2016年10月19日水曜日

海底140mを高速走行中の新幹線のすぐ隣にある青函トンネル記念館体験坑道を見学してきた


2016年の国内旅行で青森県の青函トンネル記念館を訪れた管理人宅では、管理人にとって念願の乗り物の1つだったケーブルカー、青函トンネル竜飛斜坑線 もぐら号の乗車を実現することができました。

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青函トンネルのある海底140mの世界へ青函トンネル記念館の体験坑道用ケーブルカー「青函トンネル竜飛斜坑線」に乗って行ってみた



そのケーブルカーに乗って到着したのはかつての竜飛海底駅。


北海道新幹線の開業までは世界でも珍しい海底にある駅として運営されていたものの、開業後は、駅としての機能は廃止され、竜飛定点と名前を変えることになったのですが、この場所が海底なのは今も変わりません。


ケーブルカーを降りると、終点で待機していたガイドさんの案内にしたがって、コンクリートで固められたトンネルを進んでいくことになります。


トンネル自体は飾りっ気のない無骨な作りながら、天井も高く横幅が広いなど、十分な開放感も確保され、歩きやすいものになっていました。

ただし、トンネルの壁面からじっとりと染み出す水分によって壁や地面は濡れていますから、少しだけ足元には要注意。


また、湿度も高めですが、換気はしっかり行われているようで、汗が吹き出すというような不快感はありません。


ちなみに、竜飛定点は、青函トンネル内のメンテナンスを行うための基地として、今現在も作業員の方による作業が行われているらしく、移動のための自転車が数多く配備されている様子も見られました。


そんなトンネルを少しの間歩いて到着するのが、体験坑道と呼ばれる重要なトンネルです。


この体験坑道は、青函トンネル開通工事で利用された工事作業用のトンネルに、実際に使用された重機など貴重な資料を配置した資料館として今現在は活用されています。


特に、展示されている重機などは実際にトンネルの掘削で利用されたものということもあってか、重量感と存在感が想像以上で、まさに自然への大きな挑戦のために活躍した道具という印象を強く感じました。


また、いくつかのパネルと自動的にスピーカーから再生される解説用のオーディオガイドが用意され、分かりやすく青函トンネル工事の難しさを理解できるように工夫されています。


途中には、少しリアルな人形を利用した実際の作業風景の再現も。


展示されたスコップやつるはし、各種工具などにこびりついた泥やサビ、傷、摩耗などもしっかり確認可能。

過去に実際の工事が行われた場所で、こうした展示を目の当たりにする衝撃はなかなか大きなもので、管理人が遠いこの場所にわざわざ来てよかったと思えたのは、実はこのタイミングでした。


ちなみに、体験坑道の途中には不思議なボトルが満載のビールケースが数多く積み重ねられています。


このボトルは、ビールが入っているわけではなく、函館にあるワイナリーが期間&数量限定で販売する、青函トンネルでの熟成を売りにしたワインの熟成が行われているとのことでした。

参考リンク:

はこだてわいんについて
はこだてわいんさんより)



さて、こうして体験坑道の見学が終盤に近づくのですが、その奥には体験坑道の中で最も特長的な場所があります。


それが、実際に新幹線が走行している線路と体験坑道を分ける大きな隔壁です。

つまり、この先には、青函トンネル内を猛スピードで走り抜けている新幹線が実際に走行している線路があります。

残念ながら、ゲートの先には進めず、見学中に新幹線が通過することもなかったのですが、タイミングによっては、本当に珍しい新幹線が海底トンネルを走り抜ける振動や音などを実際に体験できる幸運に出会うこともあるはず。



こうしてあっという間に海底での体験坑道ツアーは終了し、地上に戻ることになるのですが、帰りに利用するのはもちろん、行きでも利用したケーブルカー。


もちろん、降りてくる時と同様に、進行方向前方の席に座ると、トンネル内はもちろん、地上到着時の風門の様子がしっかり確認できますから、お子さんを連れている親御さんは席の確保を頑張りたいタイミングの1つですね。


地上に到着すると、トンネルに続く風門がゆっくりと閉じ始め、完全に閉鎖されるまで駅の外につながるドアは開きません。


こうして風門の開放動作で始まった体験坑道ツアーは風門の閉鎖動作で終了することになっているようです。




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