2016年10月26日水曜日

ダウングレードリスクもあるヒルトンのフロントチェックイン VS オンライン&アプリチェックインの大きすぎる優劣


ヒルトンさんをメインのホテルグループとして愛用している管理人にとって、滞在の度に頭を悩ませることが、チェックインをどのように行うのかということです。

というのも、ヒルトンさんでは、従来から一般的な到着したホテルのフロントでのチェックインに加えて、公式ホームページ上でのオンラインチェックイン、さらには専用アプリ上からのアプリチェックインも提供されていることがその理由です。

ちなみに、管理人自身は、フロントでのチェックインの前に宿泊する部屋番号まで決めてしまう場合、当日のリアルタイムな空室状況を反映したアップグレードの恩恵をフルに受けることが難しいかもしれないと考え、これまでは国内外のホテルを問わず、積極的にオンラインチェックインやアプリチェックインは利用することはありませんでした


しかし、そんな方針を180度変更する出来事を経験したのが、2016年10月初旬の3連休。

その経験の結果、 フロントチェックインと比べて、あらかじめ宿泊する部屋を確定できるオンラインチェックインとアプリチェックインの持つ大きな優位性を実感することになりました。

というのも、その3連休中に管理人宅が宿泊したホテルでは満室になっていたのですが、その結果、一度は提供が決まっていたはずのアップグレードが全く提供できない状況になってしまったからです。

ちなみに、前日の午前6時頃から確認可能なオンラインチェックインとアプリチェックインでは、ダイヤモンド会員特典によって、元々管理人宅が予約した部屋よりも1段階アップグレードされたカテゴリの部屋を選ぶことができる状態でした。

しかし、オンラインやアプリでのチェックインを行わないまま、管理人がチェックインが開始される時刻を少し過ぎた頃にホテルのフロントでチェックインをお願いした時には、提供されていたはずのアップグレードは取り消されてしまい、本来の部屋のまま宿泊するしかないとの説明を受けることになってしまいました。

つまり、オンラインやアプリでのチェックインで、アップグレードが表示されたからといっても、その時点で確定されていない場合、他のアップグレード候補者に確保されてしまうことも実際に起ってしまうということです。

その結果、フロントでのチェックインにこだわってしまうと、せっかく提供されていたはずのアップグレードが失われ、ダウングレードされてしまうリスクも考える必要がありますね。

もちろん、管理人宅での今回の経験は、満室のタイミングで発生してしまったトラブルですから、少し特殊なケースと考えるべきかもしれません。

実際、これまでの管理人が行ってきた年間数十回程度のヒルトンさんでの滞在で、オンラインやアプリでのチェックインを行わないことが原因のトラブルはこれが最初のものでしたから、提供できる部屋に余裕のあるタイミングでは実感できず、満室の時に宿泊してはじめて困ってしまう珍しい種類のトラブルと管理人は考えています。

しかし、アップグレードはあくまでホテル側の厚意で行われるとは言え、確定していたと思っていたアップグレードが知らぬ間に取り消され、ホテルのフロントでダウングレードが告げられる経験はなかなかショッキングなものでした。

それを確実に避けるためにも、繁忙期の時期は確実にオンラインやアプリでのチェックインを行い、それ以外の時期も積極的なこれらのチェックインサービスを利用するのが安心なのかもしれません。


ちなみに、そういった事情をフロントの係の方に伝えても、満室の時点でやりくりで解決できる問題ではないという結論らしく、丁寧なお詫びの言葉とちょっとしたアメニティーのプレゼントをいただくことになりました。

とは言え、一度持ち上げられて、そこから落とされたような残念な印象から始まる滞在になるのは避けられませんから、そういった状況を避けるためできる限りの対策を取るのが本当におすすめですね。
 

また、少なくともアップグレードの権限では、当日のホテルのフロントでの手続きよりも、事前のオンラインやアプリでの手続きの方が優先されてしまうということも今回の経験で理解しました。

そういった事情がありますから、これまではリピーターとして、ホテル側から上級会員特典以外にも様々な優遇を受けてきたという場合でも、オンラインやアプリでのチェックインが一般的になるにしたがって、アップグレードなど部屋関係のサービスに関しては「あれっ?」と驚くような残念な結果に遭遇する可能性も今後十分考えられるはずです。




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