に特典航空券を変更した時、どのように差額は返金されるのか
(2014年10月13日)

4ヶ月で約50%割引の衝撃?JAL国際線特典航空券の燃油サーチャージは2014年度にどんな変化をすることになったのか 
(2014年12月18日)

燃油サーチャージが下がった直後だからこそ、特典航空券だけではなく有償の国際線航空券もお買い得なチャンスだと感じた理由
(2015年2月5日)

JAL燃油サーチャージの2015年度版の改定と2015年4月1日から5月31日までの燃油サーチャージ金額はどういったものになったのか
(2015年2月8日)

JAL国際線の有償航空券や特典航空券をキャンセルした時、航空券代金や燃油サーチャージはどんなスケジュールで返金されるのか
(2015年7月16日)

マイルに加えて燃油サーチャージと税金の合計金額さえも大幅割引?最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の支払金額のお得度を計算してみた
(2015年9月4日)

必要マイル数も燃油サーチャージ・税金も最大数十%お得な海外発JAL国際線特典航空券 最大のデメリットとその対策
(2015年9月7日)

JAL国際線特典航空券で燃油サーチャージ金額の値下げが予想される時にそのメリットをしっかり受けるための2つの方法
(2015年10月12日)

2015年12月1日からのJAL国際線燃油サーチャージ値下げでの払い戻し金額を発券時期ごとに比べてみた
(2015年10月22日)

JAL国際線特典航空券で距離ごとの必要マイル数と燃油サーチャージ金額のお得度を計算してみた
(2015年11月10日)

JAL国際線特典航空券で予約可能な全目的地の距離、必要マイル数、燃油サーチャージを比べてみた
(2015年11月13日)

最大数万円が返金される燃油サーチャージ値下げ後の国際線特典航空券の予約変更を実際に体験してみた
(2015年12月1日)

2016年4月にJAL国際線燃油サーチャージが廃止された時、どんなことが起こるのか
(2016年1月3日)

JAL国際線燃油サーチャージ 激動の10年を振り返ってみる
(2016年1月5日)

海外発と国内発の2つのJAL国際特典航空券では燃油サーチャージの負担にどんな違いが生まれてしまっているのか
(2016年1月7日)

改悪前に発券済みのJAL国際線特典航空券を2016年4月の燃油サーチャージ廃止後に予約変更した時、大幅に増加した必要マイルは請求されてしまうのか
(2016年1月15日)

燃油サーチャージ廃止がJAL国際線で実施された時に慌てないためのQ&A
(2016年2月8日)

JAL国際線燃油サーチャージの2016年4月1日からの廃止決定と今後の注意点
(2016年2月9日)

燃油サーチャージの変更は何時からの新規予約や予約変更が対象になるのか
(2016年4月1日)

JAL国際線燃油サーチャージが2016年7月まで4ヶ月連続の廃止が決定
(2016年4月10日)

0 件のコメント:

コメントを投稿